飯塚病院呼吸器内科のブログ
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

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Pulmonary Perifissural Nodule

スタッフのTBです。

Radiology. 2012 Nov;265(2):611-6.から引用させて頂きますが、
d0264356_1085844.png

こういう結節って喫煙者やリウマチの方などで目立ちますよね。
肺内リンパ節(IPLN)や炎症後変化と診断して、「大丈夫ですよ~」と説明していることが個人的には多かったのですが、その証明をしてくれた論文です。

Pulmonary Perifissural Nodules on CT Scans: Rapid Growth Is Not a Predictor of Malignancy.
Radiology. 2012 Nov;265(2):611-6.


<Purpose>
・肺癌スクリーニングトライアルに参加している喫煙者において、葉間裂周囲の結節(PFN)について、頻度、自然史、癌の確率を検討する

<Materials and Methods>
・対象:
 ドイツ・ベルギー合同のCTによる肺癌スクリーニングトライアル(NELSON)に参加している2994例
 現喫煙者もしくは既喫煙者で、重喫煙歴がある
 年齢は50–74歳
・CT:
 1年後と3年後に再撮影
 必要に応じて追加撮影
・結節評価:
 最初の撮影時に検索
 結節の容積を自動計測
 均一でsolid+レンズ状もしくは三角形+葉間裂に接している結節=PFNと定義
 ⇒形状や葉間裂との関係により、下記に分類
d0264356_10112962.png

 良性の定義:「フォローアップ期間中に増大しない」
         もしくは、「呼吸器専門医が良性と判断したもの」
 PFNの頻度、増大、癌である確率について評価

<Results>
・baseline screeningで1729例に4026の結節が発見された
 ⇒うち、19.7% (794/4026)がPFNに分類
・PFNについて;
 平均サイズ:4.4 mm (range: 2.8–10.6 mm)
 平均容積:43 mm3 (range: 13–405 mm3)
 癌であった確率:0%
 増大率:初回~1年後までの期間で15.5% (123/794)が増大
 容積倍化時間:400日未満だった症例が8.3% (66/794)
 *1個だけPFNが切除された⇒肺内リンパ節であった

<Conclusion>
・PFNはスクリーニングCTでよく発見される
・増大する確率は比較的低く、増大の速度も遅いものが多いが、8.3%は癌のように増大する
・しかし、癌であったものは一例もなかった
・PFNを認識する事で、要フォローを減少させることができる

Atypical PFNでも悪性は0だったとのことでしたが、まだ一応注意してフォローした方が良い、とdisucussionにありました。

参考になりました。
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by res81 | 2012-11-10 10:38 | 肺癌 | Comments(0)
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