飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

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GOLD2011の予後予測能 


スタッフのTBです。

昨日は「九州臨床画像解析研究会」に多数の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
個人的に大変刺激になり、早く論文を書きあげねば・・・とお尻に火が付きました。

でも、論文を書く前に、一本読んでみました。

2011年にCOPDの国際ガイドラインであるGOLDが改訂され、重症度評価・分類法が変更になりました。その検証論文です。デンマークから。

Prediction of the Clinical Course of Chronic Obstructive Pulmonary Disease, Using the New GOLD Classification: A Study of the General Population
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2012; 186: 975-981.


<Rationale>
・GOLD 2011によるCOPDの新分類は、肺機能・症状・急性増悪の頻度の3つが評価軸となっている。
d0264356_11225976.png


<Objectives>
・新分類法によるCOPDの予後予測能を検討

<Methods>

・コペンハーゲンで行われたCOPDについての疫学調査:2つ、6628例

<Measurements and Main Results>

・平均追跡期間:4.3 years
・検討項目:急性増悪、入院、死亡
・分類に基づく予後;
 group A…最初の1年での急性増悪:2.2% 1年/3年死亡率:0.6%/3.8%
 group B…最初の1年での急性増悪:5.8% 1年/3年死亡率:3.0%/10.6%
 group C…最初の1年での急性増悪:25.1% 1年/3年死亡率:0.7%/8.2%
 group D…最初の1年での急性増悪:28.6% 1年/3年死亡率:3.4%/20.1%
Groups B/D(症状が強い群)では、心血管疾患と癌による死亡率がA/Bと比較し5-8倍だった
d0264356_11231215.png

  (本文より参照)

<Conclusions>
・GOLDの心分類は、急性増悪のリスクを上手く予測できる。
・驚いたことに、group Bの方がGoup Cより予後が悪かった!
・症状が強い群では心血管疾患と癌による死亡が多いため、そちらの精査・加療が重要だろう。


とても重要な結果だと思います。
COPDの三大死亡原因である、呼吸不全・心血管疾患・癌のリスクがこの分類で分かりそうです。

しかし北欧は疫学系が強いですね・・・
社会保険制度と密接に関連していると思われます。
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by res81 | 2012-11-23 11:35 | COPD | Comments(0)
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