飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ7名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医6名(H28年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
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☆気胸・肺嚢胞スタディグループ 第12回勉強会☆

7月は肺癌診断会および画像診断セミナー⇒内科認定医試験を終え、結果待ちの中の後期研修医GSnowです。そろそろ国内留学に向けての履歴書書いたり、お部屋を決めたりしている最近です。
東京タワー・東京ドームを通りすぎつつ、先日「気胸・肺嚢胞スタディグループ」の勉強会に参加させていただきました。
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同種造血幹細胞移植は今まで経験がなく大変勉強になりました。

同種造血幹細胞移植(hematopoietic stem cell transplantation:HSCT)後の肺障害
移植後1ヶ月以内:好中球減少期
・Capillary leak syndrome
・びまん性肺胞出血(diffuse alveolar hemorrhage:DAH)
・Peri-engraftment respiratory distress syndrome:PERDS
・感染症:細菌性肺炎、真菌感染症
移植後1ヶ月~100日
・急性呼吸急迫症候群
・DAH
・Pulmonary cystlytic thrombi
・器質化肺炎
・感染症:PCP、CMV肺炎
移植後100日以降:晩期     ※免疫力は回復し非感染性疾患が多い
・閉塞性細気管支炎─慢性移植片対宿主病変
・好酸球性肺炎
・肺静脈閉塞症
・間質性肺炎類似肺線維化病変:OP、NSIP、LIP、DAD、PPFE
(画像診断 Vol.34, No.1,2014)

同種移植の方が自家移植より合併症が多く、GVHDが関与している。
HSCT後非感染性肺障害をIdiopathic pneumonia syndrome(IPS)やlate-onset noninfectionus pulmonary complication(LONIPC)というようです。LONIPCは移植後後期肺障害に限ったものを指します。

閉塞性細気管支炎症候群:Bronchiolitis obliterans syndrome(BOS)

概念:
非可逆的な細気管支の線維性壁肥厚と閉塞を来す疾患でGVHDと関連があり、T細胞性免疫が関与している。

検査:
呼吸機能検査:Airflow obstructioinを認め、閉塞性肺障害パターンを呈する。
       FEV1/FVC→定期的なフォローを行い早期発見を行う
気管支鏡検査:TBLB(※なかなか診断できない)
CT:呼気CT⇒Air-trappingを反映するlow attenuation areaを呈する(mosaic pattern)
   末梢の血管影の減少・縮小化、細気管支拡張
   移植前と移植後を比較し移植後肺過膨張の進行を確認
肺換気血流シンチグラフィー

治療:
肺機能検査による3ヶ月毎のフォロー
免疫抑制剤
ステロイド(※発表された施設の先生方はICS/LABAを使用しているようです)
AZM(J heart Lung Transplant 2010;29:531-7)
肺移植

のようです。間違っていればご指摘ください。。。
ERS 2014では、女性気胸について発表させていただきます。勉強しておかないと。。。
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by res81 | 2014-08-03 18:25 | 科の紹介 | Comments(0)
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