飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
お知らせ
福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医4名(H29年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

飯塚病院血液内科ブログ(←クリック)もお勧め!!
カテゴリ
全体
科の紹介
学会・研修会
身体所見
画像診断
気管支鏡
COPD
喘息
肺炎
抗酸菌
肺癌
間質性肺炎
咳嗽
胸水
胸膜癒着術
中皮腫
じん肺
真菌症
気管支拡張症
膠原病
病理学
感染症
アレルギー
肺高血圧症
写真部
Pearl
未分類
記事ランキング
検索
最新のコメント
先生、ポスターもブログも..
by Y@いいづか at 10:55
APSRのセッション、ポ..
by つぎとみ@せいろか at 21:09
228先生 先日は、久..
by k at 01:25
横山様 コメントありが..
by res81 at 17:47
こんにちは。咳のことを検..
by 横山 at 13:50
Y先生、ありがとうござい..
by res81 at 17:31
K先生、お久しぶりです!..
by res81 at 14:19
いつも、ブログ更新を楽し..
by K at 03:21
吉村様 ブログを見..
by res81 at 20:11
K先生、ご無沙汰してます..
by res81 at 03:23
タグ
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
外部リンク
ファン
ブログジャンル
画像一覧


Pembrolizumab

ご無沙汰しております。

元スタッフのYです。

肺癌の新規治療薬であるPembrolizumab(pembro)について少し調べてみました。
pembroは抗PD-1抗体なので、nivolumab(オプジーボ)と作用する部位は同じ。
肺癌の一次治療を変えるすごい薬剤のようです。
おそらく二次治療から採用されると思われます。

まずはKEYNOTE010試験から
PD-L1の発現が1%以上の既治療NSCLCを対象に、DOCと比較
KEYNOTE-010
d0264356_12103823.jpg


Figure2AではTPS(PD-L1の発現)が50%以上の群ではさらに効果が高い
d0264356_12154263.jpg


nivolumabと同様に、EGFR遺伝子変異陽性の群には効果が乏しい可能性がある
アーカイブの検体でも新規の検体でも同様の効果を認めている
d0264356_12161312.jpg



結果をまとめるとこんな感じ
d0264356_12221099.jpg



次はKEYNOTE-024試験
PD-L1の発現が50%以上、EGFR/ALK:陰性の未治療NSCLCを対象にプラチナ併用療法と比較
d0264356_13282416.jpg


化学療法群でPD後にpembroへのクロスオーバーが認められており、66例(43.7%)がクロスオーバーしているにもかかわらずOSで差がついている。
d0264356_12284679.jpg



今後の見通し(私見)
・一次治療開始前にEGFR/ALKの検索に加えて、TPS=PD-L1(※Dako:22c3)の発現を検索する必要がある
・TPSが1-49%であれば二次治療でpembroを検討することが可能
・免疫チェックポイント阻害薬使用後の分子標的薬の使用に関しては不明な点が多く、その他のdriver mutationの検索を一次治療前に行う必要がでてくるかもしれない
・抗PD-L1抗体であるAtezolizumabもNSCLCの二次治療(all comer)で有効と報告されており、免疫チェックポイント阻害薬の使い分けも必要になるかもしれない
[PR]
by res81 | 2016-10-30 12:50 | 肺癌 | Comments(1)
Commented by res81 at 2016-11-01 17:31
Y先生、ありがとうございます!
勉強になります。またよろしくお願いします~
<< 国際学会APSRに参加しており... 臨床と病理の架け橋シリーズ③ ... >>