飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医4名(H29年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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カテゴリ:学会・研修会( 62 )

人工呼吸器セミナーin飯塚2017と、アクアラインセミナー

こんにちは!

スタッフのTBです。
実は呼吸管理委員長を兼任しております。

去る7月9日に呼吸管理委員会主催で、
米国ボイシー州立大学呼吸療法科教授 Lonny Ashworth先生と、
昭和大学大学院保険医療学研究科呼吸ケア領域教授 宮川哲夫先生
をお招きし、「人工呼吸セミナー in 飯塚 2017」を開催いたしました。

ご両名の素晴らしいセミナー&通訳、
さらにワークショップを通じて、
人工呼吸管理について楽しく沢山の事を学びました。
早速実戦に活かしております!

また、レクチャーやワークショップのやり方についても
考えさせられることが多かったです。
今後の参考にさせていただきます!

前夜祭と懇親会も最高に楽しくて、
是非またご両名をお招きしたいと思っております。
またよろしくお願いします!!!

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本日(7/15)は順天堂大学医学部呼吸器内科高橋教授にご面会頂いた後、亀田総合病院呼吸器内科主催の「アクアラインセミナー」に参加させていただきました。
日本トップの先生方と間質性肺炎について学ぶことができ、非常に勉強になりました。
この領域も頑張らなければ…ディスカッションが濃すぎる…
青島先生、野間先生、本当にありがとうございました!

亀田総合病院の呼吸器内科はすごいです。
うちも負けない様に頑張らなければ!



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by res81 | 2017-07-15 22:34 | 学会・研修会 | Comments(0)

COPD治療戦略の考え方 ~室繁郎先生に教わりました~

皆さんこんばんは。年月の速さに驚いているスタッフのYです。きっと充実した日々の証ですね。呼吸器内科の皆様に、サプライズ焼き餅パーティー(@内科医局)で誕生日を祝って頂いたのが、つい最近のように思えるのですが・・・。


先日、「呼吸器 Meet the Expert in 筑豊」という研究会のために、京都大学呼吸器内科学准教授室繁郎先生が、なんと飯塚まで遥々お越しくださいました。


室先生はとくにCOPDの分野で多方面に研究を繰り広げておられますが、今回は飯塚にいながらも、室先生のご講演を直接伺うことができました!その上、濃密なディスカッションの時間を設けていただき、大変勉強になりました。「最新の知見」の伝達に留まらず、室先生のものの「見方」「考え方」を共有していただけたこと、そして私たちが日ごろ悩んでいる数々の実例を通じて、実践的な「工夫」を知ることができ、大変感謝しております。COPD研究の第一人者でありながら臨床も第一線で続けておられる室先生ならではと思います。室先生には遠方からきていただきながらも、あえての少人数制の会ということで私たちのために場を設けていただき、とっても贅沢な充実感あふれるひとときでした。


COPD治療 Up To Date」と題されたご講演で特に印象的だったのが、最大吸気量(inspiratory capacity)の有用性でした。COPDの診断や評価に用いられる1秒量は、確かに症状や予後と相関もあるようで、我々もその変動に一喜一憂しがちです。しかしこれは日常生活とはかけ離れた数値かもしれません。確かに我々は普段、1秒量を測定するときのような呼吸をすることは(重労作時でさえ)、ありません。肺機能検査でみられる1秒量のような項目より、吸気予備量こそ、日常生活に添っているのではないかというのが最近の見解であり、現在はこちらが研究対象となっています。つまりCOPDの治療戦略を呼吸生理の視点から考える上で、最大吸気量の改善、ひいては動的過膨張の改善が重要なのではないかということです。治療に用いられる気管支拡張薬が、BronchodilatorというよりはLung deflatorの役割で、主役となっているわけです。


この視点は患者さんの「息切れ」(=労作時呼吸困難)の原因に焦点を当てている点で、非常に納得しやすいもので、終始うなづいてしまいました。


しかしCOPDの研究や創薬が進んでも、どうしても解決しない問題点があります。抑えられない進行、とりきれない症状、なくせない増悪... こうした問題に真っ向から取り組み治療を開発するために室先生が研究されているのが、とくに画像からみたCOPDの病態と治療戦略です。肺気腫の破壊パターンはフラクタル性を持っており、この気腫病変の進展様式をシミュレーションすることにより病態をより把握できないかというわけです。当科でもTb先生やG Snow先生がびまん性肺疾患のフラクタル解析に取り組んでおり、COPDの最先端の研究も、おかげで少し身近に感じました。


後半の「COPD治療ディスカッション」では、当科から2例の症例提示を行い、室先生との意見交換をさせて頂きました。事前に「何でも相談してよい」とお聞きしていたのをいいことに、COPDの治療で悩んでいる点を本当に存分に相談しつくさせていただきました。


まずはCOPDの治療導入時にLAMA/LABA合剤で開始を検討すべき状況というのをテーマとしました。症例検討を通じて、治療決定においてGOLDに則った項目の他に念頭に置くべき要素を教わりました。逆説的ではありますが、「重症例で単剤から開始したほうがよく、軽症例であえて合剤で開始したほうがよい」状況とその理由や、数々のClinical pearlを聞かせてくださいました。ここでは書ききれませんが、眼から大量のうろこが落ちました。


2例目では今話題の、COPDにおけるICSの位置づけをご相談させて頂きました。増悪を繰り返すCOPDではICSの導入が推奨されたかと思えば、2014年のWISDOM studyではICS中止により増悪が抑制できる可能性(しかし呼吸機能は低下する可能性)が示されました。学会や研究会でもよく取り扱われているテーマかと思いますが、結局のところ正解がわからず、現場では日々悩んでしまいます。重症例ではすでに3剤を用いていることも多く、増悪を繰り返す場合にICSの中止を検討したいような、減量をすることに不安もあるような・・・。今回の議論を通じて、ICSの有用性を総合的に判断すること(既往、症状、FeNO、末梢血好酸球数、増悪様式など)、そして慎重な経過観察下ではためらわずに中止することも選択肢であることを教わりました。加えてICS導入により期待される効果(長期的なものも含めて)や実臨床に即した副作用のとらえ方、ICSの使い分けも大変勉強になりました。正解を求めすぎるより、これまでのエビデンスや患者さんのデータをもとに客観的・多面的に評価を行い、論理的な考えに基づいて導入または中止をして、なおかつ丁寧に経過をみることで、おのずとその患者さんにとってのよい治療というのが見えてくるのかもしれません。


そのほか、COPDにおけるマクロライドの位置づけ嚥下機能との関連循環器疾患合併例における治療の考え方、CPFEなど、気になる話題について質問や意見交換が絶えませんでした。


室先生におかれましては、遠路遥々飯塚までお越しいただき、惜しみなく相談に乗っていただき、当科一同 心より感謝しております。最近は日々のチームカンファレンスでも「あのディスカッションを踏まえて・・・」とよく耳にします。早速日々の臨床に活用させて頂いております。本当にありがとうございました。


COPD専門外来も少しずつではありますが充実してきています。ガイドラインに沿った標準治療に留まらず、枠組みに収まらない状況にも根拠を持って適切に対応できるよう、当科一同、精進していきたいと思います。

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by res81 | 2017-06-15 23:56 | 学会・研修会 | Comments(0)

ATS⑥ ~国際学会 参加のイロハ~

先ほど無事帰国しました、スタッフのYです。
不在中を守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

気付けば国際学会に参加するのは7回目でした。学生の頃、緩和ケアの教授やスタッフの方々とともにヨーロッパ緩和ケア学会に参加したのが初めてでした。現地で同じく緩和ケア医を目指している学生や先生方と仲良くなれたことも大きな励みとなりました。その後アジア太平洋リウマチ膠原病学会を経て、呼吸器の学会に参加するようになりました。

国際学会の参加に際しては、仲間がいなければ、一歩を踏み出すのがとても大変です。当科では大勢いる医師全員が、年1回、国際学会に参加できます。ありがたいことに、部長を初め指導医の先生方が演題も一緒に必死に考えてくださり、指導してくださいます。不在中は皆が一丸となり日々の業務を滞りなく請け負ってくれます。人的資源が豊富であることはもちろん、科の方針として国際学会の参加を掲げているからこそ、できることと思います。当たり前のように「来年はどれに行こう」などと話している現状は、ちょっと異様に贅沢だな、とふと我に返ることがあります。

さて、右も左もわからず参加した初めての学会では恩師に事細かに教わり、自分で試行錯誤を重ねた部分もあり、参加の仕方が変わってきました。せっかくこれだけ参加させて頂いているので、医学知識だけでなく、学会参加時のちょっとしたコツを共有しようと思い立ちました。少しでも不安が和らいだり、学会がより楽しく実りあるものになればと思います。
とはいえ私が呼吸器分野で参加したのはATS(アメリカ胸部学会)とAPSR(アジア太平洋呼吸器学会)のみです。また学会の運営方法は、主催者や場所によって大きく変わります。以下はあくまで私個人の感じたことであることをご了承ください。書ききれないことも多いので、詳しくはいつでも直接お聞きください。621号先生が、演題投稿や学会申込から学べる、詳しいハウツー資料を準備してくれているようですので、当科の皆さまはご期待ください。院外の方は見学にお越しいただいたときにでもご相談くださいね。

前置きが長くなりましたが、以下、各学会のイメージ、セッション、イベント、配布物、アプリ、食事について書かせていただきます。

* ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *

【学会のイメージ】
APSR(アジア太平洋呼吸器学会)
・(日本と比較して)多いテーマ:感染症、気管支喘息、塵肺、環境/職業性疾患、公衆衛生
・少ないテーマ:悪性腫瘍、膠原病など(国によりまだ使えない薬剤も多い)
・英語:母国語でない人が多いので訛りがある、比較的ゆっくり話される、外国人に親切
・その他:びまん性肺疾患などは演者のほとんどが日本人
     日本での開催もある(海外は行きにくい方はまずこちらから?ただし次は2020年以降)

ATS (アメリカ胸部学会)
・多いテーマ:集中治療、COPD、SAS/睡眠関連、医療経済、小児、嚢胞性線維症
・少ないテーマ:悪性腫瘍(アメリカでは癌は主に腫瘍内科医が診る)、間質性肺炎
・英語:発音はきれい、話す速度は速い
・その他:医師以外の演者や参加者も多い(看護師、リハビリ療法士、臨床心理士など)

【セッション】
国際学会では日本にはない面白い形式もあります。特にお勧めしたいものだけ、いくつかご紹介します。さらに詳しく知りたい方はリンクもご参照ください。

Year in Review
1日1コマのペースでほぼ毎日あります。1コマで3-4個の分野が取り上げられ、それぞれ別の演者が、過去一年間に発表されたその分野の新しい論文から話題性のあるものを5本紹介します。大規模研究や主要論文の要点を知ることができ、短時間でその分野の最新の知見や世の中の流れを把握/復習できます。入口で配布されるA4サイズの冊子には、これらの文献の要点や、演者の考えるポイントや意見などが簡潔にまとめられており、その他の参考文献も多数記載されています。これは人気の高い冊子で、このセッションでしか手に入らないので、忘れずもらってくださいね(当科の皆様は、供覧用に医局に置きますのでご覧ください)。今年の文献集はAj先生がまとめてくれております:第一弾(ILD)、第二弾(COPD、BA、NTM)。

Meet the Professor / Sunrise Seminar
事前申込、参加費が必要です。朝食や昼食が用意されることが多いです。ある分野に精通している先生による、焦点を絞った講演です。少人数制で、円卓を囲むように座ることが多く、参加者同士で意見交換や相談をすることもできます。大きな講堂で開催される講演とは異なり、特定のテーマに興味を持っていたり悩んでいる人が集まるため、色々な現場の現状や、なされている工夫を聞く面白さがあります。演者との距離も近く、セッション中も自由に質問や意見交換ができたり、終了後に話をする時間もあります。例えば神経筋疾患患者の在宅人工呼吸管理や、超高齢COPD患者の診療、重症肺炎におけるマクロライドの位置づけに関するセッションなどに参加し、どれも普段なかなか聞けない各施設の現状まで知ることができとても面白かったです。

Debate / Pro/Con Session
あるテーマについて、肯定派と否定派が順に登壇し、その理由をエビデンスとともに述べていきます。例えばCOPDに対して吸入ステロイド薬を使用するか否か(例:2016年APSR報告)、長期酸素療法が推奨されるか否か、呼吸リハを在宅でも行うべきか否か、肺動脈性肺高血圧症は自己免疫性疾患か否か、などです。熱い演説後は、座長や参加者からの質問に答える形で討論が行われます。一つのテーマに関して様々な角度からエビデンスや意見を聴くことで、その分野で広く認められている考え方とまだ議論の余地がある点が把握でき、理解が相乗的に深まる機会です。

Workshop
学会の初日に行われ、APSRでは1日で半日×2コマを受講でき、ATSでは1日中や2日連続のものがあります。事前申込が必須で、有料です。朝食や昼食が提供されます。多くは講義のあと、実際の機器を用いた実習があります(例:肺/心エコー気管支鏡など)。グループワークがあるものや、座学のみのものもあります。英語に自信がなく参加を迷っている方は、まずは実技を伴うものや、画像読影のワークショップをお勧めします。

Clinical Core Curriculum / Keynote Series
重要性や普遍性の高いテーマが扱われる講演です。現地の医師やスタッフにとっては資格取得や更新のための単位を得るセミナーもあるようです。迷ったらこれに出ておけば間違いはなさそうです。

Evening symposium
日本呼吸器学会総会でいうイブニングセミナーに値するものです。スポンサー企業によりホテルの会議室などで開かれます。事前招待性のものから、当日参加可能なものまで様々です。自由参加のセミナーの詳細は、事前に配信されるメールや当日の配布物などで確認できます。

【一般演題】
Poster Session (Thematic Poster Session)
いわゆるポスター発表です。朝、ポスターをパネルに貼ります。お昼前後、所定の時間にポスターの前に立ち、質問に答えたり意見交換を行います。進行方法は座長によって実に様々です。日本呼吸器学会総会のように座長と発表者全員が一つひとつのポスターを回る形式は少なく、座長だけが周りながら、演者に1-2分の発表や質疑応答を求める形式から、座長が全く回ってこないときもあります。

Poster Discussion Session
ATSにポスター発表を投稿した際、このDiscussion Sessionを割り当てられることがあります。症例発表、研究発表に関わらず当たります。25名程度が一部屋に集められ、ポスターを展示します。最初の1時間はお互いのポスターを見て回る、上記と同じ質疑応答形式です。後半は全員が向かい合って着席し、1-2分ずつの発表をしたり、座長の進行に応じて意見交換をします。Posterと書かれていて一見気付きにくいので、演題採択通知が来た際には、よく確認するようにしています。このセッションに当たったときは話す原稿を考えていったほうがいいでしょう(例:今年のATS報告 の前半はPoster Session、後半はPoster Discussion Session)。

Oral Presentation / Mini symposium
優秀者や、希望者の一部は口演になるようです。日本のものととくに変わりはありあせん。しいて言えば、質問は国内より多い印象です。共同演者からの発言や、第3者が意見することも比較的多く見受けます。

Late Breaking Poster
国際学会は演題〆切が学会の半年以上前が通常です。このときまでに間に合わなかったような最新データを発表したい場合、開催数カ月前にもう一度、演題を応募できるシステムです。ただし既に投稿して採択されなかった演題を再投稿することはできません。通常の演題より演題投稿費や倍率も高く、セッションも分かれていることが多いです。

【展示ブース】
企業展示
とにかく規模が大きいです。体験形式やクイズ形式のものも多く、楽しみながら学べるよう工夫がなされています。何年か前は3D眼鏡を装着して喘息患者の気道に入った感覚を味わえる乗り物に乗ったり、今年は閉塞性換気障害の体験をしてきました。気管支鏡や在宅人工呼吸器、排痰装置など、日本では見たこともないような装置や機器類に触れることも楽しみの一つです。

ATSブース
資料やグッズを購入できます。可愛らしいペンやTシャツもあります。患者説明資料や勉強の冊子は勉強になるので、日本語版があればいいのに、といつも思います。

Professional Headshot
ATSブースの近くにあることが多いです。プロのカメラマンが顔写真を撮影してくれます。一カ月程度のちに、データがメールで送られてきます。アメリカでは職場のホームページや履歴書で活用するようです。背景色や顔の角度が独特なので、日本の履歴書などの証明写真としては使用しにくいかもしれません(と言いつつ私は何度か使用しました)。最近は無料で撮ってくれるようになりましたし、一度撮ってみてもいいかもしれません。

【イベント】
開会式
ほとんどの学会で無料、予約不要です。学会初日の夜などに開催され、美味しいご飯や飲み物を片手に交流を楽しめます。

懇親会
有料で、事前予約が必要です。開催国の一流料理を味わいながら、音楽や舞踏、芸術などを楽しむことができて、とても有意義です。もちろん他の参加者との交流もできます。

【配布物】
名札
現地で受付を済ませると、まずもらえます。日本とは違い、(とくにATSでは)各部屋の入り口で警備員が名札を綿密に確認しており、つけていないと入れてくれません。厳しいところでは毎回ピッとスキャンされることもあります。ホテルに置き忘れないようにしましょう。名札にはQRコードがついており、学会専用アプリを用いてスキャンすると、連絡先の交換ができます。名刺代わりなのでしょうが、これを一番活用しているのは企業展示のMRさんです。ブースに立ち寄ると大体スキャンされ、学会後にメールが届きます。後にも触れますが、名札は食事の割引に使えたりもするようです。

Program
受付後、様々な資料の入った鞄がもらえます。なかでもひときわ存在感があるのがプログラムです(写真 左上)。電話帳のように厚く重い割に抄録はほぼ載っていません。付箋を何十枚もつけて上手く活用されている方を見かけましたが(右上)、持ち歩くのも大変なので私は最近はホテルで見ておいて、会場では携帯用の冊子やアプリを活用しています(後述)。膨大な数のセッションから参加したいものを見つけるだけでも一苦労です。例えばATSは基礎研究や小児のテーマも多く、分野名が目立つよう記載されています。まずはこれだけでも見ると、かなり絞れます(Basic/Clinical/Translational/Behavioral/Pediatricなど)。

Clinician Highlights
ATSでもらえるポケットサイズの日程表のことです。各セッションのうち、臨床家にとくに関係するものだけが取り上げられています。日時、部屋、演題名と演者名だけが記載されていて見やすいです。配布資料一式には入っていないこともあるので、受付や窓口、後述のClinicians Centerなどで手に入れましょう。
*APSRでは、小冊子はなく、プログラムを1枚の紙に凝縮して折りたたんだようなものが配布されました。

Roadmap for Early Career Professionals
ATSやAPSRで受付などに置いてある冊子です(写真:中央下)。若手のためのお勧めセッションや、若手だけの懇親会の日時、進路について相談できるイベント、メンター制度、奨学金制度などについて記載されています。

Clinical Year in Review
Year in Reviewのセッションの入口で配布されるA4サイズの冊子です(写真:左下)。COPDや喘息、抗酸菌、腫瘍など、分野ごとに過去1年間の主要文献集と、要点、演者のコメントがまとめられています。途中で足りなくなることが多いので、このセッションはいつも早めに行くようにしています。
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雑誌
その学会が刊行している雑誌の最新号や特別号を自由に持ち帰れます。今回のATSではLancet Respiratory Medicine、JAMAなどまで気前よく置かれていました。会場内の何カ所かに設置されているので、見つけてみてください(写真 左上)。当科の学術担当621号先生はここ一番の興奮を見せていました(写真:右上)。

Daily Bulletin
ATSで毎日発行される新聞のようなものです(写真:右下)。前日のトピックスを振り返り、当日開催される注目のセッションやイベントを知ることができます。出ていないセッションの様子も垣間見れるので、写真と題名だけペラペラっと眺めています(中身は読んでいません...)。
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【アプリ】
その学会専用アプリが無料で用意されています(写真1枚目:右下)。アプリ検索画面で「ATS 2017」などと入力してみてください。テーマや日時、セッションの形式、キーワードなどで検索できます。自分や知人の名前で検索すれば、発表日時も確認できます。興味のあるセッションは登録をしておけば、カレンダーにも反映されるので、とくにATSのように同時進行のセッションが多い学会などでは予定が立てやすくなります。

【食事】
食欲旺盛な私にとって大事なので迷わず書くことにしました。ホテルやレストランなど通常の旅行同様の一般的な食事に関しては割愛します。

学会からの提供
有料セッションに申し込むと、時間帯により朝食や昼食が提供されます。終日のワークショップでは2食出ます。またATSでは参加者同士が交流を深められるようにと、懇親/休憩スペースがいくつか用意されています。Clinicians Center(写真)、Science Innovation Center、International Participants Centerなどとそれぞれ参加者を特定するような名前がついていますが、基本的にどこに入ってもよさそうです(Donors Appreciation=寄付者を称えるスペース以外)。飲み物が一日中用意されているほか、朝食やお菓子類も提供されます。パソコンや電源も用意されているので便利です。
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スポンサー企業からの提供
ATSでは通常のホール/講堂は昼食時は使用されません。企業展示エリアやClinicians Centerなどに仮設された小さめのスペースで昼食(中身は数種類から選べるサンドイッチ、りんご、お菓子など)が配布され、30分程度の講演が行われます。これらの日時や場所は、学会が近づくと日々メールで送られてくるほか、分厚いプログラムにも掲載されています。
APSRでは日本同様、ホールの入り口に並び、お弁当をもらってホール内で食べながら聞く形でした。ここでもやはり、お弁当は数種類から選ぶことができます(写真:右中央~下)。

会場内の飲食店
レストランなどはあまりありません。コーヒーやサンドイッチが買える売店や喫茶店のようなところはあります(左下)。

レストランの予約
会場入り口付近に窓口(Information)があり、食事や観光、ツアー予約など、何かと相談に乗ってくれます(写真:左上)。Restaurant reservationの看板が出ていることもあります。希望を伝えると、お勧めレストランを挙げ、地図やメニューも見せてくれます。その場で予約の電話もしてもらえる上に、学会割引があることもあります。「海辺の雰囲気がいいところで魚料理を食べたい」、「徒歩圏内のカジュアルなところでポークリブを食べたい」、「地元のお勧めを教えて」など無茶ぶりにも快く応えてくれます。外国人の対応に慣れているためか、とても親切です。

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* ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *

以上、学会参加時のちょっとしたイロハでした。
不備もあるかと思いますので、お気づきの点がありましたらお聞かせください。
それでは、明日から日常診療を頑張れるよう、今夜はゆっくり体を休めたいと思います。

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by res81 | 2017-05-25 22:59 | 学会・研修会 | Comments(0)

ATS⑤~Clinical Year in Review~

お疲れ様です。Ajです。いつもブログにお付き合い頂きありがとうございます。ただいま、無事に日本に帰ってまいりました!!
成田でうどんを食べたのですが、日本の出汁の味にほっとしました。

それでは、ATSのClinical Year in Review Part2をお送ります。
COPD、BA、TB/NTMをまとめました。
BAだけ事後資料がなく、講演中にメモしたもののみとなり、文献が少なくなっています。

見にくいですがご容赦ください。


COPD
①「SCREENING FOR COPD」
Siu AL,et al.Screening for Chronic Obstructive Pulmonary Disease:US Preventive Service Task Force Recommendation Statement.JAMA 2016;315:1372-7.
②「SYMPTOMATIC SMOKERS WITH PRESERVED SPIROMETRY」
Woodruff PG et al.Clinical Significance of Symptoms in Smokers with Preserved Pulmonary Function.N Engl J Med 2016;374:1811-21.
③「SUPPLEMENTAL OXYGEN IN COPD」
Long-Term Oxygen treatment Trial Research Group.A Randomized Trial of Long-Term Oxygen for COPD with Moderate Desaturation.N Engl J Med 2016;375(17):1617-1627.
④「DUAL BRONCHODILATORS AND COPD EXACERBATIONS」
Wedzicha JA et al.Indacaterol-Glycopyrronium versus Salmeterol-Fkuticasone for COPD.N Engl J med 2016;372:2222-34.
⑤「ICS/LABA AND CARDIOVASCULAR MORTALITY IN COPD」
Vestbo J et al.Fluticasone Furoate and vilanterol and survival in chronic obstructive pulmonary disease with heightened cardiovascular risk(SUMMIT):a doubke-blind randomised controlled trial.Lancet 2016;387:1817-26.
⑥「EFFICACY OF ICS/LABA IN A 'REAL WORLD'SETTING」
Vestbo J et al.effectiveness of Fluticasone Furoate-Vilanterol for COPD in Clinical Practice.N Engl J Med 2016;375:1253-1260.
⑦「OTHER ARTICLES OF INTEREST」
EPIDEMIOLOGY 
・Allinson JP et al.The Presence of Chronic Mucus Hypersecretion Pulmonary Disease Development.Am J Respir Crit Care Med 2016;193(6):662-72.
DIAGNOSIS
・Jordan RE et al.Targeted case finding for chronic obstructive pulmonary disease versus routine practice in primary care(Target COPD):a cluster-randomised controlled trial.Lancet Respir Med 2016;4(9):720-730.
・Martinez FJ et al.A New Approch for Identifying Patients with Undiagnosed COPD.Am J respir Crit Care Med 2016.
TREATMENT
・Sciurba FC et al.Effect of endobronchiak Colis vs. Usual Care on exercise Tolerance in patients with Severe Emphysema:JAMA 2016;315(20):2178-89.
・Lindson-Hawley n et al.Gradual versus Abrupt Smoking Cessation.Annals of Internal medicine.2016;164:585-592.
・Pascoe S et al.Blood eosinophil counts,exacerbations, and response to the addition of inhaled fluticasone furoate to vilanterol in patients with chronic obstructive pulmonary disease: a secondary analysis of data from two parallel randomised controlled trials.Lancet respir Med 2015;3(6):435-42.
・Martinez FJ et al.Effect of Roblumilast and Inhaled Corticosteroid/Long-Acting Beta2-Agonist on COPD exacerbations(RE(2)SPOND).A randomized Clinical Trial.Am J Respir Crit Care Med 2016;194(5):559-64.
・Pavord I et al.Blood Eosinophil count and pneumonia risk in patients with chronic obstructive pulmonary disease: a patient-level meta-analysis.Lancet Respir Med 2016;4(9):681-683.
・Singh D et al.Single inhaler triple therapy versus inhaled corticosteroid plus lomg-acting Beta2-agonist therapy for COPD(TRILOGY): a double-blind,parallel group,randomized controlled trial.The Lancet 2016;388.
MECHANISM
・Bhatt SP et al.COPDGene Investigators.Association between Functional Small Airway Disease and FEV1 Decline in COPD.Am J Respir Crit Care Med.2016;194(2):178-84.
・Wain LV et al.Novel insighs into the genetics of smoking behavior, lung function, and chronic obstructive pulmonary disease(UKIBiLEVE): a genetic association study in UK Biobank.Lancet Respir Med.2015;3(10):769-81.
・Dransfield MT et al.Lung Function Loss in Smokers with and without Chronic Obstructive Pulmonary Disease.Am J Respir Crit Care Med.2016 Aug 24.


Asthma

①「Pathogesesis」
・Stein MM et al.Innate Immunity and asthma Risk in Amish and Hutterite Farm Childlen.N Engl J Med 2016;375:375:411-421.
・Peters MC et al.Plasma Interleukin-6 Concentration,metabolic Dysfunction and Asthma severity :A Cross-Sectional Analysis of Two Cohorts.Lancet respir Med.2016;4:574-84.
②「Phenotypes」
・Lefaudeux D et al.U-BIOPRED Clinical Adult Asthma Clusters Linked to a Subset of Sputum Omics.J Allergy and Clin Immu.2016 Oct 20.pii:S0091-6749(16)31185-X.
③「Safety of Asthma Therapies」
・Risk of Serious Asthma-related Events with Budesonide Plus Formoterol vs Budesonide Alone:a Randomized Trial.N Engl J Med 2016;375:850-60.
④「Biologic Therapies:Severe Asthma」
・Ortega HG et al.Severe Eosinophilic Asthma Treated with Mepolizumab Stratufied by baseline Eosinophil Thresholds:A Secondary Analysis of the DREAM and MENSA Studies.Lancet Respir Med.2016;4:549-56.
・Geoffrey L Chupp et al.Efficacy of mepolizumab add-on therapy on health-related quality of life and markers of asthma control in severe eosinophilic asthma (MUSCA): a randomised, double-blind, placebo-controlled, parallel-group, multicentre, phase 3b trial.Lancet Respir Med. 2017 May;5(5):390-400.
・Bleecker ER et al.Efficacy and Safety of Benralizumab for Patients with Severe Asthma Uncontrolled with high-dosage Inhaled Corticosteroids and Long-action β2-agonists(SIROCCO).Lancet.2016;388:2115-2127.
・Hanania NA et al.Efficacy and Safety of Lebrikizumab in Patients with Uncontrolled asthma(LAVOLTA and LAVOLTA Ⅱ).Lancet Respir Med.2016;4:781-796.
・Wenzel S et al.Dupilumab Efficacy and Safety in Adult with Uncontrolled Persistent Asthma Despite Use of Mediumu to High Dose Inhaled Corticosteroids Plus a long-acting β2 Agonist.Lancet.2016;388:31-44.
⑤「OTHER ARTICLES OF INTEREST」
The Host Microbiome In Asthma
・Durack J et al.Features of the bronchial bacterial microbiome associated with atopy, asthma, and responsiveness to inhaled corticosteroid treatment.J Allery Clin Immunol.2016 Nov 10. pii: S0091-6749(16)31283-0.

抗酸菌感染症(TB/NTM)
①「LATENT TUBERCULOSIS INFECTION」
・Mancuso JD et al.The preverence of latent tuberculosis infection in the United States.Am J Respir Crit Care Med.2016;194:501-509.
②SCREENING AND TREATMENT OF LATENT TB INFECTION
・US Preventive Services Task Force.Screening or latent tubercurosis infection in adults.US Preventive Services Task Force Recommendation Statement.JAMA.2016;316(9);962-969.
③「TREATMENT AND PREVENTION OF TB/HIV」
・Hosseinipour MC et al.Empirical tuberucurosis therapy versus isoniazid in adult outpatients with advanced HIV initiating antiretrovirak therapy(REMEMBER).a multicountry open-label randomized controlled trial.Lancet 2016;387:1198-1209.
④「NONTUBERCULOUS MYCOBACTERIA AND CYSTIC FIBROSIS」
・Bryant JM et al.Emergence and spread of a human-tranmissible-multidrug-resistant nontuberculous mycobavteria.Science 2016;354:751-758.
⑤「TREATMENT OF PULMONARY MYCOBACTERIUM AVIUM COMPLEX」
・Olivier KN et al.Randomized trial of liposomal amikasin for inhalation of nontuberculos mycobacterial lung disease.Am J Respir Crit Care Med 2017 Mar15;195(6):814-823.
⑥「HEAT-COOLER UNIT-RELATED DISSEMINATED MYCOBACTERIUM CHIMAERA」
・Chand M et al.Insidious risk of severe Mycobacterium chimaera infection in cardiac surgery patients.Clin Infect Dis 2017;64:335-342.
⑦「OTHER ARTICLES OF INTEREST」
LATENT TUBERCULOSIS INFECTION
・Miramontes R et al.Tubercrosis infection in the United States:prevalence estimates from the National Health and Nutition Examination Survey,2011-2012.Plos One 2015:10:e0140881.
・Ghassemieh GJ et al.Latent tubercrosis infection test agreement in the National Health and Nutrition Examination Survey.Am J Respir Crit Care Med 2016;194:493-500.
SCREEING AND TREATMENT OF LATENT TB INFECTION
・Kahwati L et al.Primary Care Screening and Treatment for latent Tuberculosis Infection in Adult:ebidence Report and Systematic Review for the US Preventive Services Task Force.JAMA 2016;316(9):970-83.
・Reves R et al.Screening for latent tuberculosis elimination in the United States.JAMA InterMed 2016;176(10):1439-1440.
NONTUBERCULOUS MYCOBACTERIA AND CYSTIC FIBROSIS
・Bryant JM et al.Whole-genome sequencing to identify transmission of Mycobacterium abscessus between patients with cystic fibrosis:a retrospective cohirt study.Lancet 2018;381(9877):1551-60.
・Aitken ML et al.Respiratory outbreak of Mycobacterium abscessus subspecies massiliense in a lung transplant and cystic center.Am J Respir Crit Care Med 2012;185(2):231-2.
TREATMENT OF PULMONARY MYCOBACTERIUM AVIUM COMPLEX
・Olivier KN et al.Inhaled amikacin for treatment of refractory pulmonary nontuberculous mycobacterial disease.Ann Am Thorac Soc 2014;11(1):30-5.
HEAT-COOLER UNIT-RELATED DISSEMINATED MYCOBACTERIUM CHIMAERA
・Sax H et al.Prolonged outbreak of Mycobacterium chimaera infection after open-chest surgery.Clin Infect Dis 2015;61(1):67-75.
・Kohler P et al.Healthcare-associate prosthetic heart valve, aortic vascular graft, and disseminated Mycobacterium chimaera infections subsequent to open heart surgery.Eur Heart J 201a5;36(40):2745-53.

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by res81 | 2017-05-25 21:55 | 学会・研修会 | Comments(0)

ATS④ ~poster discussionとYear in Review(part1)~

皆さん、こんばんは。Ajです。ATSの報告④です。
ATS報告は、もう少し続きますのでお時間があればお付き合い頂ければ幸いです。

本日は、621号先生のポスター発表でした。
堂々とした素晴らしい発表で、とても頼もしかったです!
昨日も、ポスターdiscussionに積極的に参加し議論を重ねており、その姿勢には刺激を受けました。
すごい!!お疲れ様でした。

今回ATSに参加し…
私のように英語が苦手な人も、少し出来る人も、自信がある人も、それぞれのやり方で海外学会を楽しめる!!と感じました。
私は、海外学会3回目なのですが(ありがたいです!)、やっとそのことに気づきました。
*ただATSは、APSRやERSと違い、母国語が英語の国での開催なので、流暢な英語を話す方が多く、「早い!ちょっともう少しゆっくりはなしてよ!」と感じる場面も多かったです…(笑)

海外学会の「いろは」については、Y先生がブログに綴る予定です!
海外学会参加予定で不安を感じている方はぜひそれをご参考ください☆(各セッションのみどころ、ご飯のゲット方法、無料で配られる資料の魅力などなど…)

想いをもっと綴りたいのですが、長くなりそうなので感想はここまでとします。

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最後に…
「Year in review」で紹介された文献を紹介します。
内容について書くと莫大なので、文献のみの紹介とさせて頂きます!
まずは、Interstitial Lung Disease:ILDについて。
①「EARLY DIAGNOSIS OF INTERSTITIAL LUNG DISEASE」
Araki T et al. Development and Progression of Interstitial Lung Abnormalities in the Framingham Hearat Study.Am J Resir Care Med.2016;194:1514-1522.
②「DIAGNOSIS OF INTERSTITIAL LUNG DISEASE(MULTIDISCIPLINARY TEAM MEETING)」
Walsh SL et al.Multicenter evaluation of multidisciplinary team meeting agreement on diagnosis in diffuse parenchymal lung disease:a case cohort study.Lancet Respir Med 2016;4:557-565.
③「TRIGGERS OF PROGRESSION OF INTERSTITIAL LUNG DISEASE」
Kreuter M et al.Antacid therapy and disease outcomes in idiopathic pulmonary fibrosis:a pooled analysis.Lancet Respir Med 2016;4:381-389.
④「IPF BIOMARKER」
White ES et al.Plas,a Surfactant Protein-D,Matrix Metalloproteinase-7,and Osteopontin Index Idiopathic Interstitial Pneumonias.Am J Respir Crit Care Med 2016;194:1242-1251.
⑤「ACUTE EXACERBATION OF IDIOPATHIC PULMONARY FIBROSIS」
Collard HR et al.Acute Exacerbation of Idiopathic Pulumonary Fibrosis.An International Working Group Report.Am J Respir Crit Care Med 2016;194:265-275.
⑥「TREATMENT OF INTERSTITIAL LUNG DISEASE」
Tashkin DP et al.Mycophenolate mofetil versus oral cyclophosphamide in scleroderma-related interstitial lung disease(SLS Ⅱ):a randomised controlled,double-blind,parallel group trial.Lancet Respir Med 2016;4:708-719.
⑦「OTHER ARTICLES OF INTEREST」
DIAGNOSING INTERSTITIAL LUNG DISEASE
・Jacob J et al.Mortality prediction in idiopathic pulumonary fibrosis: evaluation of computer-based CT analysis with conventional severity measures.Eur Respir J 2017;49.
・Tomassetti S et al.Bronchoscopic Lung Cryobiopsy Increases Diagnostic Confidence in Multidisciplinary Diagnosis of Idiopathic Pulmonary Fibrosis.Am J Respir Crit Care Med 2016;193:745-752.
PROGRESSION OF INTERSITITIAL LUNG DISEASE
・Ley B et al.Predictors of Mortality Poorly Predict Common Measures of Disease Prgression in Idiopathic Pulmonary Fibrosis.Am J Respir Crit Care Med 2016;194:711-718.
・Russell AM et al.Daily Home Spirometry:An Effective Tool for Detecting Progression in Idiopathic Pulmonary Fibrosis.Am J Respir Care Med 2016;194:989-997.
PATHOBIOLOGY AND GENETICS OF INTERSTITIAL LUNG DISEASE
・Molyneaux PL et al.Host-Microbial Interaction in Idiopayhic Pulmonary Fibrosis.Am J Respir Crit Care Med 2017.
・Fingerlin TE et al.Genome-wide imputation study identifies novel HLA locus for pulmonary fibrosis and potential role for autoimmunity in fibrotic idiopathic interstitial pneumonia.BMC Genet 2016;17:74.
・Newton CA et al.Telomere-related lung fibrosis is diagnostically heterogeneous but uniformly progressive.Eur Respir J 2016;48:1710-1720.
・Petrovski S et al.An Exome Sequencing Study to Assess the Role of Rare Genetic Variation in Pulmonary fibrosis.Am J Respir Crit Care Med 2017.
TREATMENT OF INTERSTITIAL LUNG DISEASE
・Khanna D et al.An Open-label,Phase Ⅱ Study of the Safety and Tolerability of Pirfenidone in Patients with Scleroderma-associated Interstitial Lung Disease:the LOTUSS Trial.J Rheumatol 2016;43:1672-1679.
・Kreuter M et al.Unfavourable effects of medically indicated oral anticoagulants on survival in idiopathic pulmonary fibrosis:methodological concerns.Eur Respir J 2016;4:445-453.
・Behr J et al.Saftey and tolerability of acetylcystein and pirfenidone combination therapy in idiopathic pulmonary fibrosis:a randomised, double-blind, plasebo-controlled, phase 2 trial.Lancet Respir Med 2016;5:33-41.
Nathan SD et al.Effect of pirfenidone on mortality:pooled analyses and meta-analyses of clinicak trials in idiopathic pulmonary fibrosis.Lancet Respir Med 2017;5:33-41.
・Raghu et al.Effect of Nintedanib in Subgroups of Idiopathic Pulmonaru Fibirosis by Diagnostic Criteria.am J Respir Crit Care Med 2017;195:78-85.
INTERSTITIAL LUNG DISEASE SYMPTOMS
・Swigris JJ et al.Psychometric properties of the St George's Respiratory Questionnaire in patients with idiopathic pulmonary fibrosis.Eur Respir J 2017;49.
・Milne KM et al.Frailty is common and strongly associated with dyspnoea severity in fibrotic interstitial lung disease.

長くなりすぎましたので、次回COPDと喘息、その次に抗酸菌感染症をお届けします。
気になった文献チェックしてみてください。


いよいよ、明日帰国です!!!とても充実した学会となりました。
病棟や外来を守って下さった先生方、色々サポ₋トしてくださったKさん(ホットアイマスク活用しました(笑))、不在中ご迷惑をおかけしたスタッフの皆さん、ありがとうございました。
帰国はさらにパワーアップして働きます!

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by res81 | 2017-05-24 14:27 | 学会・研修会 | Comments(0)

ATS③ ~ 学会での意見交換 ~

ワシントンDCより、こんにちは。
ATS(アメリカ胸部学会)に参加させて頂いているスタッフのYです。
学会は早くも3日目が終わってしまいました。

本日の当科からの発表と、3日間を通じての感想をお伝えしたいと思います。
本日のハイライトはなんといっても、我らが団長 Aj先生のポスター発表でした!日本語で表現するのも難しい題材を、英語で、しかも表現豊かに堂々と発表されていました。国内でも、機内やホテルでも深夜まで練習を積み重ねた成果と思います。質疑応答にも笑顔で丁寧に答え、さらに同様のテーマを扱っている他の先生方のところへ出向き、時間の許す限り、互いに発表や質問をしあったり、議論を深めておられました(もちろん全て英語です)。日本では稀少なことも国際学会に出ると類似の報告も散見され、発表者の先生方と意見を交わすこともできます。国際学会に参加するひとつの醍醐味を感じました。
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Aj先生は英語が苦手とのことですが、前向きな姿勢で果敢に取り組むことで、意思疎通はいくらでも可能です。先生は言葉の壁にひるむことなく自ら他の先生方と意見を交わされており、新しいことをどんどん学ぼう、共有しよう、という姿勢に、はっとさせられました。質問をしてくださる方に答えることで満足してしまっていた私にとって、学びの場は開拓していくものなのだと感じさせられました。同じ日程で学会に参加していても、得られるものは自分次第で大きく変わりそうです。これについては後日また共有できればと思います。
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さて、1日目のワークショップですが、Aj先生と621先生が気管支鏡の最新技術を習得されている間、私はPulmonary and Critical Care Reviewsという講義型のものに参加しておりました。これは主に米国で専門医の取得や更新を目指している医師を対象としたものと思われますが、各国から様々な年代の先生方が参加されていました。個人的には、米国の同年代の呼吸器内科医に要求されることはどういうことなのかを知ってみたくなり、他の講演とは違った視点で用意されたこのワークショップを選択しました。

一日で呼吸器各分野の総復習をしながら、新しい知見を学ぶことができました。クイズ形式で自分のスマートフォンやタブレットから回答し、会場内の回答の分布を見ながら、解説をしてもらえる形式でした。クイズ形式のため印象に残りやすく、解説の部分で各分野の最新の知見を学ぶことができるよう構成されていました。参加者も演者らもいつでも自由に発言し、互いに高めあおうとする活発な雰囲気でした。
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また2日目は「ポスターディスカッションセッション」で発表をさせて頂きました。これは、同じテーマの25名のポスターが部屋に展示され、お互いにポスターをじっくり見合ったあと 全員が着席して、座長の先生と参加者で議論を交わす形式です。詳しくはすでに621号先生が書いてくれているので(http://res81.exblog.jp/24216624/)、ここでは個人的な感想を書かせてください。

今回は「COPDの増悪と予後」に関する集まりに入れて頂きました。COPDの死亡率や増悪の予測になり得る肺機能検査や6分間歩行試験、画像検査の所見、バイオマーカーなどが取り上げられました。欧米の方々の積極的な姿勢と、3名の座長の面白い進行も相まって、議論がとにかく白熱していました!なかでもとくに、座長からも聴衆からも、繰り返し聞かれたのがこの2点です:

1.How does that directly benefit our patients?
その情報は具体的にどのように患者さんのためになるのか?
研究が臨床現場で活用されるまでにはもちろん試行錯誤と時間が必要であって、臨床に直結しない段階の研究も多いのですが、どの段階においても、常に「患者さんに直接活かすことができるのか」を問い続ける重要性を認識しました。研究に初めて取り組んでいるからかもしれませんが、うまく発表したくてつい必死になり、「研究のための研究になっていないか」と、ふと我に返ることがあります。目の前の患者さんに、いつどのようにして還元できるかを問い続けながら、これからも研究を深めていきたいと思いました。

2.Is that modifiable?
それは介入(改善)可能なのか?
今回はCOPDの増悪や死亡の危険因子の見出し方に焦点を絞った会でしたので、「その危険因子を発見できたとして、それを改善するような介入が可能なのか?」という意味かと思います。医療経済に厳しい欧米では確かに、介入の難しい危険因子の発見に時間と労力や金銭を費やすことは、推奨しにくいのかもしれません。医療資源に限りがあるのは世界共通です。臨床研究を学ぶ者として重要な視点を教わりました。
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我々の研究は、(とくにアメリカでは)まだ着目されていないテーマであることと、臨床に直結するという点において、高く評価していただきました。呼吸器分野では嚥下はほとんど取り上げられないテーマのため、逆に負の感情なく受け入れていただいたように感じました。介入が可能であるかどうかについては、理学療法や栄養療法の効果が示唆されていますが、自身の実体験で伝えていけるように今後取り組みたいと思いました。

同様のテーマで国内の異なる分野の学会で何度か発表をさせて頂いたのですが、国内外それぞれの場で違う切り口で質問や意見を頂くことができて、とても刺激になりました。あえて慣れない世界へ踏み出すことで開かれる扉がいくつもあるようです。

臨床に全力投球しながら臨床研究をすることは容易ではないことをこの一年間で感じましたが、臨床も研究も互いに補い合うものであることも、今回の学会で認識しました。

我々の発表にあたって、様々な形で支え、ご指導くださった皆様に心よりの感謝を胸に、最後の一日も精一杯 吸収して帰りたいと思います。

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by res81 | 2017-05-23 12:48 | 学会・研修会 | Comments(0)

ATS 2017➀

皆さん、こんばんはAjです。


今回、飯塚病院呼吸器内科より3人が
アメリカのワシントンD.C.で開催されている
American Thoracic Society International Conference 2017(ATS)
に参加しています。

実は…
福岡→成田行きが遅延したため、予定していた直行便に乗れず、

急遽、シカゴ経由でワシントンへ行くことになりました!
最初からハプニングありましたが、無事に&元気に到着することができました(^O^)


本日は、朝から夕方までセミナーに参加しました!
私は、気管支鏡セミナーを選択し、午前中は講義、午後はハンズオンセミナーでした。
解剖、BAL/TBLA/TBB/TBNAなどの適応、喀血、high risk patintsの対応、EBUS-GS/TBNA、BT、異物、小児の気管支鏡など幅広く学びました。
また、ハンズオンセミナーはグループ毎で行うため、様々な国の先生と交流することが出来ました。これも海外学会ならではの貴重な経験です!

また本日、Y先生がAPSR awardを受賞されました!!!!
アジアから今回のATSに登録をしている演題から、上位10人ほどが選ばれるという賞です。
本当に素晴らしいです!日々の努力が認められたのですね!!

以上、簡単ではありますが、ATS出張の報告➀です。
病棟や外来を守って下さっている呼吸器内科の皆さん、本当にありがとうございます。しっかり学んできます!

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by res81 | 2017-05-21 12:17 | 学会・研修会 | Comments(2)

第57回 日本呼吸器学会学術講演会の報告

こんばんは。お久しぶりです。Ajです。
やっと暖かくなってきて、とても過ごしやすい気候ですね。

今年度も始まったばかりですが、

平成29年4月21日から23日まで
第57回 日本呼吸器学会学術講演会(呼吸器学会総会) 
in 東京国際フォーラム

が開催され、参加してまいりましたのでご報告致します。


今回飯塚病院呼吸器病センターから、以下の7演題が採択されました。

・学術部会賞選考講演
・ミニシンポジウム 2演題
・ポスター 3演題
・症例検討会 


内容は、LAM、気胸(2演題)、ACO、嚥下とCOPD、肺癌と制吐剤、症例検討など
様々な分野の発表を行いました。
それぞれ、臨床、研究と日々頑張っています。


私は、症例検討会での発表を担当させて頂きました(亀田総合病院の青島先生、貴重な機会を本当にありがとうございます!)。
今回は、TB先生司会のもと、臨床医(国立国際医療研究センター病院呼吸器内科 泉 信有先生)、病理医(北海道大学腫瘍病理 谷野美智枝先生)、放射線科医(がん研有明病院画像診断部 負門克典先生)でディスカッションしながら症例を紐解いていくスタイルでの発表をしました。
前日まで議論を重ね、本番に臨みました!!最後の最後まで、本症例のためにご尽力頂きました先生方に心より感謝申し上げます。
また、今回準備するなかで、病理所見が難しく、長崎大学のH先生に病理を教えて頂いたり(H先生、大変お忙しいなからありがとうございました)、本当に多くの先生にお世話になりました。


私はこの症例検討会に出席させて頂くことで、大変多くのことを学ぶことができました。臨床医として、正確な診断をするためにどのようにアプローチしていくべきか、また他科の先生方と連携し診療していくことがいかに大切かが、今回改めて身に沁みました。

準備に苦戦してしんどいな…と思ったこともありましたが、今回様々な先生方のプロフェッショナルな意見に触れ、すごく刺激を受けました。
今後の診療に活かしていきたいと強く思いました。


学会中、病棟を守って下さった228先生、Mine先生、KJN先生、Gsnow2号先生、OKP先生、また学会に向けてご指導頂いたTB先生、本当にありがとうございました!!
こうやって、皆で協力しあい診療できる環境に感謝です。これからも頑張っていきたいと思います! 

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by res81 | 2017-04-26 22:13 | 学会・研修会 | Comments(0)

JHN第5回

総合内科医のための画像パターンから迫る急性呼吸器疾患をテーマに先日218日に第5JNHセミナーを当院総合診療科と一緒に開催させて頂きました。

当科から

・スリガラス影

・コンソリデーション

・結節・粒状影

のテーマで3つのレクチャーを行いました。

本来は病歴から鑑別を考えるのでしょうが、今回は「画像から迫る」をテーマに、そして総合診療医などの一般医が遭遇することを考えて、「急性期亜急性期」にしぼっておりました。スリガラス影・浸潤影については、区域・非区域から、粒状影については小葉中心性・リンパ行性・ランダムに分けてVINDICATEも用いて鑑別疾患を挙げていく。日常臨床でもなかなか難しいものです

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午後は、小グループに分かれて、当科スタッフ含めて、ファシリテータを。。。呼吸器内科では、「区域性の〜」「小葉中心性の〜」と言って伝わることも、他科の先生方への説明は難しいものです。きちんと理解をしていないと伝わらないということを感じました。

遠方から来ていただいた先生方に少しでも伝わっているといいなと思います。

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by res81 | 2017-02-27 12:36 | 学会・研修会 | Comments(0)

「長時間作用性抗コリン薬を喘息治療にどのように役立てるか。」

皆さんこんばんはAjです。

2017年も始まりました!
とても寒い日が続いていますが、皆さん体調崩すことなくお過ごしでしょうか。
飯塚病院呼吸器内科も、それぞれエネルギッシュに頑張っています!

さて、1月21日に東京で開催されましたMeet the Expert「長時間作用性抗コリン薬を喘息治療にどのように役立てるか。」に参加してまいりました。
少人数でdiscussionを交えながらの会でして、とても勉強になりました。

座長を東邦大学医療センター大橋病院呼吸器内科教授 松瀬 厚人先生
特別講演を東京女子医科大学 内科学第一講座 主任教授 玉置 淳先生
症例の提示をNTT東日本関東病院 呼吸器センター長 放生 雅章先生
      寺田内科・呼吸器科 副院長 寺田 邦彦先生
よりご講演をして頂きました。

まずは、玉置先生より「喘息治療における抗コリン薬の役割」についてご講演頂きました。
作用機序、効果、さらにどのような患者さんに使用するべきなのか、基礎から臨床までとても分かりやすく講演して頂きました。

◎抗コリン薬の抗喘息作用は?
・気管支拡張作用
・粘液産生の減少
・抗炎症作用
・咳を抑制

◎スピリーバ®の抗喘息薬としての作用機序は?
抗コリン薬は、気管支を収縮させるアセチルコリンが結合する、ムスカリン受容体をブロックすることで、気管支拡張効果を得ます。
ムスカリン受容体は、迷走神経の末端にはM1,M2,M3の3種類存在しますが、気道ではムスカリン受容体のうちM3受容体が重要な役割を担っています。
さらにM3受容体は、気道の平滑筋だけでなく粘液産生細胞や炎症細胞(リンパ球やマクロファージ)にも存在しています。
ですので、気管支拡張作用だけでなく、粘液産生の抑制や抗炎症作用も!
また、咳受容体の一つであるC線維の表面にTRPV1受容体(カプサイシン受容体)もブロックするため、咳を抑えらます。

※M1M2M3について…。M2受容体は、アセチルコリンの過放出を防ぐためにネガティブフェードバックをかけてくれる調整役なのですが、抗コリン薬はここもブロックしてしまいます(さらに、喘息患者さんではM2受容体の作用が減弱していることも分かっています…)。
より強い効果を得るためには、M1,M3のみブロックする必要がありますが、これはなかなか難しいです。ですが、スピリーバ®は、M1,M3には長時間結合し、M2には短時間結合するという特徴をもっています。ゆえに、利にかなった吸入薬といえます!

◎ では、どのような患者さんにLAMAの追加を考慮するべきか】
 ・ICS/LABAでコントロール不良・不十分
・LABA抵抗性のArg16genotype(15%)LABAが効きにくいひと。
・%FEV1<60%+気道リモデリング
・非好酸球性気道炎症
・喫煙者、喫煙歴あり
・夜間から早朝の症状
・痰が多い/咳が多い
・LABA特有の副作用あり
・βブロッカー服用中

また、夜間症状を抑えるためにも吸入は夕方or夜にする方がよいのではないかとのことでした!!
明日からの臨床にすぐに役立てる内容ばかりでした。

次に、NTT東日本関東病院 呼吸器センター長 放生 雅章先生、寺田内科・呼吸器科 副院長 寺田 邦彦先生より症例(コントロール不良の喘息症例)の提示をして頂きました。

症例提示を行ったあと、それぞれ実際の臨床での次の一手をどうするか番号札を用い発表するという形式でdiscussionをしました(以下の選択肢がありました)。
➀フルティフォーム®8吸入へ増量 ➁シムビコート4吸入へ、SMART療法導入 ➂レルベア®200 1吸入/日へ変更 ④ロイコトリエン受容体拮抗薬の追加
➄長時間作用性抗コリン薬を追加。

アドヒアランスの問題はどうか、炎症がまだ残っているとすればどうしようか、咳はどうだろうか、肺機能はどうだどろうかなどなど色々考えながら回答しました。
どれが正解というわけではないので、先生方それぞれの考えを聞くことができ、また松瀬先生から一つ一つコメントを頂けるためてとても勉強になりました。

そのなかで、放生先生よりもLAMAの追加を積極的に考慮する患者さんについてのお話がありました。
 ・β2刺激薬の使用が懸念される人
 (心筋症、頻脈性不整脈、β2刺激薬による副作用:こむら返りや低K血症など…)
 ・SABA使用回数多い人
 ・感染後の増悪を繰り返す人(効果はすぐなくても、一冬使ってみると効果実感できるはず)

スピリーバ®は、気管支拡張だけでなく上記に記載した通りあらゆる作用がありどのようなフェノタイプの喘息患者にも効果がある治療薬ではないかと思います。

当院でも、緑内障や前立腺肥大による排尿障害の患者さんがないコントロール不良の患者さんには積極的に使用しています。重症持続型の文言も外れましたし、喘息患者のtotalコントロールを目指すための一手として今後も使用していきたいと思います。

全国から集まった諸先輩方と一緒に勉強できとても貴重な経験でした。ありがとうございました。

勉強会の終了後に懇親会もありました!!
御高名な先生方と直接お話ができ、また症例相談にも乗って頂いたりとても貴重な時間を過ごすことができました。

そして私…、お恥ずかしながら、張り切って参加していたためとても目立っていたようで、
そのことが功を奏し、最後のご挨拶をさせて頂くこととなりました。
若輩者で大変恐縮でしたが、このようなチャンスを頂けましたので、お言葉に甘えご挨拶させて頂きました。
緊張で顔は引きつっていましたが、諸先輩方は暖かく見守って下さりました。ありがたい限りです。

これからも精進してまいります。よろしくお願い致します。
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by res81 | 2017-01-22 23:53 | 学会・研修会 | Comments(0)