飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医4名(H29年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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<   2014年 05月 ( 4 )   > この月の画像一覧

緩和ケア研修会

スタッフ1128です。
5月24日・25日にかけて日本緩和医療学会が主催する緩和ケア研修会が飯塚病院で開催されました。
当科からは若手4人が研修会に参加しました。
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講義内容としては呼吸困難・消化器症状・精神症状への対応や介護保険や在宅医療などの環境調整に至るまで、非常に充実した内容でした。また、実際の診療をイメージしたロールプレイや小グループ毎の症例検討もありました。
今回は参加人数が多く、がん診療に携わる各科のスタッフや他院からのDrも参加されてました。
他科のDrからの意見は普段自分たちでは意識しないような点を気付かせていただくきっかけにもなり、若手の我々にはとても勉強になりました。

この2日間で学んだことを実際の診療に生かしていきたいと思います。
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by res81 | 2014-05-25 19:26 | 学会・研修会 | Comments(0)

肺クリプトコッカス症の診断

ひよっこ呼吸器内科医Snowです。
Immunocompetent patientのクリプトコッカス症例を経験したのでひと勉強してみました。

<Pulmonary crytococcosisの診断>
①組織学的にクリプトコッカス菌体が証明
②真菌培養でクリプトコッカスが培養
③クリプトコッカス抗原が陽性で肺クリプトコッカス症に矛盾しない胸部異常陰影が存在」

①、②であれば確定診断
③であれば臨床診断

となります。(深在性真菌症の診断・治療ガイドライン)
病理組織や培養で検体が採取できれば診断確定は納得できますが、抗原価や肺クリプトコッカスに矛盾しない胸部異常陰影とはどんなものか気になりますよね。

<画像について>
以前のブログで、末梢優位の結節影、右下葉に多いとのことでした。
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PulmonaryCryptococcosis* CHEST 2006, Feb;129:2

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Clinicalanalysis of 76 patients pathologicallydiagnosed with pulmonary cryptococcosisEurRespirJ 2012; 40: 1191–1200
⇒結論としては画像だけでは、区別はできませんが、cavitationを見たら免疫抑制患者と疑え!ということになりました。

<Cryptococcus neoformans抗原価について>

Cryptococcusneoformansの莢膜多糖類に対する特異抗体をラテックス粒子に感作した試薬で、血清や髄液中の莢膜多糖類抗原を逆受身ラテックス凝集反応によって検出する検査で、感度・特異度は比較的高いと考えられます。

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Pulmonary cryptococcosis(16例)の抗原価を検討した報告では、2倍以上を陽性とすると、12/16例(75%)で陽性、4/16例(25%)で陰性であり、陰性の症例は最大径が15㎜以下、多発小結節の症例であったようです。抗原価と重症度は相関する可能性が示唆されますが、治療により抗原価は低下しますが、低下スピードはさまざまであり、治療効果判定・治療終了の目安とはならないとされています。 

感染症誌79:656~663,2005

今回測定した抗原価が高いかどうかの目安としては、Guidelines for Management of Cryptococcosis.CID 2010では抗原価512倍以上Immunocompetent Patients with nonmeningeal, nonplumonary cryptococcosisでは中枢病変合併患者と同じ12カ月の治療期間を推奨しており、一つの目安とはなりそうです。


過去のクリプトコッカスに関するブログもどうぞ~
・クリプトコッカスの画像について
・クリプトコッカス髄膜炎について

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by res81 | 2014-05-20 23:58 | 真菌症 | Comments(0)

研究会の報告~サルコイドーシスの発症機序~

引き続き、更新します。スタッフのAjです。

5
10日には、大阪で行われた11回サルコイドーシス/肉芽腫性疾患研究会、第138回びまん性肺疾患研究会にも参加してきました。

6時に飯塚を出発し、夜に帰ってきました!少し疲れましたが、とても勉強になり、有意義な時間を過ごすことができました。

症例検討だけでなく、サルコイドーシス研究会では、東京医科歯科大学の江石先生から「サルコイドーシスの病因論(アクネ菌について)と治療戦略」についての講演、びまん研では近畿中央胸部疾患センターの井上先生から「リンパ脈管筋腫症」についての講演を聞きました。

・サルコイドーシスは、130年以上原因不明の疾患である。

・現在、病変部から分離培養可能な唯一の部生物であるアクネ菌が最も有力な原因細菌であり、アクネ菌の感染とアレルギー反応が加わり病気が成立すると考えられている。

<発症の機序>

「アクネ菌潜伏感染→細胞内増殖(感染型)→内因性に活性化され全身へ。宿主要因(アレルギー素因を有する人)により過度のTh1反応がおこり、感染型アクネ菌の拡散防止目的に肉芽腫形成がおこる。」

現在、治療として抗菌薬内服が検討され、多施設臨床試験中とのことでした。アクネ菌に対して抗菌薬、アレルギー反応に対してステロイドを。

これから、サルコイドーシスの治療が進歩していくことが期待されます。

初めて参加しましたが、とても勉強になりました。

 

これからも勉強会にはどんどん参加していきたいです!


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by res81 | 2014-05-16 00:16 | 学会・研修会 | Comments(0)

2014年4月25-26日 呼吸器学会総会

スタッフのAjです。

以前のブログから更新が滞っておりましたが、最近の出来事を報告致します。

 

2014425-26日に呼吸器学会の総会 in 大阪 に参加してきました。

当科からは、私を含めスタッフ4名が発表しました。

私は初めての総会への参加でした。発表もあるため緊張しながら行って参りました。

 

25日の昼に大阪に着き、ポスターを見ながら勉強しました。ポスターだけでなく、参考資料も持って帰ることができる仕組みになっており、とてもありがたかったです。

また今後、臨床研究も行っていきたいと思っていますので、皆さんがどのような研究テーマで発表しているのかも気になりました。まだまだ未熟ですが、少しずつ自覚をもって頑張っていきたいです。

その後上司の先生の発表を聞き、夜は、とあるうどん屋さんにいきました。お店の雰囲気もよく、何より、本当に美味しかった…。たくさん注文してしまいましたが、完食でした♪あ~、とっても幸せでした。

ちなみに、おでん、ひややっこ(薬味までこだわりあり、最高でした)、かもせいろ、きつねうどん、そぼろご飯などなど頼みました!

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26日の朝は、日本呼吸器内視鏡学会との共同企画、呼吸器内視鏡の進歩を聞いてきました。

「超音波ガイド下気管支鏡」「仮想気管支内視鏡」「ナビゲーションシステム」「経口気管支鏡」「局所麻酔下胸腔鏡」「PDT」「EWS」などについて、勉強させて頂きました。

 

その後に、私のポスター発表の出番がやってきました。

急速進行性糸球体腎炎(RPGN)の肺病変の検討 」を発表しました。

簡単に発表内容を記載します。

 

[背景]

RPGNの予後不良因子として、腎外病変、特に肺胞出血など肺病変が重要と報告されている。しかし、RPGNにおける肺病変の頻度やそのCT所見に関する詳細な検討は少ない。

[目的]

RPGNを呈し当院に入院し、腎生検で最終診断が得られた症例において、肺病変の頻度や特徴とその予後について検討する。

[対象と方法]

20001月から20123月にかけて、RPGNの診断で当院に入院となり、腎生検で確定診断に至った43症例を対象とした。

各症例について、以下の項目について検討した; a. 患者背景 b. 腎疾患としての最終診断 c. 診断時の胸部CT所見 d. 診断後に合併した肺病変(胸部CT所見) e. 予後

評価方法は、診療記録とCT画像。

[結果とまとめ]

・今回の検討ではRPGNの原因疾患として、ANCA関連腎炎が最も多く、IgA腎症、特発性半月体形成性腎炎などが次いで多かった。

ANCA関連腎炎症例では、診断時にCIPパターンを呈する症例が最も多かった(53.4%

・フォロー期間中、新たな肺病変(びまん性すりガラス状陰影や肺癌など)は43症例中15症例(34.8%)に認めた。 その15症例中、8症例(66.7%)は先行する肺病変が存在し、12症例(80%)は死亡した。

・診断時の肺病変の有無で予後を比較すると、診断後5年目以降に差がみられた。5年目以降の死因では、肺癌が最も多かった。

RPGNの診断時に肺病変を合併している症例においては、長期間にわたるフォローが必要であると思われる。

 

このような内容の発表をして参りました。腎病変だけでなく、他科疾患でも肺病変を合併することが多いので、しっかり勉強していきたいです。

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はやり発表は緊張します。ですが、回数を重ね自信もって発表できるように頑張っていきます!!

 

510日は大阪で行われた第11回サルコイドーシス/肉芽腫性疾患研究会、第138回びまん性肺疾患研究会にも参加してきましたので、また報告します!!

 

もうひとつだけ…。本日、red belt(当院での英会話のテスト)ゲットしました!!


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by res81 | 2014-05-16 00:07 | 学会・研修会 | Comments(0)