飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
お知らせ
福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医4名(H29年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

飯塚病院血液内科ブログ(←クリック)もお勧め!!
カテゴリ
全体
科の紹介
学会・研修会
身体所見
画像診断
気管支鏡
COPD
喘息
肺炎
抗酸菌
肺癌
間質性肺炎
咳嗽
胸水
胸膜癒着術
中皮腫
じん肺
真菌症
気管支拡張症
膠原病
病理学
感染症
アレルギー
肺高血圧症
写真部
Pearl
未分類
記事ランキング
検索
最新のコメント
先生、ポスターもブログも..
by Y@いいづか at 10:55
APSRのセッション、ポ..
by つぎとみ@せいろか at 21:09
228先生 先日は、久..
by k at 01:25
横山様 コメントありが..
by res81 at 17:47
こんにちは。咳のことを検..
by 横山 at 13:50
Y先生、ありがとうござい..
by res81 at 17:31
K先生、お久しぶりです!..
by res81 at 14:19
いつも、ブログ更新を楽し..
by K at 03:21
吉村様 ブログを見..
by res81 at 20:11
K先生、ご無沙汰してます..
by res81 at 03:23
タグ
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
外部リンク
ファン
ブログジャンル
画像一覧


<   2014年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧

☆☆☆ 千葉大学呼吸器外科 中島先生 来飯 ☆☆☆

こんにちは、スタッフ228です〜
国内留学中のAj先生もがんばってるようですし、飯塚組もがんばってアップしていきます!

今日はひとまず近況のご報告(^_^;)

先日7月25日、当科では「第2回筑豊RENKEIの会」を開催しました〜!!
地域の最前線で勤務されている先生方(主には開業の先生方)と顔の見える関係作りを行い、当院と地域の病院と、その名のとおりよりよい連携を図っていこうという目的のもと開催している会です。

そして、この会のスペシャルゲストとして、千葉大学呼吸器外科の中島先生に、はるばる来飯いただきました!!
中島先生には、会に先立って、われわれ呼吸器内科医を対象に、主にはEBUSについてのレクチャーを行っていただき、また、本会では、気管支鏡を含む呼吸器領域の手技もろもろに関して、ご自身で研究された内容なども含め、ご講演いただきました。

気管支鏡学会のセミナーなど全国(海外も含め)でレクチャーをされている先生だけあって、とても分かりやすいレクチャーで、また自身の豊富な経験を基にいただくアドバイスは、EBUSの手技に悩むことも多いわれわれにとって、非常にためになる内容でした。まさに、明日からの臨床に使える、といったものでした。本会のご講演でも、正直自分も知らないような最新の技術までご紹介いただき、気管支鏡検査もここまで進歩しているんだなぁと感激の内容でした。

d0264356_21281399.jpg
↑ 写真は、講演の最後に衝撃の症例を発表されている中島先生。本当にありがとうございました!
懇親会の写真を取り損ねたのが残念。。。



さて、最近の当科はといいますと・・・

本格的に暑さが増してきた今日この頃、例年この時期は、比較的呼吸器系の患者さんが少ない時期なのですが、今年は気候に関係なく患者さんが多いようです。PM2.5の影響でもあるんでしょうか・・・??

そんなこんなで慌ただしいときもありますが、日々の臨床の合間に、自分の研究を進めてみたり、全国各地の研究会にも出没予定です。そして秋には国際学会も控えております!!みんな、がんばろう〜

ということで、息抜きにみなでスイカを食べてみました(^o^)
もちろん今年初スイカ!!ちょいと夏を実感した気がします(笑)
d0264356_21360332.png
↑ たまには癒しの画像を・・・

いや〜おいしかったです!!

ちなみに、余った分を冷蔵庫に保管しており、翌日食べてみましたが、サランラップをかけていなかったこともあり、水分が蒸発し表面はパサパサ(T T)、下の方に一部スイカっぽい水水しい部分が残っておりました。
まさに、線維化が進みパサパサした部分と炎症細胞が浸潤し水水しい部分・・・間質性肺炎の急性増悪!!

余談でした〜





[PR]
by res81 | 2014-07-29 21:52 | 科の紹介 | Comments(0)

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA/CSS)①

こんにちはAjです。さっそくですが・・・

EGPA/CSS(好酸球性多発血管炎性肉芽腫症/チャーグストラウス症候群)について、少しずつ書いていきます。
よろしくお願いします。

【概念】
[歴史]
CSS(その当時の別名アレルギー性肉芽腫性血管炎(AGA Allergic granulomatous angiitis)は1951年に病理学者のChurgとStraussがアレルギー素因を有し、
細小血管の肉芽腫性血管炎と血管外肉芽腫をみる疾患を結節性動脈周囲炎(現在は結節性多発動脈炎PN)より分離、独立させたことに始まり、
1952年にZeekは全身性血管炎を5型に分類したうえで、本症をアレルギー性肉芽腫性血管炎と命名し独立疾患とした。
2012年の血管炎分類に関するChapel Hill Cosensus Conferenceでの討議において、血管炎分類と名称が改定され、
Churg Strauss症候群(CSS)はeosinophilic granulomatosis with polyangiitis(EGPA 好酸球性多発血管炎肉芽種症)と名称変更が決定された。
なお、好酸球性肉芽腫症多発血管炎と一時的に称されたが、最終的には好酸球性多発血管炎肉芽腫症となった。


[血管炎としての考え方]
EGPAはGPA(granulomatosis wuth polyangiitis 多発性血管炎肉芽腫症:WGから改称)やMPA(顕微鏡的多発血管炎)とともに、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連全身性血管炎と呼ばれ、細動脈から細静脈の細小血管を病変の主座とする。
ANCA関連血管炎のうち、EGPAは重度の腎障害例は少なく、喘息が先行し、末梢血好酸球の著明増多とともに、全身諸臓器の好酸球炎症ち血管炎症状(臓器虚血)の2つの病態で発症するのが特徴
※ただし、本症のP-ANCA陽性率は35-40%である。
ANCA陽性、陰性例では臨床像に差があるといわれている(ANCA陽性:紫斑、腎障害、肺胞出血 ANCA陰性:心障害、肺病変)。Ann Intern med143:632,2005


[病理]
病理組織学的には全身諸臓器のフィブリノイド壊死性血管炎と血管壁および血管周囲の好酸球浸潤を伴う肉芽腫性病変を呈することが特徴
→病理学的にはアレルギー肉芽腫性血管炎という。

☆上記を総合させると、
EGPAは好酸球性臓器炎症、血管炎に虚血、肉芽腫形成の3つの特徴病態の複合と考えられる。

d0264356_15223157.png
【疫学】
・好発年齢 平均発症50歳前後、ただしいずれの年齢層にもみらえる。
・男女比 1:2 女に多い
・我が国における年間新規患者数は、約100例と推定されている。国内の推定患者数は1866人。
・発症頻度 2.4-6.8人/100万人程度
・長澤らの報告では、喘息患者の5000人に1人の割合、Martinらの報告では64.4人/ぜんそく患者100万人
・人種差や地域差は報告されてない


【典型的経過】
気管支喘息、アレルギー性鼻炎をはじめとしたアレルギー疾患が先行し(重症喘息が数年先行)、末梢血好酸球の著名な増加とともに全身の血管炎症状が出現する。
血管炎症状は四肢末梢のしびれと疼痛を主訴とする多発単神経炎を高率に認め、他に肺、心、消化管、腎、皮膚、筋肉、眼、関節、中枢神経、副鼻腔など全身のあらゆる臓器におこりうる

※血管炎発症前に一過性の肺浸潤(好酸球性肺炎)、好酸球性胃腸炎を呈することも多い。
※喘息発症から血管炎発症まで3年以内が多いといわれているが、喘息発症後8-10年の報告が多く、中には30年以上経過して発症する症例もある。
発症時に喘息症状がなくても、経過中に喘息症状が顕在化する症例も多い。


参照:アレルギー診療ゴールデンハンドブック、日内会誌 95:1493-1500,2006、びまん性肺疾患の臨床 第4版

今回はここまで!全身の血管炎であり、症状は多彩です。

EGPAは早期診断、早期治療が大切ですが、なかなか診断に至らないケースも多いのが現状です。
ちょっとした痺れや腹痛は見逃されやすかったり・・・

次回は診断や治療についても書いていきます。よろしくお願いします!!


[PR]
by res81 | 2014-07-26 15:30 | アレルギー | Comments(0)

国内留学 近況報告①

こんにちは。スタッフのAjです。

今、神奈川県の相模原病院で3か月研修させて頂いております。
私にも国内留学のチャンスを与えてくださり協力して下さった飯塚病院の皆様、
暖かく迎えて下さりたくさんのことを教えて下さる相模原病院の皆様には本当に感謝しております。
短い時間ですが、たくさんのことを吸収できたらなと思っています。

この場でも、学んだことをご報告していきたいと思います☆
喘息、EGPA/CSS、薬物負荷試験、口腔アレルギー症候群についてなどなど、今まで経験できなかったことや知らなかったことを学んでおります。
また、過敏性肺炎疑いの症例の環境調査にも参加させて頂いたり、とてもよい経験をさせて頂いています。

今、病棟ではEGPA/CSSの大家であるT先生、O先生チームで一緒に診療させて頂いております。
(EGPA:好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、CSS:チャーグストラウス症候群)

全国からEGPA/CSSで悩まれている方や治療に難渋されている方が集まってきます。
同じ病名でも、本当に多彩な症状や所見があり、一人一人症状も所見も違うことに驚きました。
喘息症状、心タンポ・拡張障害、腎炎、多発単神経炎、好酸球性肺炎、好酸球性胃腸症、皮疹などなど・・・

次回のブログでは、EGPA/CSSについて書いていきたいと思います。
今後もお付き合いください。

猛暑日が続いておりますので、体調崩さないようにして頑張っていきましょう!!


[PR]
by res81 | 2014-07-26 14:28 | 学会・研修会 | Comments(0)

第1回 IKB81の会

お久しぶりです。スタッフのAjです。


少し前ですが・・・

2014年6月28日に北九州総合病院と飯塚病院 呼吸器内科で勉強会を行いました。
第1回 IKB 81の会
由来は・・IIZUKA KITAKYUSHU BENKYOUKAIの略で81は肺です。
症例報告を中心とした勉強会です。
各病院で経験した診断に苦慮した症例、教訓症例、典型的な症例~稀な症例などなどを発表し、
疑問に思ったことをどんどん質問し、議論していく。そして知識を深め、臨床に活かしていくことが目的です。

終わった後は、ランチという名の懇親会をしました。
お互いに情報交換したり、関係ない話をしたり、とっても楽しかったです。
北九州総合病院からはT先生と研修医の先生、また内科部長のK先生も参加してくださいました!!

第二回は冬に開催出来たらと思っています。
ご協力頂きました皆さんありがとうございました!

また、私事ですが、この日は私の誕生日でした。素敵な仲間が、ケーキを用意して下さいました!!
飯塚病院の仲間だけでなく、北九州総合病院の皆様からも祝って頂き、すっごく幸せでした。この日にしてよかったです(笑)
皆さんありがとうございました。

d0264356_12125186.jpg
d0264356_12134147.jpg

私は7月7日より神奈川県の相模原病院で研修をしています。
3か月間と短い間ですが、アレルギー疾患を中心にたくさんのことを学んで、
その知識を飯塚の診療に活かしていけるよう頑張ります。毎日新しい発見ばかりで、刺激的な日々を送っております。
学んだことを少しずつですが、このブログでも更新していけたらと思っています。
よろしくお願いします。


[PR]
by res81 | 2014-07-12 12:24 | 学会・研修会 | Comments(0)

肺癌診断会および画像診断セミナー

スタッフの1128です。

7月3日から5日までにかけて開催された肺癌診断会および画像診断セミナー(熱海)に私と後期研修医のsnow先生で参加してきました。

d0264356_1423227.jpg


第一線で活躍されている先生方から肺癌に関する胸部X線・胸部CTの読影を中心に講義形式で教えていただきました。印象的であったのは伊藤春海先生の講義で、マクロ標本から肺の既存構造を理解した上で胸部画像を理解するという非常に難しいですが勉強になる内容でした。

また全員が参加する画像診断クイズでは、6年目以下の部門でsnow先生が優勝しました!
優秀な後輩がいることを誇りに思いましたが、ふと我に返ると、後輩に負けてしまったことに気づきました。。。
私自身もこれから精進します。

少しだけ熱海駅前も散策しました。こんな感じです。
d0264356_141415.jpg


夜の懇親会では他院の先生方ともお話する機会があり、いい刺激になりました。

今回のセミナーで学んだ内容を日常診療に少しでも役立てたいと思います。
[PR]
by res81 | 2014-07-06 01:51 | 学会・研修会 | Comments(0)