飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ7名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医6名(H28年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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☆慰安旅行☆

後期研修医G Snowです。
今週末は呼吸器内科で慰安旅行に行ってきました♪

産休中のOkちゃまも参加!!
※また職場復帰して一緒に働こうね♪

料理温泉に贅沢なとても楽しい時間を過ごさせていただきました。 

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・・・帰宅後は、今週末の肺癌学会スライド作成中。。。
これが現実ですな

明日からもまたがんばりましょ
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by res81 | 2015-02-22 18:49 | 科の紹介 | Comments(0)

インフルエンザとステロイド

今年初ブログupのGSnowです。
今年度を振り返ると、呼吸器内科に進路を決め、ERS in Munichiで発表、大阪大学での研修と充実した生活を送らせていただいたなぁ~っと。まだまだ勉強することもたくさんありますね。
先週1月29日に北九州肺疾患セミナーに参加してきました。今年はインフルエンザ関連の入院が多かった気もするので、そこで紹介された論文をひとつまとめてみました。

Exploring the heterogeneity of effects of corticosteroids on acute respiratory distress syndrome: a systematic review and meta-analysis
Ruan et al. Critical Care 2014, 18:R63

【introduction】
・ARDSにおけるステロイド治療の有効性は賛否両論ある。
・ARDSにおけるメタ解析からステロイド治療の有効性を検討する。

【methods】
・2013年までにMEDLINE、Cochrane Central Register of Controlled Trials、Web of Scienceに報告されたRCTsとコホート研究で検証した。
  1771研究から、ステロイドを使用し、死亡率を検討しているものでメタ解析を行っているもの、18研究で検証した。
・ARDSのICUでのrelative risk(RR)とrisk difference(RD)、60日後の死亡率を比較した

【results】
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Table 1:
RCTsではICUの死亡率は低下するが、60日後の死亡率は改善しない。
コホート研究では、60日後の死亡率は増加するがICUでの死亡率に有意差はない。
ステロイド治療はICU入院中の死亡率低下には有効かもしれないが、60日後の死亡率は減少しない。
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・ARDSを4つのグループに分類すると、インフルエンザ関連ARDSは優位に死亡率が増加する。それ以外の敗血症関連ARDS、術後ARDSについては、結論づけられない。
→症例に合わせてステロイド治療を行うか検討が必要である。
 少なくともインフルエンザ関連ARDSには有効ではない
※Corticosteroid therapy in patiens with primary viral pneumonia due to pandemic (H1N1) 2009 influenza
(Journal of Infection;2012;64, 311-318)
H1N1インフルエンザによるprimary viral pneumoniaに対するコルチコステロイド治療は生存率を改善しない。
※Use of early corticosteroid therapy on ICU admission in patiets affected by severe pandemic (H1N1)v influenza A infection.
(Intensive Care Med;2011:37;272-283)
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Figure 3:ステロイド使用による感染症のリスク
RCTsでは感染症のリスクは低下しているが、コホート研究では感染症のリスクは増加している
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・5日以上持続するARDS患者ではステロイド治療の有効性がある
・ARDS発症14日以降の患者でのステロイド投与は推奨しない
・RCTsでは1~2mg/kg/dayの少量のPSLを推奨する。
ルーチンではステロイド使用は推奨しない

【conclution】
・ステロイド治療は長期予後は改善せず、一部の群(インフルエンザ関連)では有害である。


純粋なインフルエンザ肺炎に対してはステロイド治療は行わずに粘って治療するしかなさそうです。。。。
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by res81 | 2015-02-01 19:22 | 感染症 | Comments(0)