飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ7名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医6名(H28年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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UPMC(University of Pittsburgh Medical Center)での研修⑤

12月7日 3日目
【午前中】
朝早く出発し、少し離れたUPMCのFamily medicineのクリニックに行き、実際にresidentをmilestoneで評価を行うCCC(Clinical conference commit)を見学してきました。研修医教育のディレクターさんと指導医の先生が計7人くらい集まり、朝7時半くらいからCCCを行います。CCCは、実際に研修医のmilestoneを用いて研修医の評価を行うというものです。Milestoneの内容は①Patient care ②Medical Knowlege③System-Based Practice④Practive-Based Learning And Improvent⑤Professionalism⑥Communicationの6つで、それぞれにいくつか詳細な項目があり評価を行きます(level1-5で評価)。一人当たり10~15分くらいでした。
一人がlevel評価を行っていきますが、同時に賛成か異論があるかを他の先生が意見を言いdiscussionしていました。いいエピソードは共有し、まだ到達目標まで達していないresidentへはアドバイスを行うなど建設的な意見を言い合い記録し、それを研修医教育のディレクターさんがまとめ、研修医にfeedbackするそうです。もちろん、milestoneに記載されている到達目標をresidentは皆知っており、内緒にしていることは一つもなく、‘openです!!’と強調していました。
「今自分は何が出来ていて、何が足りないかを認識することができるシステム」さらに「指導医も現在のresidentのレベルを確認することも出来る」。とてもよいシステムと思いました。


ただ、医師以外のmedical stuffの評価も大切ですよね…医師にとっていい医師ではなく、患者さん、またその他のスタッフからも認められなければならない!!と思ったので質問しました。
→これ以外にも、他職種からの360°評価というものを行っているそうです。抜けがないですね…

今回の研修では、このようにレクチャーだけでなく、実際に教えて頂いたことを実践している教育現場を見せて頂いたので、イメージしやすく現実的に実行可能であることを実感しました!
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【ランチ】
研修を対象に色々の職種の方が講義をするというランチョンセミナーに参加しました。今回は、薬剤師の先生が講義していました。英語が早くてあまり理解できましでした…すみません。。。

【午後】
午後からは、研修医の勉強会に参加しました。水曜日の研修医が集まって勉強する日とのことです。今回は男女にグループに分かれて、ある論文(今回はVitaminD。J Gen InterMed 31(7):780-91n)について討論を行うというものでした。VitaminD内服賛成派 vs 反対派に分かれて、決められた時間のなかで熱い議論をしていました!
議論のあとは、指導医の先生から評価や論文の内容についてのコメントがあり、最終的に今回の討論はどちらが勝ちかを決めていました!ただ抄読会するよりはこういうのも勉強になりますよね~!!

あと二日です!!長くてさらに読みにくいですよね… 
私の復習日記みたいになっています。自覚ありますが、お許しください。掻いつまんで読んでください☆

夜は4人でご飯を食べにいきました。研修医とは違い若くないので、量より質を優先したご飯を毎日食べていました☆ただ、総合診療科のM先生は、留学していたこともあり、こちらのものに対して抵抗がないためか残さずよく食べます。カッコよかったです!私も何とかついて行きたかったけど、早々にギブアップ(笑) 

つづく
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# by res81 | 2016-12-13 18:36 | 学会・研修会 | Comments(0)

UPMC(University of Pittsburgh Medical Center)での研修④

12月6日 2日目

【午前中】
UPMCのfamily medicineの入院患者さんの引継ぎカンファレンス&回診を一緒にさせて頂きました。
私は、Dr.Takedai(※)とresident(PGY3)と一緒に、COPD+肺炎、鎌状赤血球症のacute pain syndromeの患者さん、ICUにいるAR術後の患者さんを回診しました。

また、外来棟の見学もした。family medicineの先生方はお産や婦人科検診などもしているため診察室に内診台があって驚きました。

※DrTakedaiは元々外科医として働いていたそうだが、家庭医になりたくてUPMCのresidenからやり直し、今は指導医としてUPMCで働いている先生です。外科を始めたのもいつかは簡単な外科処置ができる家庭医になりたいという目標だったとのこと。再度研修からやり直す熱意とまたその行動力。本当に尊敬すべき方です。
お話を聞くことができ、すごく刺激を受けました。本当にありがとうございました。


その後は、放射線科とのカンファレンスに参加した。新患を中心に、画像みながら診断やアドバイスを頂くというもの。診断の確認、その他の所見の見逃しがなくなってすごくいいシステムだなと感じました。


そして何より、皆さんとても親切です。英語は分からないことが多く迷惑しかかけていないが、やさしさに助けられます。私のダメすぎる英語でも皆笑顔で話しかけてくれます。分からなくて笑顔で頷いてしまったことも多々ありますが…(笑)


【ランチ】
昼食はデュア先生とタイ料理のランチを食べました!とっても美味しかったです!!


【午後】
午後からはウィルソン先生の講義を受けました。臨床教育においてウィルソン先生はアメリカでもすごく有名な先生です。2017年1月に飯塚病院にも来て下さいます!!

[講義内容]
・今までどんなよい指導を受けましたか?→どのようなエピソードは?
・今まで悪い指導を受けたことがありますか?→どのようなエピソード?
これらをそれぞれ発表。LTECSにそって記載し、よい指導者とはについて考えました。
L (learners)
T (teachers)
E (enviroment)
C (content)
S (strategy)

このようなdiscussionしたうえでlectureを受けました。
☆指導をするときに考えなければならないことは、誰に対して教えるのか?(level of learners)
☆教えすぎてもダメ。7つ教えたら2個くらいしか覚えていない。4つくらいがちょうどいい。Less is more!!
☆What makes a teacher excellent?何がteacherを素晴らしくする?
Negotiates/sets expectations/organized/role model,clinician (necessary but not sufficient)/
communicates well/actively involves learner in patient care/gives useful feedback


次にアンドレア先生よりconflict managementの講義を受けました。
1. Competing 2.avoiding 3.compromising 4.accommodating 5.collaborating

Collaboratingが一番いい!!ただ緊急時は難しい。時と場合によりどうやって解決するか判断する。


リンダ先生
突然、「15分後にそれぞれが何かについて5分以内プレゼンして下さい」と言われました。それをビデオで撮り、金曜日にウィルソン先生にそのビデオをみせて、プレゼンの仕方、内容の選び方に関してfeedbackをして頂くとのこと。自分をビデオで撮られるのも、それを再度見るのもすごく恥ずかしいですが、客観的にみることが出来るいい方法ですよね。

・私は今までの人生について
・他の先生方は、カブトムシの育て方について、ピッチャーにとって大切なことについて、Brain ruleについて(PPAPを動画でみて、頭の体操として踊りました~)


二日目終了。分からないこともたくさんありましたが、私が困っていそうな顔していると総合診療科M先生が適宜通訳して下さるので理解を深めながら聞くことが出来ました!本当にありがとうございます。

ただ、本当に疲れます…(笑) なので夜は9時には寝てしまい、朝3時くらいに起きる生活スタイルになっています。なんて健康的。


つづく

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# by res81 | 2016-12-11 17:24 | 学会・研修会 | Comments(0)

UPMC(University of Pittsburgh Medical Center)での研修報告➂

12月5日 研修1日目

【午前中】
WISERというシミュレーションセンター(medical training center)に見学に行きました。シミュレーションすることは、患者さんの安全はもちろん、診療/技術の改善につながる大切なtrainingであります。WISERには 11個の部屋があり、年間14500のシミュレーションをしているとのこと。
挿管、CVの技術の練習だけでなく、Difficult Airway Management(DAM)の症例(輪状甲状靱帯穿刺および経気管ジェット 換気も経験できる)やECMOも使用しているモデルなど様々のシチュエーションのシミュレーションが行われていました。大規模災害を想定したモデルなど書ききれないほどです。もちろん3G高機能患者シミュレーターも常備されており、実際に人形がシバリングをおこしたり、汗をかいたり、瞳孔反射がみれたり…感動でした。

シミュレーションは経験には勝らないかもしれませんが、一度経験し失敗や反省することで実際に経験した時によりスムーズに安全に対応できると実感しました。また、本や口頭指導だけでは学ぶことのできないチームワークも体験できることはとてもいいことだと思いました。

☆当科ですぐに取り入れられるシミュレーションは何か考えながら講義を受けていました。
→研修医や後期研修医に対して、気管支鏡の手技やトラブルケースのシミュレーションはすぐにでも取り入れられるのではないかと思いました。

最後に、シミュレーションはベースラインの教育。当たり前のことかもしれないが、「See one, Do one, teach one」して、臨床の現場に望むことが大切であるということを改めて学びました。
そして、実際の臨床に非常に酷似した高機能患者シミュレーターなどを使用した症例を経験できる充実した設備、人材などをもつWISERに感銘を受けました。

【lunch】

昼食はDewar先生とSouth-Paul先生と一緒にofficeでランチをしました。
サーモンサラダにパンにフルーツ。さっぱりとした食事で救われました。
すでに日本食が恋しくなりました(笑) 和食食べたい…


【午後】
☆午後からはSouth-Paul先生とデュア先生の講義を受けました。

South-Paul先生からはリーダーシップについての講義を受けました。
・リーダーシップって何?
・あなたにとってのリーダーは誰ですか?どうしてそう思うの?
・どうやったらリーダーになれる?
・リーダーは正直であることが重要で、teamの皆に多くの機会を与えながら、目標を達成するteamを作ることが出来なければならない。teamが非常に大事!そして、そのチームを成功に導くための舵取りをしっかり出来なければならない。一人では勝ち取るのではなく皆で協力して成功することが大事である。
Qualities to Look for in a Leader(Character、Influence、Positive attitude、Excellent people skills、Evident gifts、Proven track record、Confidence、Self-discipline、Effective communication skills、Discontent with the status quo) 
John C. Maxwell, Equipping 101. Thomas Nelson Publishers, Nashville, 2003
・心に残った言葉:“Behind an able man (woman) there are always other able men (women).” Great leaders seek out and find potential leaders, then transform them into good leaders.
それと、You don't work hard enough. 日本人は働きすぎと。自分をしっかり見つめなおす時間、管理することが出来る時間を作らなければ、患者さんへの指導も出来ないでしょ。運動が大事といいながら自分が運動していないと説得力ないでしょ。と。
確かに…と思いました。

☆最後にDewar先生から、Mile stone(「標石」、つまり研修の経過において節目となる到達目標)についての講義をして頂きました。
Mile stoneは6 competencies(①patient care ➁medical knowledge➂communication ④practice based learning and improvement ➄sysytems based practice
⑥professionalism )に対して使用されます。

知識だけでなく総合的なスキルをチェック。それぞれにLevel1-5まである

residentには各学年で到達しなげればならないLevelがあり、各学年年に2回評価が行われ、フィードバックをもらうことができる(最終的には、residentはすべての項目でLevel4まで到達できなければ卒業できない)。ダメなところを指摘するのではなく、どうしたら解決できるかを考え修正し成長できるように教育を行う。また、十分できたところも伝える。Negativeではなくpositive feedback。このように行う評価法を学んびました。

当科では、研修医やそれぞれの学年に目標を決めている。これをうまく利用し、現在どこまで理解できているかを適宜チェックし、成長するように指導を行っていくことが大切だと思いました。私も自分のレベルを再度確認し、足りないところを勉強したり、指摘してもらいレベルアップしなければと思った講義でした。

写真はまた載せます。


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# by res81 | 2016-12-10 06:41 | 学会・研修会 | Comments(0)

UPMC(University of Pittsburgh Medical Center)での研修報告➁


無事にピッツバーグ到着しました!ほぼ丸1日かかりました。

飛行機では「君の名は。」を見ました。やっと流行に乗れました。嬉しかったです☆

ピッツバーグ空港には、遅い時間にも関わらず、Dewar先生が迎えにきてくれた!
スティールス(アメリカンフットボールのチーム)やパイレーツ(メジャーリーグのチーム)のスタジアムが車からみえました!

わぁ、、アメリカきた!初めて!と緊張と喜びの気持ちでいっぱいでした。
頑張るぞー!

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※写真は空港での大きな看板です。


翌日は時差ボケ含めた調整日でした。
Dewar先生が休日にも関わらず、私たちを観光に案内してくださいました。
Dewar先生というのは、UPMCのFamily Medicine Departmentの准教授です。
ものすごく忙しいのに、私たちの研修のコーディネーター、また送迎、観光まで…
お忙しいのに、ここまで温かいおもてなしをしてくれるなんて…。なんという人柄なんでしょう。本当にありがとうございます。

観光は、Duquesne Incline というところでケーブルカーに乗りました。
丘の上からピッツバーグ中心街が一望できます!とても綺麗でした~!!
ピッツバーグは元々産業の町であり、丘の下に工場、丘の上に労働者がたくさん住んでいたそうで、その交通手段としてケーブルカーを用いていたとのこと。


ここで、、、ピッツバーグの歴史を少し。もちろんwikipediaより抜粋。
独立戦争後、ピッツバーグは産業都市として発展した。
1815年頃には、ピッツバーグは鉄、真鍮、錫、およびガラス製品の一大生産地となっていた。1830年代には、ウェールズのメルスィル・ティッドヴィルで起きた暴動により、同地の鉄鋼労働者が大量にピッツバーグに移入してきた。1857年頃には、ピッツバーグには1,000棟の工場が建ち並び、年間2,200万ブッシェルの石炭を消費していたとのこと。

炭鉱の町だった飯塚と少し似ていますよね。勝手に親近感を感じていました。

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そのあとは、ピッツバーグ名物のサンドウィッチ(ハンバーガー?)が食べられるPrimanti Brothersというお店にいきました。ピッツバーガーという手のひら2個分もあるバーガー。中にはフライドポテトがたんまり…
なんとか、、なんとか、、食べきりましたが、もう二度とハンバーガーは食べたくないなと思うほどのボリューム(笑)おいしかったですが、半分食べて半分お持ち帰りするのがベストと思いました!

そんなこんなで次の日から研修開始です。
疲れはありましたが、時差ボケなく元気に始まりました~

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# by res81 | 2016-12-09 21:24 | 学会・研修会 | Comments(0)

UPMC(University of Pittsburgh Medical Center)での研修報告①

皆さんこんにちは。Ajです。

この度、病院より、UPMC(University of Pittsburgh Medical Center)へ直接訪問し臨床教育について学ぶ機会を頂き、現在アメリカのピッツバーグに来ています。

飯塚病院とピッツバーグ大学メディカルセンターUPMCは、医師の研修指導体制拡充を目指して研修に関する契約を締結しています。この連携により、飯塚病院では世界的にも評価の高いピッツバーグ大学の教育カリキュラムや教育技法・指導方法などの臨床教育に関する豊富なノウハウを柔軟に取り入れた、独創的で魅力のある研修プログラムを開発するとともに、研修医/後期研修医に対する指導体制の強化を図り、「全国から若手医師が集う教育病院」を目指しています。※飯塚病院ホームページより抜粋


これまで、総合診療科や家庭医療の先生や後期研修医が、直接UPMCへ訪問し、1週間の研修を受け、そこでの知識を共有し、飯塚病院に取り入れてきて下さっていました。

今年は、総合診療科より2名、漢方診療科1名、呼吸器内科1名がすばらしい研修の機会を頂きました。当科から私が代表として参加することになりました。呼吸器内科も研修医や後期研修医教育にさらに力を入れて頑張っていきたいと思っていた矢先のことでしたので、とてもいい機会を頂きました。夏には当科の後期研修医のTACも参加しておりますので、今後、当科の教育システムをより充実させていけたらなと思っております!

上記のように張り切っているように思われるかもしれませんが、
実は私は、英語がすごくすごく苦手です…。

もちろん、海外旅行も好きではあまりません。

そんな私が海外に研修なんて出来るのだろうか。

迷惑かけに行くようなもの。1週間も耐えられる!?など、ものすごく葛藤がありました。。。

でも、そんな時!!TB先生より人生一度きり。経験したことないことを経験するのはいいことだよ。こんなチャンスはないから、思い切って行ってきたら?」と背中を押して頂き、参加を決意しました!!

長い出張であり、色々な方々にご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。一生懸命頑張ってきます。

そして、いよいよ出発。

つづく。


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# by res81 | 2016-12-08 12:17 | 学会・研修会 | Comments(0)