飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医4名(H29年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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祝☆ご結婚!!

スタッフ228です(誕生日が2月28・・・)。
つい先日、ここ最近で最も重大なイベントがありました。
某後期研修医先生の結婚式であります!!
証拠写真を載せておきますが、おそらくこの写真からは、誰の結婚式なのかよく分からなくなっているかと思われます(笑)
本物の新婦もおりませんし、真ん中の二人の結婚式でもありませんので、あしからず・・・(笑)

d0264356_17595480.jpg


二次会は、呼吸器内科ほぼ総出で、盛り上げ役に徹しました!!
けっこう好評だったと思ってるんですけどね〜
きっと、主役の二人はもちろん、参加された方々も楽しんでくれたはず・・・と信じたいです。
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# by res81 | 2013-06-18 18:01 | 科の紹介 | Comments(0)

特発性肺線維症の予後因子としてのRDW

スタッフのTBです。

またJournal Watchネタです。
CHEST最新号より、血算の際に計算されるRDWがIPFの予後予測因子である、という論文です。

RDWとは"red cell distribution"の略で、以下の式で求められます;
RDW=(MCVのSD)÷(MCVの平均)×100(%)
貧血の原因の鑑別に役立つと言われていますが(シスメックス社HPをリンクします)、いくつかの疾患の予後因子とも報告されています。
 心不全(J Card Fail 2010;16:230-238、Circulation 2008;117:163-168)
 肺高血圧(Heart 2011;97:1054-1060)
 general populationでも予後因子だったという報告
       (Arch Intern Med 2009;169:588-594)

何故か?理由はよく分かってはいないのですが、炎症により造血・赤血球寿命・赤血球膜異常に影響すると考えられています。(Crit Care Med 2011;39:1913-1921, Arch Pathol Lab Med 2009;133:628-632)

さて、今回は特発性肺線維症(IPF)で、RDWが予後予測因子となるかどうかが検討されました。

The Red Cell Distribution Width as a Prognostic Indicator in Idiopathic Pulmonary Fibrosis
CHEST 2013; 143(6):1692–1698


Background
IPFのclinicl courseは様々。
red cell distribution width (RDW)はCBC検査の際に必ず計算される値。
これが予後因子となるか、IPFのコホートで検証した。

Methods

対象:January 1997~June 2011の期間にInova Advanced Lung Disease clinicでIPFと診断された症例 
検討内容:CBCs, demographics, pulmonary function data, 予後

Results

対象:319例
RDW:11.9~21.9 (median 14.1)
   RDW≦15(正常範囲)…228例→生存期間中央値 43.1ヶ月
   RDW>15…91例→生存期間中央値 16.3ヶ月(P=0.001)

RDWの経過を追跡できた症例:198例
 RDWの変化が+0.010/mo以下の症例→生存期間中央値 43.0ヶ月
          +0.010/mo以上の症例→生存期間中央値 23.9ヶ月(P=0.0246)

*年齢、性別、ヘモグロビンで調整しても、RDWは有意な因子であった。

Conclusions
IPFにおいても、RDWは有用な予後予測因子。
ベースライン、フォローアップともに使用できる。
validationと、病態生理についての検討が望まれる。

考察では、肺高血圧との関連、心血管疾患合併との関連、IPFに伴う肺血管異常による微小溶血、などが原因として考えられていました。年齢・喫煙・栄養状態・肺機能などの因子とRDWの関連は以前より報告があるのですが(Chest 2003;124:494-500, J Gerontol A Biol Sci Med Sci 2010;65:258-265)、今回はそれらの因子を多変量解析で調整してありました。


これまでIPFではあまり注意して見ておりませんでしたので、今後チェックしていきたいと思います。
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# by res81 | 2013-06-11 12:43 | 間質性肺炎 | Comments(0)

COPDの重症肺高血圧:ASPIRE registryより

スタッフTBです。

Journal watch中、ERJの最新号よりピックアップしました。

Pulmonary hypertension in COPD: results from the ASPIRE registry
Eur Respir J 2013; 41: 1292–1301


COPDには肺高血圧(PH)を合併しやすいのですが、大抵は軽症~中等症までで、重症例(平均肺動脈圧≧40mmHg)はCOPDの1%程度と言われ、"Out of proportion"とされています。
何せ症例が少ないため、その特徴があまりはっきりしておりませんでした。
ASPIRE registryとは、"Assessing the Spectrum of Pulmonary Hypertension Identified at a Referral Centre registry"の略で、英国の肺高血圧調査のためのregistryです。
今回は9年間のデータから、PHを合併したCOPDについて臨床的特徴をまとめてくれています。

Abstract
COPDにおける重症肺高血圧(PH)の表現型と予後については少数の検討しかなく、予後因子はわかっていない。ASPIRE registryより、PH合併COPD連続101症例のデータを抽出し検討。

 平均follow-up期間:2.3±1.9 years.
 重症PH・COPDは59例:定義は右心カテーテルで肺動脈圧≧40 mmHg
 特徴・・・拡散能が低い、気流制限は比較的軽度、
      CTでの気腫スコアは軽症~中等症肺高血圧COPDと同等
      1年生存率:70%(⇔軽症~中等症PH・COPD群では83%)
      3年生存率:33%(⇔軽症~中等症PH・COPD群では55%)
 予後不良の独立因子:混合静脈血SpO2、DLCO、
               肺高血圧のWHO機能分類クラス、年齢

               →気流制限の程度は、予後因子ではなかった!

 Compassionate(救済的な)treatmentは重症PH・COPD 43例で施行された
 ⇒生存率は改善しなかった
 ⇔治療反応性(機能的な改善または20%以上の肺血管抵抗の低下)があった8症例
   では、生存率が改善した

まとめ:
・標準的に用いられているCOPDの予後因子は、PH合併症例には適用できない。
 ⇒今回のスタディで、PH合併群の予後因子が分かった。
・予後不良ではあるが、治療法を検索する手がかりとなる。


実臨床上、なかなか右心カテーテルまで行っておりません。しかし、精査・治療をトライしてみる事も時には必要で、それがなければ医学は先には進みません。
はざまで悩む日々です。
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# by res81 | 2013-06-07 18:54 | COPD | Comments(0)

臨床画像解析研究会開催!! そして伝説へ・・・

スタッフの228です(誕生日が2月28日です)。
事後報告になって恐縮ですが・・・
昨日、当院にて、第24回九州臨床画像解析研究会が開催されました〜

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日本を代表する先生方のアツいお話を、この飯塚の地で聞けるなんて、
本当にありがたい限りです。
今回は事後報告となってしまいましたが、
次回は本年11月頃に開催予定です。
その折はまたご案内しますので、ご興味がある方は、ぜひぜひご参加ください〜

さて、月日が経つのは早いもので、
気がつけばもう5月も終わりを迎えようとしています。
5月といえば、昨年はサンフランシスコでATSデビューを果たさせていただきました。
今年度も、後期研修医を中心に、9月にバルセロナのERS、10月にはシカゴのCHESTに参加予定です。
みんな、日常臨床をこなしながら、合間をみつけて勉強や発表、研究に励んでいる次第です。
忙しいときもありますが、みなでワイワイやってます。

さてさて、もう一点ご連絡が。
昨日の研究会の先生方に協力いただきながら、
当院でも積極的にVATS(胸腔鏡補助下の手術)下に肺生検を行っていき、検討していくことにしています。

主には間質性肺炎が対象になるわけですが、筑豊地区に潜在している間質性肺炎の方々を的確に診断しフォローし、治療介入を検討し、また、得られた情報をもとにさまざまな検討も行っていきたいと考えています。

ゆくゆくは、当院が、間質性肺炎など、いわゆるびまん性肺疾患の診療において、筑豊地区、九州で中心になれればなーなんて思っています。
夢は膨らむばかり・・・

タイトルの「そして、伝説へ」は、かの有名なドラゴンクエストⅢのサブタイトルです。
今後も飯塚は、対外的な交流も増やしてパワーアップしていく予定です。
そんな伝説の幕開け的な・・・大げさですね。失礼しました〜
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# by res81 | 2013-05-25 17:02 | 科の紹介 | Comments(0)

ベスト指導医!! 送別会!! そして、新年度の始まり~

ご無沙汰してます。
スタッフのTKあらため(TB先生と紛らわしいですから…)、スタッフの228です。
(誕生日が2月28日なだけですけど)

さて、2013年に入り慌ただしく時が過ぎ、気がつけばもう4月に入り新年度を迎えておりました。

個人的な昨年度の思い出としては、なんといってもATSでの発表でしょうか。
初の海外発表で(ポスターですけど)、当然英語はうまくいかなかったわけですが、なんとか発表を終え、世界を身近に感じることができた(そんな気がした)サンフランシスコの5月でした。

他にも、何度も発表の機会を与えていただいたり(相変わらず準備がどたばたでしたが…)、執筆の機会をいただいたり、いつも指導いただいているTK先生たちには本当に感謝感謝です。

と、そんなTK先生が、2012年度、当院の初期研修医による投票で、見事に内科系ベスト指導医に選ばれました!!
公私ともどもの熱い指導の結果と思われます。
ちなみにこれが証拠の写真です(笑)
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そして、昨年度は後期研修医が5人と、いまだかつてない人材の充実ぶりでした。
若い力に刺激を受けつつ、楽しい1年間を過ごしてきたわけですが、やはり1年は早いもので、先日は呼吸器(と血内)病棟で大送別会が行われました。
涙あり、笑いありの(!?)素敵な時間でした。
証拠の写真です(笑)
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飯塚を卒業したみなさんには、飯塚呼吸器の誇りを胸に(だいぶ大げさですが)、大きくはばたいてほしいですし、残された(留年??)われわれも、飯塚呼吸器をもっと輝かせたいものです。

新年度になり、新たなメンツも加わり、飯塚呼吸器は、さらにパワーアップしていきます!!
(その予定です!!)
さっそく、本日今年のCHESTで発表すべく、その抄録を登録しました(今日までの締め切りで、なんとか間に合いました)。まだ分かりませんが、今年も海外で発信予定です!!

みなさん、今年度もどうぞよろしくお願いします。
なお、飯塚呼吸器にご興味がある方は、福岡観光も兼ね、お気軽に見学にどうぞ~
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# by res81 | 2013-04-03 00:30 | 科の紹介 | Comments(0)