飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
お知らせ
福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ7名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医6名(H28年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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タグ:呼吸器内科 ( 57 ) タグの人気記事

飯塚病院呼吸器内科 後期研修

お久しぶりです。スタッフの1128です。

早いもので僕が飯塚病院に来てもうすぐ3年が経ちます。
今回は実際に後期研修をしてみてどうだったのかを振り返りながら少しまとめてみたいと思います。

昨年度は228号先生が当院の後期研修についてとてもわかりやすくPRしていただいたことは記憶に新しいと思います。
記事はこちら!

僕の実際のローテーションはこんな感じでした

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~3年目~
飯塚といえば呼吸器内科!!!と言いたいところですが、総合診療科と救急部の方が少しだけ有名かもしれません。
ミーハーな僕は救急部と総合診療科の両方をローテしました。
救急部では初めての3次救急を体験し、総合診療科では鑑別診断の重要性を学びました。
呼吸器内科では228号先生にお世話になりながら、日常診療にあたりました。3年目の後半からは外来診療を経験することができ、非常に勉強になりました。
3年目には2度の学会発表を経験することができました。

~4年目~
検査室で腹部エコー・心エコーを、呼吸器外科では、肺癌・気胸・膿胸の外科手術を経験することができました。
10月には228号先生・Ymj先生と一緒にCHEST2013に参加し、初めての国際学会でポスター発表を行いました。英語でのディスカッションは難しく、英会話を意識するよいきっかけになりました。

~5年目~
院外研修で呼吸器の3次病院である東京病院にお世話になりました。結核診療やEBUS-GSなど、飯塚病院では経験できない症例を担当させていただくだけでなく、論文のテーマも与えていただき非常に勉強になりました。
11月には228号先生・Aj先生とともにAPSR2014に参加しました。2回目の国際学会でしたが、英語力は昨年度と変わりなく、昨年以上に英会話を意識するようになりました。

今年度は日常診療の合間にTB先生に指導していただきながら英語でのケースレポートの作成を行いました。現在でアクセプトされているのは1本で、査読待ちのものが2本あります。

飯塚病院は救急症例も多く忙しい市中病院ですが、国際学会や論文作成などの学術的な内容も経験できる素晴らしい病院です。
あっという間の3年間でしたが、いい経験をさせていただきました。

当院での後期研修に少しでも興味があれば、ぜひ一度見学に来ていただければと思います。

メールはこちら:iizukakokyu@gmail.com
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by res81 | 2015-01-28 20:55 | 科の紹介 | Comments(0)

第1回 総合アレルギー講習会

こんばんは。

スタッフのAjです。
今年も終わりに近づいてきました。
急激に寒くなってきましたね…。冬らしい!!とも思いますが☆
体調管理をしっかり行いながら、年末を駆け抜けていきましょう。

さて、
12月20日(土)・21日(日)は
第1回総合アレルギー講習会 -パシフィコ横浜-

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今回私は、
☆1日目
・食物アレルギー
・好酸球性副鼻腔炎・中耳炎と喘息との関連性
・好酸球増多症
・慢性咳嗽
・気管支喘息と他疾患の鑑別、合併について
☆2日目
・難治性喘息
・花粉症診療のクリニカルQ&A
・バリア機能の破たんとアレルギー

などのご講演を聞き、勉強してきました。

呼吸器内科領域だけでなく、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科などのアレルギー疾患についても
学ぶことができ、とてもよい機会となりました。

これからも積極的に勉強会に参加することで、アレルギー疾患の知識を増やし、診療に役立てていきたいと思いました!!

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会場では、相模原病院の先生とも再会できました。お話をしたり、お食事をご一緒させて頂きました。
近況報告や、さらにご相談にのって頂いたり、とてもよい時間を過ごすことができました☆
ありがとうございました!!!

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街はクリスマスモード☆綺麗なイルミネーションがたくさんで、心躍りました!!!!!
さぁ、頑張っていきましょう~



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by res81 | 2014-12-22 23:46 | 学会・研修会 | Comments(0)

APSR その3

お疲れ様です! スタッフのAjです。
​引き続き国際学会の報​告をさせて頂きます。

本日は、APSR3日​目でした。
朝は、ホテルのバイキ​ングでしっかりご飯を​食べ、各々レクチャー​を受けました。
国際学​会にくると、英語力の​なさを痛感します…。​引き締まる思いです!英語・・・頑張ります!!

そして、昼からは我ら​の228号先生、11​28先生のポスター発​表でした。国際学会の​経験も増えてきたためか、とても堂​々として頼もしかったです!!
多くの先生方に興味を持って頂き、すばらしいディスカッションをしておりました。
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夜は、会場で行われるGALA Dinnerに参加しました。
バリ伝統のケチャ、バリ舞踊を身近でみることができました!!
その後、授賞式(誰も授賞したわけではありません…。)が行われ、その後はバイキングという形のディナーでした。
普段味わうことの出来ない雰囲気を感じることができ、いい機会でした。
隣には、84歳のインドネシアの先生(引退しているとのこと)が座られ、国際交流でき、とても楽しかったです。

今は空港です。今から日本へ戻ります。
30分の遅延のため、現在空港に待機中です。気を付けて帰ってまいります。



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by res81 | 2014-11-16 01:44 | 学会・研修会 | Comments(0)

APSR2014 その②

こんにちは、スタッフ228号です。
APSR(アジア太平洋呼吸器学会)参加中、本日2日目になります。
今日は、朝のセッションに出た後、スタッフAj先生が、当院の先陣を切ってポスターセッションに臨みました!!
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インドネシアの先生方はもちろん、オーストラリアの先生方とも積極的にディスカッション!!
さすがAj先生、お疲れさまでした〜
明日はぼくとスタッフ1128先生も発表に臨みます、がんばります!!

ちなみに、会場はこんな感じ。
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それでは、また明日!!
明日はAj先生が更新の予定です☆








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by res81 | 2014-11-14 23:47 | 学会・研修会 | Comments(0)

第27回九州臨床画像解析研究会 & 北九州呼吸器疾患研究会!

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スタッフのTBです。

去る10月24日(金)のことです。
当科は大忙しでした。

その理由は・・・
「第27回九州臨床画像解析研究会」を主催
しつつ、
「北九州呼吸器疾患研究会」で発表&座長
を同時にこなしたからでございます。

「九州臨床画像解析研究会」(@飯塚)ですが、
これは3年前から当科で年に2回主催させて頂いている研究会です。
私が東京や大阪で働いていた頃、
大変有難いことに胸部画像領域の我が国トップの先生方とご縁があり、
研究についてご指導を頂けるようになりました。

飯塚病院で働く様になってからも引き続きご指導を頂いており、
飯塚まで年に2回来て頂ける事となりました。
徐々にご参加いただく先生方が増えて豪華になり、
大阪大学、久留米大学、長崎大学、熊本大学、昭和大学、
九州大学、福岡大学
などから、
放射線科医、病理医、呼吸器内科医が集まり
ディスカッションできる場となっています。
更に今後もディスカッサーは増える予定で、
とても楽しみです。

また、一般向けの講演も非常に面白く、
聴衆も回を重ねるごとに増えています!
次回は平成27年5月15日(金)の予定です。
ご興味のある方は是非ご連絡ください。


「北九州呼吸器疾患研究会」(@小倉)では、
当科のJMMY先生が「RPGNに合併する肺病変の検討」
を発表してくれました。
大変良い発表で、質問も飛び交っておりました。

特別講演では私が座長を務めさせていただき、
日本医大呼吸器内科教授の吾妻先生より、肺線維症の病態から創薬まで、
大変すばらしいご講演を拝聴する事が出来ました。
「肺活量の減少抑制だけではなく、
 合併症の抑制などの他の効果にも目を向けるべき」
「Reverse translation」

というメッセージが心に残りました。

その後博多に移動し、
九州臨床画像解析研究会の世話人の先生方と当院のスタッフで懇親会!
日本、いや世界のトップの先生方と直にお話しでき、
気軽に色々な事を教えて頂ける機会はそうそうありません!
思わぬ国内留学も決まったりしておりました。
ダイナミックな人材交流、本当に素晴らしいです。

こういう所から新しい事が生まれるのだろうな~、と思います。
本当に楽しく、勉強になりました。

ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました。
当科スタッフ&秘書さん、お疲れ様でした。

またモチベーションを新たに、
飯塚からエビデンスを発信できるよう頑張ります!

最後に、飯塚病院呼吸器内科はこのような取り組みをしている、
民間病院かつ非医局関連病院としては、珍しいところです。
ご興味のある先生がおられましたら、是非ご一報ください。
一緒に楽しく働き、学んで行きましょう~!



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by res81 | 2014-10-28 07:23 | 科の紹介 | Comments(0)

第15回東京びまん性肺疾患研究会を経て〜間質性肺炎つれづれ

どうも、スタッフ228号です!!
早起きが苦手なぼくですが、先週土曜日に早起きをがんばって(笑)朝一の飛行機で東京の研究会に参加してきました〜☆
いわゆる「東京びまん」です。この「びまん(間質性肺炎などびまん性肺疾患のこと)」の研究会は、全国各地でちらほら行われており、今回初めて東京びまんに参加させていただいたんですが、やっぱり東京はすごいですね!朝から夕まで、昼食のちょっとした休憩時間以外、延々と症例をみていき(約30症例)、日本のびまんのトップの先生方が繰り広げるアツいディスカッション・・!途中ぼーっとなってしまう瞬間がないわけではないですが(^_^;)おもしろかったです〜


さて、そんな今回のテーマは

「HRCTで蜂巣肺を認めないIPFにおける臨床画像病理診断」


特発性肺線維症(Idiopathic pulmonary fibrosis; IPF)は、肺の構造が壊れてしまい、あたかも蜂の巣のような穴がぽこぽこと空いてしまう病気で、一般的には進行性と考えられており、時として急性増悪(感染症などを契機に急激に呼吸状態が悪化していまう状態)を来たすことが知られています。この蜂の巣構造=蜂巣肺(honeycomb)が、いわゆるUIP(Usual interstitial pneumonia)と呼ばれるパターンの特徴なわけですが、UIPパターンを来たす原因はいろいろとあり(リウマチなど膠原病、慢性過敏性肺臓炎、石綿肺など)、はっきりとした原因が分からない(=特発性)ものをIPFといいます。

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※ 写真の蜂の巣は、佐賀大学の先輩で、今イギリスに留学中の江頭先生の自宅で採取された本物です、掲載の許可いただきました(笑)イギリスのスズメバチも、まさか自分の住処が、こんなところで公開されているとは夢にも思わなかったでしょう(笑)それにしても、本物の蜂の巣って、すごいきれいにできているんですねぇ


さて、蜂の巣構造が最初からあれば分かりやすいのですが、なにも最初から蜂の巣なわけではありません。それは、こちらの記事もチェック!!(自分が書いた記事ですけど何か?笑)この記事でも取り上げているのですが、CTで見ると、ちょっとしたすりガラス陰影なんですが、肺生検をして病理組織を見てみると、けっこう肺の構造が壊れていて線維化が進んでいて、顕微鏡的には蜂巣肺を呈していたりするんですね。ちょっとした陰影だど、まさか蜂巣肺だなんて認識されていないことがある、ということです。ただ!!こういう方が、先々進行していくのかというと・・・・それは必ずしもそうじゃないようなんです。一律の経過ではなく、いろんな経過があるんです〜


ということで、今回の東京びまんでは、4年前のこの会のときに、CTではっきりと蜂巣肺が分かるような典型的なIPFではなくて、すりガラス陰影やら網状影やらが主体で、肺生検を行って病理学的にも検討され(顕微鏡的蜂巣肺を含め)、臨床医と放射線科医と病理医とみんなで話し合った結果、これは現時点ではIPFの診断にしよう、といった症例約30例を対象に、その30例がその後どうなっていったかを、改めて検討する会だったのです!なかなかこんな機会はないぞと、がんばって早起きしたわけでした。


どんな経過をたどるのか、少し紹介したいと思います。


CTの変化としては、やっぱり数年の後、蜂巣肺が顕在化した群のほか、穴は穴でも、蜂の巣構造というより気管支が拡張した所見(牽引性気管支拡張)が主体な群や、何年経っても画像的にはあんまり変わらない群。また、典型的な蜂巣肺は、下葉背側(背中側)に多いわけですが、背中側ではなくて、頭側に目立って出てきたり。そして、なぜか背中側は、穴ではなく、すりガラス陰影が拡がっていたり(いわゆるNSIPパターンに類似)。さらには、蜂巣肺でも気管支拡張でもない嚢胞を伴っていたり。画像の経過は、とにかく多彩〜っ


そして、この病気の理解を難しくしているのが、CTの経過と臨床症状、経過、病理組織所見とが必ずしも相関しないということ。ある症例では、徐々に進んで最終的に急性増悪を来してしまったり、かと思ったら、頻回に急性増悪を来たすような活動性が高い症例があったり。病理所見からは活動性が高そうなのに、その後あまり進行せずに経過する症例があったり。。。。もっとより多くの症例が集まって検討されると、また何か見えてくるのかもしれませんが、現状では、とりあえず経時的に肺の構造が壊れていく人(蜂巣肺や気管支拡張や嚢胞などひっくるめて)は、やっぱり予後が悪そう、ということだけはたしかなようです。


どういう方々の肺が壊れていきやすいのか、まだまだ今後の課題ですね。


ちなみに、一度急性増悪を来たしてしまうと、その後も繰り返しやすく、予後に影響してしまいます。COPDの急性増悪と同じような感じですね。急性増悪を来たしやすい群を、より早めに見つけること、これもまた課題です。


とにかくIPFという病気の多様性、奥深さを実感した会でした。どこまでをIPFとするのか(IPFの亜型とするのか)、はたまたIPFと別の疾患とするのか。ひとまず、現状ではIPFの診断閾値を低くしておいて、なるべくIPFとして治療(抗線維化薬やアンジオキナーゼ阻害薬など)や臨床試験に参加できる機会を増やす、そうして得られたデータをもとに、疾患概念を再構成していくことが重要なように思われます。特に日本では、CTが日常的に頻繁にとられることもあり、症状が乏しいかなり早期の時点で間質性肺炎が見つかることが多いようです。間質性肺炎がどういう風に進行していくのか、どういう人にどういう治療を選択していったほうがよいのか、日本から発信できるかもしれません。


と、言うは易し、行うは難しー


早期に間質性肺炎が見つかっても、自覚症状が乏しいと、通院すら続かない現状があります。また、巷では、間質性肺炎はどうせ治らない病気だから、ということで放置されていたり、結局ステロイドしかないでしょ、ということでなんとなくステロイドが始まってしまったりすることもあるようです。ぼくたち呼吸器内科医も、早期の間質性肺炎に、症状が乏しいのに治療するの?けっこう治療費かかるよ!という現実的な問題にも直面するわけで・・・


この領域、まだまだ課題が多い分野です。「間質性肺炎」という病気を世の中にもっと周知させて、治療や臨床試験を、なるべく多くの患者さんが受けることができるように、そんな体制が作れればと思います。


以上、一般呼吸器内科医の独り言でした!!
長々と読んでくださった方、ありがとうございます。何かご意見やアドバイスなどあれば、お願いします〜


そういえば今週末は福岡びまん!!びまん尽くしです・・・笑






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by res81 | 2014-10-20 02:26 | 間質性肺炎 | Comments(0)

重症喘息に対するmepolizmab

スタッフのTBです。

Journal watch、今月号のNEJMより。

喘息ではサイトカインをターゲットにした抗体治療が増えてきています。

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     (Medscape, Semin Respir Crit Care Med 2012より)
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       (医学のあゆみ 2011;238(6):701-6より)

抗IL-5抗体であるmepolizmabの重症喘息に対する効果が今月のNEJMに。


Mepolizumab treatment in patients with severe eosinophilic asthma.N Engl J Med. 2014 Sep 25;371(13):1198-207.


プロトコールはこんな感じです。

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各群のプロフィールにばらつきはありません。
増悪抑制効果が確認されました。
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プラセボと比較し、患者さん一人当たり年間に1回くらい発作が減る、という結果。

ここでは省きますが、呼吸機能・QOL・コントロール率も改善しています。

副作用も問題になるものは認められませんでした。


また、同号に内服ステロイドの減量効果も報告されています。

Oral glucocorticoid-sparing effect of mepolizumab in eosinophilic asthma.N Engl J Med. 2014 Sep 25;371(13):1189-97.


EGPA(Churg-Strauss症候群)にも効果が報告されている薬剤であり、市販が楽しみです。




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by res81 | 2014-09-30 07:00 | 喘息 | Comments(0)

CA19-9と呼吸器疾患

飯塚の皆様お元気ですか?GSnowです。
 先日ミュンヘンでのERSの学会も無事終わり、そのまま3か月間の大阪で研修を行っております。初の英語の発表は非常に緊張しましたが、皆様やさしく、大変貴重な経験をさせていただきました!!
 今週末は神戸であった放射線秋季大会+AOCRに参加して参りました。呼吸器内科とは視点が少し違って興味深かったです。

 さて、先日読影をさせていただいている患者さんで、腫瘍マーカーCA19-91000U/mlと上昇していた症例があり、腹腔内に腫瘍はなく、全身評価目的のCTを撮影されていました。学会でも同じような症例があったので調べみました。

CA19-9(正常値37U/ml以下、2倍以上上昇で異常)
1979年Koporowskyらがヒト大腸癌培養細胞株SW1116をマウスに免疫して作成したモノクローナル抗体(NS19-9)が膵臓癌患者の血清にも強く反応することを見出したことによって発見された糖鎖抗原である。
膵臓癌、胆管癌などの消化器原発の癌で高値をとることが知られているが肺癌、乳癌、子宮癌でも高値となることがある。また、AtkinsonらによるとCA19-9は膵管上皮や肝内胆管上皮、胆嚢上皮、胃粘膜上皮、気管支腺、唾液腺、胃、大腸、前立腺の上皮などの正常組織にも分布しており、健常者の血清中にも分子量約20万の糖蛋白として存在する。

CA19-9と肺癌
原発性肺癌では陽性率は30%と言われ、CA19-9が高値を示すのは腺癌に多く、その中でも乳頭型や気管支肺胞型に多く、肺癌におけるCA19-9の上昇は1000U/ml以上となるものも報告されている。関根らの報告1)では、20例中すべて腺癌であり、cStageⅢ以上が90%を占めていた。
1)CA19-9産生を示した胸壁浸潤性肺癌の1 例(肺癌.2005;45:839-843)

CA19-9と良性肺疾患
良性疾患でも上昇する報告はあり、胆石症、胆管炎、卵巣嚢腫などがある。呼吸器疾患においては、特発性間質性肺炎、びまん性汎細気管支炎、気管支拡張症、気管支嚢胞、結核、非結核性抗酸菌症、珪肺などがあげられる。陽性率は80%以上と高値であるが、測定値の上昇は軽度であることが多い。戸谷らの報告2)では、NSIP患者での血清CA19-9を測定しているが、値は1000U/ml以下であり、疾患活動性マーカーとされる血清LDH, KL-6, SP-D, 胸部Ga-67シンチとは相関を示さなかったとしている。

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2)病理組織学的に非特異的間質性肺炎所見を呈した間質性肺炎患者におけるCA19-9 についての検討(日呼吸会誌43(2),2005.)
非結核性抗酸菌症の症例では、1222U/mlと上昇する報告もあるようです。
3)孤立陰影と高CA19-9血症の非結核性抗酸菌症(信州医学雑誌 56(6): 365-370(2008))    

結局、CA19-9が上昇しているだけでは、なにも言えず。もちろん癌のスクリーニングだけはしておかないといけないとは思いますが。。。ちなみに膵炎ではCA19-9 50000U/mlまで上昇することもあるようです。
近年、人間ドックや検診で腫瘍マーカーを測定する機会が増えており、CA19-9が上昇している原因として肺疾患も考えなくてはいけないこともあるかもしれませんね。

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by res81 | 2014-09-28 21:25 | 学会・研修会 | Comments(0)

リウマチとMTXとPCPと淹れたてコーヒーと・・・

久しぶりの更新になります、スタッフ228です。
みんなががんばっているのをいいことに、ちょっと更新をサボりがちになっておりましたが、心に留めている書きたいネタはあるんです!なんか言い訳みたいですが・・・笑

前置きはさておき、今日はつい先日まで当科をローテーションしてくれて、ぼくの拙い指導のもと、昼夜を問わずがんばってくれた研修医のS先生が最終プレゼンをしてくれました。当科では、通年で2年目の研修医の先生がローテーションしてきてくれます。7〜8週間という、あっというまのローテーションではありますが、どの先生も一生懸命がんばってくれるので、ぼくたちもそれに応えようと必死です(笑)2年目の先生方のアツい気持ちは、自分たちに初心を思い出させてくれたり、今まで気付かなかったような疑問を投げかけてくれたり、とても刺激的でもあります。今日はそんな刺激をビシビシ与えてくれたS先生のプレゼン!
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テーマは、

リウマチとメトトレキサート(MTX)とニューモシスチス肺炎(PCP)

リウマチの治療としてMTX(と少量ステロイド)を使用していた患者さんに発症したPCPの症例を、実際にローテーション中に担当してもらったわけですが、症例の発表とともに症例から学んだこと、疑問とその考察をプレゼンしてくれました!

ということで、自分自身も今回 改めて、リウマチ、MTXに関連したPCPについて勉強し直したのですが、この分野、勉強しがいがありますね〜
おもしろい分野ですが、うーん、やっぱり免疫系はムズカシイと痛感します。
以下、つれづれなるままに書いていきます。。。


PCPは大きく二つに分類されます。HIVに関連したPCPとそうでないPCP(non-HIV PCP)です。HIV関連PCPは、当院でも年に1〜2例程度でしょうか、時折散見されますが、最近ではnon-HIV PCPが増えてきているように思います。

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(S先生プレゼンスライドより)

この図のように、Non-HIV PCPは、病原体自体はさほど多くないにも関わらず、重篤化することが知られており、それは、病原体に対して免疫が過剰に働きすぎてしまい、結果肺障害をよりひどいものにしてしまうから、と考えられています。ステロイド剤や免疫抑制剤がPCPのリスクに挙げられ、そういった薬剤を使用する自己免疫疾患(リウマチを含む) で、特にPCPの発症に注意が必要なわけです。


この文章、どこか矛盾を感じませんか・・・??


ステロイドや免疫抑制剤で免疫がおさえられているはずなのに、免疫が過剰に働いて肺障害をひどくしてしまう・・・


今回、S先生がプレゼンしてくれた症例は、実はMTXの副作用で血球が減少していました。リンパ球数自体は保たれていたのですが、好中球数が明らかに低かったのです(600/μL)。この状況下で肺炎になったわけですから、抗癌剤治療をしている立場の人間からすると、いわゆるFN(発熱性好中球減少症)に近い状態なわけで、ともすると広域抗菌薬を投与しながら、G-CSFを使用して好中球を増やしてもいいかな、と思ってしまいたくなるような状態。ただ、今回は病歴と画像所見から明らかにPCP(もしくはMTXによる肺障害)を疑う状況だったわけで、そこで思いました。このまま好中球が少ないままのほうが、過剰な免疫が誘発されにくく、軽くて済むのでは・・・


ST合剤とステロイドによる治療を行い、患者さんは無事に軽快しました。G-CSFなどは使用せず、血球も自然に回復していきました。


S先生が言いました。
「先生、non-HIV PCPって、もっと重篤で致死的かと思ってたんですが、なんか案外軽症でしたね」


ぼく「・・・・」


い、いや、なんか違う。non-HIV PCPは軽症と思って油断しては駄目なはず!今まで自分が経験してきたステロイドを契機としたPCPはとても重篤だったし、一般的にHIV PCPと比較して重篤と言われているじゃないか、油断しちゃ駄目だ〜


あれ、でも、たしかに本症例は、どちらかといえば軽症だ・・・??


MTXは、葉酸代謝を阻害し、核酸ならびにDNAの合成を阻害することで、DNAの複製、細胞増殖を抑制する薬剤です。免疫抑制剤というよりも、いわゆる抗癌剤により近いと考えられます。リウマチに対しては、免疫細胞を抑制し炎症をおさえることで効果を示すようですが、細かい機序ははっきりとは分かっていないようです。リウマチという複雑で特殊な免疫機構をもつ疾患に、このMTXを使用することで、抑制が優位な免疫系(PCPが発症しやすくなる)とあんまり抑制されない免疫系(むしろ病原体に対しては過剰に働きPCPを重篤化する)とが生じ、そのバランスによって、重症度が決まってくるのでしょうか・・・

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これは、あくまで自分の頭の中のイメージです。悪しからず。


ちなみに、リウマチでMTXを使用している方のなかでは、高齢の方のほうが、よりニューモシスチスの定着(colonization)がみられるようです。そして、その後、実際にPCPを発症する方もいるようです。


リウマチにMTXがどういう機序で働いているのか、PCPの発症機序、重症度がどうやって決まるのか、今後さらに解明されていくことに期待したいと思います。

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こちらはS先生が、最終プレゼンにあたって、ぼくたち聴衆のために、自ら準備したオススメのコーヒー豆を自ら挽いているところです。
おもてなし精神さすがです☆☆☆
さあ、また明日からもがんばりましょう〜





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by res81 | 2014-09-26 04:03 | 真菌症 | Comments(0)

ERS2014日記③

スタッフのTBです。

すこし遅くなりましたが、ERS日記、最後です。

最終日は少しだけミュンヘン市内を観光し、お土産を買いました。
ミュンヘンは本当に綺麗な街です。
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翌朝帰国のため空港に向かおうとタクシーに乗ったところ・・・大渋滞!!
4台の玉突き事故が起きたそうです(トホホ)
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当然飛行機には間に合わず。
何とか予定通り日本に戻るため、あわてて他の航空会社のチケットを探し、Air Chinaで北京経由で帰ることが出来ました。焦りました・・・
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           (北京空港で食べた朝ごはん、中々微妙な味でした)

トラブルも含めて、楽しい学会でした~

当科は毎年国際学会に参加しています!
今年は11月のAPSR@バリ(!羨ましい!!)にも3名参加予定です。
当科では、できるだけ早いうちから継続的にこのような機会に触れることが大切だと考えています。

呼吸器内科で後期研修をお考えの先生、是非当科で一緒に学んでみませんか?
楽しいですよ!!


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by res81 | 2014-09-22 07:00 | 科の紹介 | Comments(0)