飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医3名(H30年4月現在)+特任副院長1名で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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学会報告 呼吸器内視鏡学会

スタッフのMINEです。

ATSに続きまして呼吸器内視鏡総会に出席させていただきました。

飯塚病院からは2人発表を行いました。

『声帯・気管・気管支クリプトコッカス症の一例』

『喀血の検査時に偶然発見された気管支平滑筋種の一症例』

2演題でした。

今年からスタッフの621先生の発表は微笑ましく見れる安定っぷりを見せておりました。さすがです!!

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呼吸器内視鏡学会に参加したこと自体が初めてで大変勉強になりました。

まず、痛感したのが所見の書き方をもっとしっかり勉強しようと認識しました。

既存構造の形状の変化、既存構造の血管、色調の変化、新生物(腫瘍・肉芽組織など)の性状をもっと病変に合わせてしっかり書かなければいけないのは当たり前(寺子屋セミナーでは他の病院の先生方の凄さに圧倒されました…)で、6層構造(上皮層/上皮下層/筋層/筋外層/軟骨/軟骨周囲組織)のどこに病変があるのか、どんな鑑別疾患が考えられるのかをもっとしっかり考えないといけないなぁと感じました。あと、粘膜とは表現せずに上皮と言わなければいけないのも驚きでした。

症例は“動脈瘤”、“気管・気管支骨軟骨異形成”、“悪性リンパ腫”、“悪性リンパ腫”、“パピローマ”でした。内腔所見をあげたいのですがあげていいのか分からないのでここでは控えさせていただきます。

勉強になった対応としては動脈瘤の可能性が疑われたら鉗子でつついてみる。色調が変化(白色化)すると動脈瘤の可能性があるまでは知っていたのですが、怪しい時には噛まずに針を刺すのがマシは初めて聞きました。刺すのも怖いですが….

その他には感染症のレクチャーが多く、真菌の勉強が出来ました。内視鏡学会ということで真菌症に対してのBAL検査がトピックのレクチャーでした。

アスペルギルスは血清抗原検査などがありますが、感度・特異度8割くらいで血液疾患など背景因子があると、感度が5-6割に低下するということでBAL検査の抗原検査をしてみる報告があるとのことでした。肺胞洗浄液でβDグルカンを検査してみる報告もあるそうです。cut-off値の問題などがあるみたいですが、施行するような論文もあるのは知らなかったので勉強になりました。


クリプトコッカスは血清抗原検査が感度・特異度共に優れているがBAL検査を追加してみる報告もあるみたいです。


あとは全く馴染みのない肺コクシジオイデス症という輸入感染症。輸入感染症は注意的に勉強したわけではないので勉強になりました。(あと注意しないといけない輸入感染症は肺ヒストプラズマ症ということも勉強になりました。)肺コクシジオイデス症はアリゾナ、カリフォルニア~メキシコ中心の4類感染症の真菌症でヒトーヒト感染症はあまりないが病原性の強い微生物とのことでした。検診で発見が多く、画像上は辺縁整の結節・腫瘤影を呈するようです。渡航歴聴取はやはり必要ですね。

参考までにhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/401-coccidioidomycosis-intro.html

真菌感染症以外には結核の症例もあり、縦隔リンパ節結核の場合は造影CT施行して内部がLowであればEBUS-TBNA施行にて瘻孔で気管内結核発症に注意する。若年者などで単純CTだけで再度CT施行しない症例は施行後に注意しないといけないですね


今回は学会のはしごという贅沢なことをさせていただき本当に病棟を守ってくださった先生方はありがとうございました。明日からは今回学んだことを臨床に生かして精進していきたいと思います。


備忘録の様に様々な内容記載してよみにくくなってしまい申し訳ありません。






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by res81 | 2018-05-28 00:32 | 学会・研修会 | Comments(0)
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