飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医3名(H30年4月現在)+特任副院長1名で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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APSR2018@台北 1日目

皆さま こんにちは
スタッフM&Mです。

今年もAPSRに参加する機会をいただき、台湾に来ております。
福岡から2時間程度と、帰省するよりも短い移動時間でした。

初日は各自ワークショップに参加しました。私は重症喘息のセッションに出てきましたので少しだけご紹介します。

重症喘息は全喘息症例の5−10%程度と言われており、最近治療法が増えてきています。
ただ、重症喘息かもしれない症例に出会った時に大事なことはまず改めてその症例を下記の通りじっくり見返すことです。
⑴ 患者さんの吸入手技を実際に確認すること、そもそも吸入し忘れがないか確認することから始まります。
⑵次に診断の確認を行います。
⑶併存症があれば、そのコントロールがうまくいっているか評価。コントロール不良であれば治療を強化します。
⑷上記確認後に喘息治療をステップアップします。

ステップアップする時に悩ましいのが生物学的製剤に関してです。ここ最近生物学的製剤の種類が増えてきておりどの薬剤を選択するのか、治療効果判定のマーカーや投与中止の判断など使用方法に悩まされることが増えてきました。
そこで、今回のワークショップではまず生物学的製剤に関するテーマが取り上げられておりました。
*オマリズマブの効果が特に期待される症例
呼吸NO値が高値、血中好酸球数増多、血清ペリオスチン高値
*上記はいわゆるタイプ2の喘息症例ですが、これらが低い症例でもオマリズマブの恩恵を受けます。ただ、その反応は緩徐であり不十分と報告されていました。
*肥満症例、発症年齢が低い症例などはオマリズマブの投与中止後増悪のリスクとなるようです。

ただ、生物学的製剤の選択方法や使用方法に関しては未だに確固とした基準がなく様々な意見が飛び交っていました。

そのほか、サーモプラスティ(BT)も取り上げられていました。
日本でもBT症例が増えてきており下記のように適応症例などに関しての報告が増えてきています。
*BTの効果に関してはallergic、non-allergicで差はない
*気道リモデリングにより気管支壁が肥厚しているような症例で特に有効
*生物学的製剤無効例、好中球性の気道炎症症例などで有効

このワークショップでは重症喘息に対するアプローチの方法を学びましたが、患者さんに合った治療法を選択することの難しさを改めて感じました。ただ、ここには書ききれない学びもたくさんありましたので帰国後改めて科内で共有させていただきたいと思います。

初日はワークショップだけでしたが、いよいよ明日から発表が始まります。
トップバッターは、癒し担当 O先生です。みんなで応援してきます!

最後になりますが、忙しい中、快く送り出してくださった呼吸器内科の先生方には感謝しております。その気持ちを抱きながら学んできます。



by res81 | 2018-11-29 22:01 | 学会・研修会 | Comments(0)
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