飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81 お知らせ
福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。
呼吸器内科スタッフ13名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+専攻医4名+特任副院長1名(R5年4月現在)で、日々楽しく頑張っています。 大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。 飯塚病院呼吸器内科では、専攻医やスタッフを募集しています。ご興味のある方はktobinoh2@aih-net.comまでご連絡ください。 お勧めブログ 飯塚病院血液内科ブログ カテゴリ
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ほぼ日刊ケースレポートパトロール⑧:無症状の瞳孔不同
Dilated Pupil in a Patient With Hyperhidrosis
Robert Micieli, MD1; Jonathan A. Micieli, MD, CM2,3,4 JAMA. 2019;322(3):264-265. doi:10.1001/jama.2019.8589 トロントからの報告。 多汗症に対してグリコピロニウムを服用していた人に生じた瞳孔不同。 他の所見を伴わない瞳孔不同がある場合、薬剤歴を調べましょう、と言うパール。 COPD患者さんが抗コリン薬のエアロゾルを目にかけてしまったり、グリコピロニウムのカプセルを誤飲したときに起こりそうですね。 <瞳孔について> ・縮瞳:瞳孔径≦2 mm ・散瞳:瞳孔径≧5 mm ・瞳孔不同:0.5 mm以上の左右差 <瞳孔不同を来す可能性のある薬剤> ・スコポラミンパッチ(酔い止め) ・コカイン ・ピロカルピン ・有機リン ・イプラトロピウム・チオトロピウムのエアロゾルが眼に接触した場合 ・グリコピロニウム内服(多汗症治療、またはCOPD用の吸入用カプセルの誤飲) ・散瞳薬 ・クロニジンまたはアプラクロニジン(降圧薬) ・動物のノミ取り用首輪またはスプレー
by res81
| 2019-08-03 12:47
| ジャーナルパトロール
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