飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医3名(H30年4月現在)+特任副院長1名で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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カテゴリ:学会・研修会( 83 )

第27回Pneumo Forum

スタッフのTBです。

本日は東京に来ております。
第27回Pneumo Forumに参加させていただきました!

我が国トップの呼吸器臨床+研究をなさっている先生方の前で、
42歳以下の若手?医師たちが自身の研究内容を発表する会です。
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恥ずかしながら私も発表させていただき、
とても良い経験になりました。
たくさんの刺激をうけ、
これからも臨床と研究を両方続けていきたいと
改めて認識いたしました。

明日はIPF新ガイドラインについて勉強の会です!
しっかり勉強してまいります。




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by res81 | 2018-11-17 22:05 | 学会・研修会 | Comments(0)

間質性肺炎・肺線維症勉強会@宮崎

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お久しぶりです。

スタッフのTBです。
昨日は宮崎市にお招きいただき、当科の間質性肺炎・特発性肺線維症診療の実際をお話しさせていただきました。お招きいただきた県立宮崎病院の姫路先生、誠にありがとうございました。
プライベートも含め、宮崎は今年2回目です!

とてもたくさんの方々がお集まりいただき、宮崎市の呼吸器診療への関心の高さに感動しました、また、市民の森病院看護部の岡本先生のご講演では、とても熱心な患者さんへの関わり方に心を打たれました。

宮崎東病院の伊井先生、宮崎大学の松元先生と松尾先生には、会の後にお食事に連れて行っていただき、宮崎の食のすばらしさに感動しました!また、地域での呼吸器診療に関するお話や、来年3月の宮崎での呼吸器学会九州地方会のお話などもして頂き、とても楽しく勉強になりました。

今後も様々な面でご指導頂けたら幸いです。

どうもありがとうございました!

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by res81 | 2018-10-20 09:50 | 学会・研修会 | Comments(0)

ヨーロッパ嚥下学会(ESSD) 発表のご報告 

アイルランドより最後の投稿です、と書きかけたところで終わっておりました。
ロンドンで乗り換え便を待っている、スタッフのYです。

充実のヨーロッパ嚥下学会もとうとう終わってしまいました。

今回はこれまでで初めてとなる海外での口演をさせていただきました。現在行っているCOPDと嚥下にまつわる研究について発表させていただいたいのですが、予想以上に反響が大きく、会場内外で多くの質問や意見もいただき、この分野の関心の高さを実感しました。

大柄の欧米人に交じって負けじと発表してきたのですが、どうしても身長が足りず、発表中に足元に表示されるはずの自分のスライドが全く見えなかったり、マイクを大幅に曲げないと声が通らないというトラブルもありました。けれど、そうしたことも含めて何度か会場の笑いをとれたので、関西人としては良しとします。内容はさておき、一つしかない大人数の会場で笑ってもらえたり拍手で迎えられるのは気持ちが良いものですね。

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今年から院内で定期的に開催している「えんげ塾」に関するポスター発表も多職種の方々が興味を持ってくださり、自施設でも真似をしたい、せっかくなので多くの人が繰り返し聴講できるようにeラーニングにしたほうがいい、担当者が変わっても継続可能な形にする工夫をしたほうがよい、などといったコメントもいただきました。またわざわざポスターのところまで来て、COPD研究の口演の感想を聞かせてくださる方も多く、終始暖かく和やかな学会でした。

日本の方々も多く発表されており、自分自身も日常診療につながる研究を行ってまたこの舞台に立ちたいと何度も思いました。アイルランドは実はギネスビールアイリッシュウイスキーの発祥地で、(私は全く飲めないのですが)パブでギターの生演奏を聴きながら過ごす、日々の学会後の時間もなかなか楽しいものでした。

ご指導いただいた部長や、気持ちよく送り出してくれて、忙しい留守を守ってくれた飯塚病院呼吸器内家の仲間たちに感謝でいっぱいです。呼吸器内科に所属しながら、呼吸器ではない学会のために長く不在にすることを快く受け入れてくださり、心から感謝しております。帰国後、気を引き締めて頑張ります。

帰りも3本のフライトを乗り換えて帰国します。大型台風が来ているようで、すでに帰りの便にも影響が出ております…皆様もどうかご無事でありますように。

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by res81 | 2018-09-30 20:15 | 学会・研修会 | Comments(0)

ヨーロッパ嚥下学会(ESSD)の様子(慢性呼吸器疾患と嚥下障害)

アイルランドよりこんばんは、スタッフのYです。

ヨーロッパ嚥下学会も中盤になりました。実はこの学会、ラグビー好きには聖地ともされるAVIVAスタジアム内にある、記者会見のようなスペースで開かれています。

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なんと昼食やポスターの会場は、スタジアムを見下ろせる通路で、解放感たっぷりです。ポスターは学会期間中は貼りっぱなしなので、日々見てもらえて、作った甲斐があります。

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これまで行かせていただいた呼吸器関連の国際学会は規模の大きさに圧倒されていましたが、飯塚病院で毎年行かせていただいているうちにいつしかそのスケールに慣れていたところもありました。ヨーロッパ嚥下学会では講演は一部屋でのみ行われており、日本では地方会でも何部屋も同時進行で発表が行われることを思うと、案外こじんまりとした会だなと初めは驚きました。
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けれど参加してみてすぐにわかったのは、だからこそ議論が活発に行えて面白いということです。多職種多国籍の方々が一部屋に朝から晩まで一緒にいるので、自然と生まれてくる一体感のような、だれが演者で誰が聴講者かという境界線も感じにくいような、距離の近さでした。
集中治療や慢性呼吸器疾患領域における嚥下障害の話題も多く、とくにCOPDにおける嚥下障害の評価やケア、そして栄養管理などについてまとまって学べたのは貴重な機会でした。


集中治療領域では、ICUにおける嚥下障害の頻度の多さと嚥下評価や嚥下障害を起こさせない工夫の必要性を詳細に学びました。気管挿管時に予想以上に咽喉頭の損傷があり、20-90%に抜管後嚥下障害がみられます。うち80%では誤嚥を来し、その83%は不顕性誤嚥であるということですので、ベッドサイドでのスクリーニングでは気づけない可能性も高く、注意が必要そうです。しかし抜管後の嚥下障害は24時間以内に劇的に回復する例が多く、嚥下評価のタイミングは難しい(抜管後早期の評価を基準に絶飲食を長期化させてはいけない)とのことでした。集中治療領域における鎮痛鎮静や循環動態の管理にはガイドラインがあるのに嚥下障害については定まったものが何もなく(一日も早く抜管することが嚥下障害にはよいということは共通しているものの)、症例ごと、施設ごとに丁寧な対応が重要になります。


また気管切開後、人工呼吸器からのウィーニングに関しては一般的に行われていますが、カニューレ抜去に向けたウィーニング、つまり分泌物や嚥下を照準としたカニューレ離脱への試みについては私自身あまり積極的に考えられていなかったことを気づかされました。とくに、気流が絶たれた声帯へ空気を流すことは重要で、気管カニューレのカフ上部用の吸引管から酸素を流す方法は訓練になるのみならず、人工呼吸器を使用しながらも発声を可能にさせるコミュニケーション手段(精神面への配慮)としても注目されており、活用してみたいと思いました。

慢性呼吸器疾患に伴う嚥下障害に関しては近年関心も高いものの、多因子が関与しており全身状態不良のことも多いため訓練に難渋します。COPDでは嚥下の前後に吸気が入りやすいことが知られており、これは当科でも共同研究をさせていただいているテーマです。またCOPD、頭頚部癌治療後では嚥下時の肺気量が通常より多いため、嚥下障害が出るようです。頭頚部疾患治療後(中には10年程経過した患者でも)どの程度息を吐いた時点で嚥下をするか(嚥下時の理想の肺気量)を訓練で習得することができ、実際にQOLがかなり改善しているようです。実際に動画でその変化を目の当たりにし、今後COPDにも応用できればと願うばかりです。


講演後に演者の先生方に、日常臨床や自身の研究で感じている葛藤や疑問も恐る恐る相談してみたところ、大変あたたかく相談に乗ってくださいました。いかに臨床場面で注意深く観察するか、現場にあるもので頑張るか、という姿勢に、臨床に限りなく近い学会であることを感じました。実は3年間に学会で来日されていたアメリカの言語聴覚士さんの話を聞いて呼吸と嚥下の協調性に興味を持ったことが今の研究へのきっかけだったので、このタイミングでまたお会いでき、とても励みになりました。

国際学会でありながら気さくに人と出会える暖かさに感謝して、控えている発表を頑張りたいと思います。

曇りがちなアイルランドですが、今日は晴れていたので、今回同行させていただいている先生方と玄関で記念撮影できました。
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by res81 | 2018-09-28 23:41 | 学会・研修会 | Comments(0)

ヨーロッパ嚥下学会(ESSD) ダブリンよりこんにちは

皆さま、お疲れ様です。スタッフYです。
228号先生の記事、「ウサギか!」という突っ込みに癒されながら、あとに続かせていただきます。

少し冷え込むようになりましたが、皆さまお元気にされていますでしょうか。病棟や外来でもインフルエンザや喘息発作の方が増え始めており、季節感を感じております。そういえば呼吸器内科はひときわ四季のある科なのではないかと、季節の変わり目にはいつも感じています。

実はいま、ヨーロッパ嚥下学会に参加するため、アイルランドのダブリンに来ております。到着時の気温は5℃と、慣れない寒さでしたが、ふと立ち寄ったレストランの暖炉の火に 身も心も温まりました。

滑走路の横でくつろぐ牛や馬、髪の毛の何倍ものボリュームのある髭を生やしているおじさま方、国のカラーである緑の帽子やジャケットを着こなす老夫婦、食事に添えられる芋のダイナミックさに、アイルランドらしさを早速感じております。

今回、飯塚病院からは残念ながら一人での参加ですが、道中から東京慈恵医大の谷口先生や、浜松市リハビリテーション病院の重松先生、國枝先生と合流させていただき、安心そのものです。そして食事中に繰り広げられる、嚥下にまつわるマニアックなお話の数々に、ただただ聞き入っております。すでに、嚥下障害の鑑別がぐっと広がった気がしております。

今回ここへ来るまでが(物理的にも、そして演題の採択や発表準備に至る経緯においても)遠い遠い道のりだったので、無事に来れた感謝に浸っております。快く送り出してくださった皆さまに感謝を込めて、明日から頑張りたいと思います。

(ちなみに、そもそもなぜ嚥下にそこまで興味を持つのか、とは自分でも時々突っ込みたくなるのですが、それは最近ご縁をいただいて始まった日経メディカルオンラインの連載の第一回を見ていただければと思います)



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by res81 | 2018-09-26 13:43 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート④:おわりに、徒然なるままに…

こんにちは、スタッフ228号です。
新米スタッフ621号先生と、主婦代表219先生の発表の様子、いかがだったでしょうか?


お二人の頑張りに、ぼく自身とても刺激を受けました。後期研修医の頃は、まさか飯塚にいながら国際学会に行くなんて考えもしなかったですが、初めてTB先生にATSに連れて行っていただいたときのこと、それから国際学会でいろいろとやらかしてしまった失敗談(涙) 等も含め、初心をまた思い出した感じです。


今回の学会では、先日、特発性肺線維症(Idiopathic pulmonary fibrosis: IPF) の新しいガイドラインが発表されたこともあり、その関連のシンポジウムに出たりしていました。ブログに少しまとめたいなとも思いましたが、それは、もう少し自分のなかで噛み砕いてから、そしてガイドラインを踏まえたうえで、どうのように診療していくべきなのか、もう少し煮詰めてからにしたいと思います。


そういえば、ポスター発表にしても、e-poster がだいぶ浸透してきているようで、みながアップしているわけではないですが、ネット上でabstractやposterが見れるのはいいですね。事前にabstractやposterに目を通しておいて、内容を吟味し質問を考えておく。そして、実際に現場に出向いて質問したり、ディスカッションに混じる。そこからまた新しい研究のアイデアが降りてくるかもしれない。スタッフ621号先生がおっしゃてましたが、たしかにそういう参加の仕方、学び方もあるなぁと教えられました。


他にもワークショップに出てみたり、教育セミナーを受けてみたり、クイズ大会に行ってみたり、自分次第で参加の仕方はどうにでもなるのが、こういった学会ですね。


ちなみに、お金さえ払えば(数万円はかかりますが...)、実際に参加していなくとも、大きな講演はネット上で拝聴することができます。スライド自体は、現場よりも、自分のパソコンの画面で観るほうがよく見えたりもします(^_^;)


また、今回日本人の参加は比較的少ないように感じましたが、それでも大分大学や産業医科大学、杏林大学や順天堂大学の先生方と、ほんの少しでしたが、お話できたのは嬉しかったです。なんでしょうね、異国の地で日本人に会うと、なんかこう仲間意識というか、お互い頑張りましょうね! みたいな気持ちがフツフツと沸くのでした。そういえば、お土産を買いに行ったスーパーで、偶然日本人の方と出会い(おそらくパリに住んでいる方)、こちらは何も聞いていないのに、オススメのお土産をわざわざ教えてくれた方がいらっしゃいました。もちろん日本人らしく、そのお土産を買ったわけですが(笑)、名前も知らないおじさま、どうもありがとうございました。


パリで過ごすなかで、タバコの煙で少し喉を痛めたり、地下鉄の扉に二度はさまれたり(後輩たちはあたたかく見守ってくれてましたね...泣)、食物繊維の摂取が足りないせいか便がコロコロ硬い日も続きました(←ウサギか!!笑)。そんななかでも、パリの街並みやそこに住む人々、ダンディーな顎ひげ、キックボード(今どきは電動もありますね!) や地下鉄の乗り方、扉の開け方、さらには信号無視にも(笑) ある程度慣れてきたなか、いつかまたパリに来ることはあるのかなぁと名残惜しさを感じながら、ひとまず朝食で毎日お世話になったパン屋さんにお礼を言って(本当はもっと感謝の気持ちを伝えたかったのですが英語力が足りず…)、パリを発ったのでした。


さて、われわれ飯塚三銃士(??笑) のERS 2018奮闘記は、これで終わりますが、医師人生は今後も続くわけで… 今回の経験を活かせるようまた日々精進していきたいなと思っています。サポートしてくださったみなさま、ERSに関わったすべての方に感謝の思いでいっぱいです(少し大袈裟な気もしますが...笑)。引き続きよろしくお願いいたします。

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by res81 | 2018-09-26 03:27 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート③:poster発表&skills workshop -bronchoscopy-

新米スタッフの621号です。

ERS2019@Pariに参加しております。

院内で我々の不在をカバー頂いている科のみなさまには本当に感謝しております。


今年は当院の肺炎患者さんにおけるCTの有用性について後方視的に検討した内容について発表して参りました。

無事にポスター発表も終わり、ほっとしております。

やはり海外の先生方からは我が国における肺炎患者へのCT施行率の高さがとても気になるようでした。

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👉e-posterはコチラ


さて、ERSではいろいろな催しがありますが、今回はskills workshopについてご報告致します。

当院もKJN先生の国内留学に引き続き、最近クライオバイオプシーを導入しましたので、気管支鏡のworkshopに参加して参りました。

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contentsは、EBUS-TBNACryobiopsy、小児気管支鏡、Endobronchial Valve Placement4つを1セッション30分でレクチャー+hands-onという流れでした。各セッション毎に大学教授レベルの先生にご指導いただける贅沢な時間でした。


<Cryobiopsy>

レクチャーにおけるCryobiopsyの方法を当院とものと比較してみます。

当院では現在activate6秒間、1つの気管分枝からは1回のTBCBで統一していますが、既報ではactivate4-8秒、3-5TBCBを繰り返すとのことでした。講師の先生のご施設では出血のリスクを抑えるために4秒間のactivationを行い、腫瘤、ILDいずれの場合でも出血が許容できる程度であれば同じ枝からでも複数回の検体採取を試みるとのことでした。

4秒間のactivationにしている理由としては、合併症として出血を最も恐れているからとのことでした。

当院ではまだTBCBの経験は少ないですが、6秒のactivationで問題となるような出血の合併症はないものの、比較的mildmoderateの出血は散見されることから、今後の参考にしてみてもいいのかもしれません。

[Hetzel J et al. Respiration 2018.]


<Endobronchial Valve Placement>

Endobronchial valveは以前に抄読会で取り上げて勉強したこともあり、興味がありました。

これまでは一方向弁のついたWESという認識で、用途は違えど同じような手技を想像しておりました。

そのため、EWSのほうが単純であるがゆえに、コスト的にもいろいろな枝に試行錯誤しながら複数でも入れることができる点でEWSのほうが勝るのではないかと思っていました。しかし、鉗子でEWSをつかんで一つ一つ末梢気管支を詰めていくEWSに対してEndobronchial valveの特筆すべき点はその操作性が非常に簡便である点でした。HRCTで挿入部位のあたりをつけて、気管支内に挿入するしてvalveを拡張させることで、EWSを気管支鏡や鉗子で気管支内に詰めるという操作が省略されてとても簡単でした。

以下に、EWSEndobronchial valveの比較を簡単にまとめてみました。

ただし、あくまでそれぞれの主な適応症例は異なる点にご注意ください。

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Endobronchial valvesで気胸のできる機序としては、volume reductionによって他の肺葉が引き伸ばされるためと考えられているようです。30日以内の気胸発生率が20.0%との報告もあることから、適応症例をしっかりと選ぶことが重要なのでしょう。

[Kemp et al Am J Respir Crit Care Med 201; 196: 1535–1543.]



参考までにBLVRの各studyを時系列にリンクを載せておきます。

1. Fishman A et al. N Engl J Med 2003; 348: 2059-73.


2. Sciurba FC et al. N Eng J Med 2010; 363:1233-1244.


3. Klooster K et al. N Engl J Med 2015; 373(24): 2325-2335.


4. Valipour A et al. AJRCCM 2016;194(9):1073-1082
.

5. Kemp SV et al, AJRCCM 2017;196(12):1535-1543
.

6. Am J Respir Crit Care Med. 2018 May 22. doi: 10.1164/rccm.201803-0590OC.


EBUS-TBNAは当院ではおなじみの手技ではありますが、アジア諸国の中ではまだまだ物珍しい印象があるようです。

小児内視鏡は気管支鏡径3mm、気管支5mmということもあるため、通常の気管支鏡手技のように気管支鏡を回すのみならず、下記写真のようにCカーブを作って右手の指(2 fingers)を用いて気管支鏡をねじることがポイントなのだそうでした。

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だいぶ英語脳になってまいりましたが、あっという間にいよいよ学会も終盤にさしかかってきました。

最後まで気を抜かずに勉強して参ります。


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by res81 | 2018-09-20 18:23 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート②

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みなさま、こんばんは!

日本と7時間の時差があるのでおはようございますでしょうか?


ERS2018paris より、219号がお送りします。


卒後7年目になりますが、子供が小さいこともあり国際学会に参加したことはありませんでした。毎年、同僚のみんなが国際学会で発表しているのをみて、2018年こそはと意気込んでおりました。


20172月にアブストラクトを提出。

TB部長はじめみなさんのご協力をいただき、アクセプトされ、本日、発表となりました。当科には私のような家庭を持つ女性医師が何人か所属していますが、私達にもこのような貴重な経験をさせていただける環境に感謝しております。


今年が初めての国際学会となります。

私の演題はポスターディスカッションに選ばれまして、ショートプレゼンテーションとポスター発表をさせていただくこととなりました。


私のセッションでは15人の方が発表されました。
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発表前の風景です。会場はとても広かったです。
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壇上で一人ずつ発表していきます。


Risk factors for antibiotic re-administration in patients with pneumonia during hospitalization

というテーマで発表させていただきました。


ショートプレゼンテーションは2分間、時間厳守でした。



私のセッションは15名の発表でしたが、プレゼンテーション後にポスタの前でのディスカッションの時間となりました。

各人のポスターの前にみんなで集合し、内容について座長の方から質問されたり、他の演者の方がディスカッションしたりと盛り上がっておりました。

私は13番目のポスターでした。


ポスターについては質問を少しされたあと、座長や他の演者の方がディスカッションされておりました。

私も質問に少し答えたりして自分としてはがんばったと思いましたが、621号先生が周りの方と積極的にディスカッションされており、すごいなと思うとともに来年こそは私ももっともっとディスカッションに参加できるように英語を鍛えねばと思いました><


緊張していないつもりでしたが、あとあと考えるとやはり緊張していたようです(苦笑)

人前で話すのは苦手ですが何度か国内学会で発表させて頂いたこともあり、また、会場の座長の先生や発表者の方々も温かい目でみてくださり、たどたどしい英語でしたがなんとかプレゼンテーションは2分ちょうどで終了できました。練習に付き合ってくださった、228号先生、621号先生ありがとうございます。いつもなごやかに見守ってくださるお二人と一緒だったのですごくありがたかったです。お二人には甘えっぱなしでした。


ERS2018で発表することを目標に1年間いろいろと研究や統計について学ばせていただきました。

英会話も1年間がんばりましたが、まだまだですね 苦笑。


今回パリで発表できたのは、みなさまの支えがあったからです。


忙しい中指導をしてくださったTB先生、病棟を守ってくださっている呼吸器内科のメンバー、家事や子供のお世話をこころよく引く受けてくれた夫や母、いつもお迎えが遅くなるママを待っていてくれる子供のおかげです。


貴重な経験でした。本当にありがとうございました!感謝、感謝です!


発表はおわりましたが、まだまだ至らないところだらけで来年こそはもっとうまく発表するぞという気持ちになっています。

気持ちを新たに頑張って行きます。


まだまだ、ERS2018は続きます。



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by res81 | 2018-09-19 09:57 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート①:飯塚三銃士(笑)、元気してます(^_^)/

こんにちは、スタッフ228号です。久しぶりの登場になります。
ただいま、フランスはパリで行われておりますERS(欧州呼吸器学会)2018に参加しております!!


さて、今回は、スタッフなりたて621号先生と、主婦代表219先生と共に来ております。
621号先生は、スタッフなりたてとは言っても、なんとすでに何度か国際学会は経験済みで、持ち前の語学力と好奇心で、今回の学会をいかに充実させようか考えながら参加しています。さすがの一言!!


219先生は、内に秘めたるアツい気持ちで、今回約1年ほどかけて作り上げた研究テーマを、初の国際学会、このフランスの地で、ポスターディスカッションで発表するのです。意外と当日の朝もケロっとしていましたが、さすがに直前は緊張していましたね。でも、他大学の先生にも「よく話せていた」と言っていただけるほど、とても初めてとは思えない堂々とした英語プレゼンでした!! この様子はまた後ほどブログにて…


ぼくはと言いますと、頼もしい二人をあたたかく見守りながら(笑)、講演など拝聴しながら勉強させていただいています。資料や学んだことは、追ってシェアさせていただきたいと思っています。


こちら、夜は少し肌寒いですが、天候に恵まれ、日中はポカポカと陽気な青空の下、心地よく過ごさせていただいています。
フランスの空は、飛行機雲が多く流れていて(たまたまかもしれませんが)、青空によく映えます。
ザ・欧州といった感じのお洒落な歴史ある建物や町並みはもちろん、日中も、いろいろな肌の色の人々が、カフェで家族や友人とゆったり時間を過ごしたり、広場で子供も大人も関係なく遊んでいる姿を見たりすると、異国の地に来たなぁとしみじみ実感します。
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このような機会を与えていただいて、本当にありがたい気持ちです。
病棟を守っていただいているスタッフの方々への感謝の気持ちを忘れず、充実した国際学会とすべく、われわれ三銃士(フランスのお話でした)、力を合わせて頑張りたいと思います!!
ではでは、引き続きERS 2018レポート、ご期待ください〜☆☆☆


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by res81 | 2018-09-18 02:09 | 学会・研修会 | Comments(0)

学会報告 呼吸器内視鏡学会

スタッフのMINEです。

ATSに続きまして呼吸器内視鏡総会に出席させていただきました。

飯塚病院からは2人発表を行いました。

『声帯・気管・気管支クリプトコッカス症の一例』

『喀血の検査時に偶然発見された気管支平滑筋種の一症例』

2演題でした。

今年からスタッフの621先生の発表は微笑ましく見れる安定っぷりを見せておりました。さすがです!!

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呼吸器内視鏡学会に参加したこと自体が初めてで大変勉強になりました。

まず、痛感したのが所見の書き方をもっとしっかり勉強しようと認識しました。

既存構造の形状の変化、既存構造の血管、色調の変化、新生物(腫瘍・肉芽組織など)の性状をもっと病変に合わせてしっかり書かなければいけないのは当たり前(寺子屋セミナーでは他の病院の先生方の凄さに圧倒されました…)で、6層構造(上皮層/上皮下層/筋層/筋外層/軟骨/軟骨周囲組織)のどこに病変があるのか、どんな鑑別疾患が考えられるのかをもっとしっかり考えないといけないなぁと感じました。あと、粘膜とは表現せずに上皮と言わなければいけないのも驚きでした。

症例は“動脈瘤”、“気管・気管支骨軟骨異形成”、“悪性リンパ腫”、“悪性リンパ腫”、“パピローマ”でした。内腔所見をあげたいのですがあげていいのか分からないのでここでは控えさせていただきます。

勉強になった対応としては動脈瘤の可能性が疑われたら鉗子でつついてみる。色調が変化(白色化)すると動脈瘤の可能性があるまでは知っていたのですが、怪しい時には噛まずに針を刺すのがマシは初めて聞きました。刺すのも怖いですが….

その他には感染症のレクチャーが多く、真菌の勉強が出来ました。内視鏡学会ということで真菌症に対してのBAL検査がトピックのレクチャーでした。

アスペルギルスは血清抗原検査などがありますが、感度・特異度8割くらいで血液疾患など背景因子があると、感度が5-6割に低下するということでBAL検査の抗原検査をしてみる報告があるとのことでした。肺胞洗浄液でβDグルカンを検査してみる報告もあるそうです。cut-off値の問題などがあるみたいですが、施行するような論文もあるのは知らなかったので勉強になりました。


クリプトコッカスは血清抗原検査が感度・特異度共に優れているがBAL検査を追加してみる報告もあるみたいです。


あとは全く馴染みのない肺コクシジオイデス症という輸入感染症。輸入感染症は注意的に勉強したわけではないので勉強になりました。(あと注意しないといけない輸入感染症は肺ヒストプラズマ症ということも勉強になりました。)肺コクシジオイデス症はアリゾナ、カリフォルニア~メキシコ中心の4類感染症の真菌症でヒトーヒト感染症はあまりないが病原性の強い微生物とのことでした。検診で発見が多く、画像上は辺縁整の結節・腫瘤影を呈するようです。渡航歴聴取はやはり必要ですね。

参考までにhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/401-coccidioidomycosis-intro.html

真菌感染症以外には結核の症例もあり、縦隔リンパ節結核の場合は造影CT施行して内部がLowであればEBUS-TBNA施行にて瘻孔で気管内結核発症に注意する。若年者などで単純CTだけで再度CT施行しない症例は施行後に注意しないといけないですね


今回は学会のはしごという贅沢なことをさせていただき本当に病棟を守ってくださった先生方はありがとうございました。明日からは今回学んだことを臨床に生かして精進していきたいと思います。


備忘録の様に様々な内容記載してよみにくくなってしまい申し訳ありません。






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by res81 | 2018-05-28 00:32 | 学会・研修会 | Comments(0)