飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医3名(H30年4月現在)+特任副院長1名で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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カテゴリ:学会・研修会( 77 )

ERS 2018 レポート③:poster発表&skills workshop -bronchoscopy-

新米スタッフの621号です。

ERS2019@Pariに参加しております。

院内で我々の不在をカバー頂いている科のみなさまには本当に感謝しております。


今年は当院の肺炎患者さんにおけるCTの有用性について後方視的に検討した内容について発表して参りました。

無事にポスター発表も終わり、ほっとしております。

やはり海外の先生方からは我が国における肺炎患者へのCT施行率の高さがとても気になるようでした。

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👉e-posterはコチラ


さて、ERSではいろいろな催しがありますが、今回はskills workshopについてご報告致します。

当院もKJN先生の国内留学に引き続き、最近クライオバイオプシーを導入しましたので、気管支鏡のworkshopに参加して参りました。

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contentsは、EBUS-TBNACryobiopsy、小児気管支鏡、Endobronchial Valve Placement4つを1セッション30分でレクチャー+hands-onという流れでした。各セッション毎に大学教授レベルの先生にご指導いただける贅沢な時間でした。


<Cryobiopsy>

レクチャーにおけるCryobiopsyの方法を当院とものと比較してみます。

当院では現在activate6秒間、1つの気管分枝からは1回のTBCBで統一していますが、既報ではactivate4-8秒、3-5TBCBを繰り返すとのことでした。講師の先生のご施設では出血のリスクを抑えるために4秒間のactivationを行い、腫瘤、ILDいずれの場合でも出血が許容できる程度であれば同じ枝からでも複数回の検体採取を試みるとのことでした。

4秒間のactivationにしている理由としては、合併症として出血を最も恐れているからとのことでした。

当院ではまだTBCBの経験は少ないですが、6秒のactivationで問題となるような出血の合併症はないものの、比較的mildmoderateの出血は散見されることから、今後の参考にしてみてもいいのかもしれません。

[Hetzel J et al. Respiration 2018.]


<Endobronchial Valve Placement>

Endobronchial valveは以前に抄読会で取り上げて勉強したこともあり、興味がありました。

これまでは一方向弁のついたWESという認識で、用途は違えど同じような手技を想像しておりました。

そのため、EWSのほうが単純であるがゆえに、コスト的にもいろいろな枝に試行錯誤しながら複数でも入れることができる点でEWSのほうが勝るのではないかと思っていました。しかし、鉗子でEWSをつかんで一つ一つ末梢気管支を詰めていくEWSに対してEndobronchial valveの特筆すべき点はその操作性が非常に簡便である点でした。HRCTで挿入部位のあたりをつけて、気管支内に挿入するしてvalveを拡張させることで、EWSを気管支鏡や鉗子で気管支内に詰めるという操作が省略されてとても簡単でした。

以下に、EWSEndobronchial valveの比較を簡単にまとめてみました。

ただし、あくまでそれぞれの主な適応症例は異なる点にご注意ください。

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Endobronchial valvesで気胸のできる機序としては、volume reductionによって他の肺葉が引き伸ばされるためと考えられているようです。30日以内の気胸発生率が20.0%との報告もあることから、適応症例をしっかりと選ぶことが重要なのでしょう。

[Kemp et al Am J Respir Crit Care Med 201; 196: 1535–1543.]



参考までにBLVRの各studyを時系列にリンクを載せておきます。

1. Fishman A et al. N Engl J Med 2003; 348: 2059-73.


2. Sciurba FC et al. N Eng J Med 2010; 363:1233-1244.


3. Klooster K et al. N Engl J Med 2015; 373(24): 2325-2335.


4. Valipour A et al. AJRCCM 2016;194(9):1073-1082
.

5. Kemp SV et al, AJRCCM 2017;196(12):1535-1543
.

6. Am J Respir Crit Care Med. 2018 May 22. doi: 10.1164/rccm.201803-0590OC.


EBUS-TBNAは当院ではおなじみの手技ではありますが、アジア諸国の中ではまだまだ物珍しい印象があるようです。

小児内視鏡は気管支鏡径3mm、気管支5mmということもあるため、通常の気管支鏡手技のように気管支鏡を回すのみならず、下記写真のようにCカーブを作って右手の指(2 fingers)を用いて気管支鏡をねじることがポイントなのだそうでした。

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だいぶ英語脳になってまいりましたが、あっという間にいよいよ学会も終盤にさしかかってきました。

最後まで気を抜かずに勉強して参ります。


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by res81 | 2018-09-20 18:23 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート②

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みなさま、こんばんは!

日本と7時間の時差があるのでおはようございますでしょうか?


ERS2018paris より、219号がお送りします。


卒後7年目になりますが、子供が小さいこともあり国際学会に参加したことはありませんでした。毎年、同僚のみんなが国際学会で発表しているのをみて、2018年こそはと意気込んでおりました。


20172月にアブストラクトを提出。

TB部長はじめみなさんのご協力をいただき、アクセプトされ、本日、発表となりました。当科には私のような家庭を持つ女性医師が何人か所属していますが、私達にもこのような貴重な経験をさせていただける環境に感謝しております。


今年が初めての国際学会となります。

私の演題はポスターディスカッションに選ばれまして、ショートプレゼンテーションとポスター発表をさせていただくこととなりました。


私のセッションでは15人の方が発表されました。
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発表前の風景です。会場はとても広かったです。
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壇上で一人ずつ発表していきます。


Risk factors for antibiotic re-administration in patients with pneumonia during hospitalization

というテーマで発表させていただきました。


ショートプレゼンテーションは2分間、時間厳守でした。



私のセッションは15名の発表でしたが、プレゼンテーション後にポスタの前でのディスカッションの時間となりました。

各人のポスターの前にみんなで集合し、内容について座長の方から質問されたり、他の演者の方がディスカッションしたりと盛り上がっておりました。

私は13番目のポスターでした。


ポスターについては質問を少しされたあと、座長や他の演者の方がディスカッションされておりました。

私も質問に少し答えたりして自分としてはがんばったと思いましたが、621号先生が周りの方と積極的にディスカッションされており、すごいなと思うとともに来年こそは私ももっともっとディスカッションに参加できるように英語を鍛えねばと思いました><


緊張していないつもりでしたが、あとあと考えるとやはり緊張していたようです(苦笑)

人前で話すのは苦手ですが何度か国内学会で発表させて頂いたこともあり、また、会場の座長の先生や発表者の方々も温かい目でみてくださり、たどたどしい英語でしたがなんとかプレゼンテーションは2分ちょうどで終了できました。練習に付き合ってくださった、228号先生、621号先生ありがとうございます。いつもなごやかに見守ってくださるお二人と一緒だったのですごくありがたかったです。お二人には甘えっぱなしでした。


ERS2018で発表することを目標に1年間いろいろと研究や統計について学ばせていただきました。

英会話も1年間がんばりましたが、まだまだですね 苦笑。


今回パリで発表できたのは、みなさまの支えがあったからです。


忙しい中指導をしてくださったTB先生、病棟を守ってくださっている呼吸器内科のメンバー、家事や子供のお世話をこころよく引く受けてくれた夫や母、いつもお迎えが遅くなるママを待っていてくれる子供のおかげです。


貴重な経験でした。本当にありがとうございました!感謝、感謝です!


発表はおわりましたが、まだまだ至らないところだらけで来年こそはもっとうまく発表するぞという気持ちになっています。

気持ちを新たに頑張って行きます。


まだまだ、ERS2018は続きます。



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by res81 | 2018-09-19 09:57 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート①:飯塚三銃士(笑)、元気してます(^_^)/

こんにちは、スタッフ228号です。久しぶりの登場になります。
ただいま、フランスはパリで行われておりますERS(欧州呼吸器学会)2018に参加しております!!


さて、今回は、スタッフなりたて621号先生と、主婦代表219先生と共に来ております。
621号先生は、スタッフなりたてとは言っても、なんとすでに何度か国際学会は経験済みで、持ち前の語学力と好奇心で、今回の学会をいかに充実させようか考えながら参加しています。さすがの一言!!


219先生は、内に秘めたるアツい気持ちで、今回約1年ほどかけて作り上げた研究テーマを、初の国際学会、このフランスの地で、ポスターディスカッションで発表するのです。意外と当日の朝もケロっとしていましたが、さすがに直前は緊張していましたね。でも、他大学の先生にも「よく話せていた」と言っていただけるほど、とても初めてとは思えない堂々とした英語プレゼンでした!! この様子はまた後ほどブログにて…


ぼくはと言いますと、頼もしい二人をあたたかく見守りながら(笑)、講演など拝聴しながら勉強させていただいています。資料や学んだことは、追ってシェアさせていただきたいと思っています。


こちら、夜は少し肌寒いですが、天候に恵まれ、日中はポカポカと陽気な青空の下、心地よく過ごさせていただいています。
フランスの空は、飛行機雲が多く流れていて(たまたまかもしれませんが)、青空によく映えます。
ザ・欧州といった感じのお洒落な歴史ある建物や町並みはもちろん、日中も、いろいろな肌の色の人々が、カフェで家族や友人とゆったり時間を過ごしたり、広場で子供も大人も関係なく遊んでいる姿を見たりすると、異国の地に来たなぁとしみじみ実感します。
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このような機会を与えていただいて、本当にありがたい気持ちです。
病棟を守っていただいているスタッフの方々への感謝の気持ちを忘れず、充実した国際学会とすべく、われわれ三銃士(フランスのお話でした)、力を合わせて頑張りたいと思います!!
ではでは、引き続きERS 2018レポート、ご期待ください〜☆☆☆


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by res81 | 2018-09-18 02:09 | 学会・研修会 | Comments(0)

学会報告 呼吸器内視鏡学会

スタッフのMINEです。

ATSに続きまして呼吸器内視鏡総会に出席させていただきました。

飯塚病院からは2人発表を行いました。

『声帯・気管・気管支クリプトコッカス症の一例』

『喀血の検査時に偶然発見された気管支平滑筋種の一症例』

2演題でした。

今年からスタッフの621先生の発表は微笑ましく見れる安定っぷりを見せておりました。さすがです!!

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呼吸器内視鏡学会に参加したこと自体が初めてで大変勉強になりました。

まず、痛感したのが所見の書き方をもっとしっかり勉強しようと認識しました。

既存構造の形状の変化、既存構造の血管、色調の変化、新生物(腫瘍・肉芽組織など)の性状をもっと病変に合わせてしっかり書かなければいけないのは当たり前(寺子屋セミナーでは他の病院の先生方の凄さに圧倒されました…)で、6層構造(上皮層/上皮下層/筋層/筋外層/軟骨/軟骨周囲組織)のどこに病変があるのか、どんな鑑別疾患が考えられるのかをもっとしっかり考えないといけないなぁと感じました。あと、粘膜とは表現せずに上皮と言わなければいけないのも驚きでした。

症例は“動脈瘤”、“気管・気管支骨軟骨異形成”、“悪性リンパ腫”、“悪性リンパ腫”、“パピローマ”でした。内腔所見をあげたいのですがあげていいのか分からないのでここでは控えさせていただきます。

勉強になった対応としては動脈瘤の可能性が疑われたら鉗子でつついてみる。色調が変化(白色化)すると動脈瘤の可能性があるまでは知っていたのですが、怪しい時には噛まずに針を刺すのがマシは初めて聞きました。刺すのも怖いですが….

その他には感染症のレクチャーが多く、真菌の勉強が出来ました。内視鏡学会ということで真菌症に対してのBAL検査がトピックのレクチャーでした。

アスペルギルスは血清抗原検査などがありますが、感度・特異度8割くらいで血液疾患など背景因子があると、感度が5-6割に低下するということでBAL検査の抗原検査をしてみる報告があるとのことでした。肺胞洗浄液でβDグルカンを検査してみる報告もあるそうです。cut-off値の問題などがあるみたいですが、施行するような論文もあるのは知らなかったので勉強になりました。


クリプトコッカスは血清抗原検査が感度・特異度共に優れているがBAL検査を追加してみる報告もあるみたいです。


あとは全く馴染みのない肺コクシジオイデス症という輸入感染症。輸入感染症は注意的に勉強したわけではないので勉強になりました。(あと注意しないといけない輸入感染症は肺ヒストプラズマ症ということも勉強になりました。)肺コクシジオイデス症はアリゾナ、カリフォルニア~メキシコ中心の4類感染症の真菌症でヒトーヒト感染症はあまりないが病原性の強い微生物とのことでした。検診で発見が多く、画像上は辺縁整の結節・腫瘤影を呈するようです。渡航歴聴取はやはり必要ですね。

参考までにhttps://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/401-coccidioidomycosis-intro.html

真菌感染症以外には結核の症例もあり、縦隔リンパ節結核の場合は造影CT施行して内部がLowであればEBUS-TBNA施行にて瘻孔で気管内結核発症に注意する。若年者などで単純CTだけで再度CT施行しない症例は施行後に注意しないといけないですね


今回は学会のはしごという贅沢なことをさせていただき本当に病棟を守ってくださった先生方はありがとうございました。明日からは今回学んだことを臨床に生かして精進していきたいと思います。


備忘録の様に様々な内容記載してよみにくくなってしまい申し訳ありません。






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by res81 | 2018-05-28 00:32 | 学会・研修会 | Comments(0)

学会報告 ATS~呼吸器内視鏡総会

スタッフのMINEです。

今回は5/19-22までATS@San Diegoに参加して、5/23を移動日にその後は5/24-25に呼吸器内視鏡総会@東京に出席させていただいております。病棟を守っていただいている先生方本当にありがとうございます。

出発直前からの体調不良にSan Diego到着後は人生初めての時差ぼけ(Jet lag;今回の旅行中に初めて学びました。KJN先生の弟くんありがとう。笑)でボロボロの国際学会でした。更にはRAPiD posterセッションに当たってしまい…、途中までは心折れそうでしたが、それを救ってくれたのは本当にSan Diegoは気候も良く過ごしやすい環境でした。
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到着初日にはKJNファミリーとの観光に始まり、San Diego zooやOld townなど凄く楽しいところでした。San Diego発祥の地のOld townは昔の雰囲気が感じられてとてもよかったです。皆様行かれる際にはどうぞ。
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それでは学会の報告ですが、RAPiD posterセッションは以前にY先生が書いていただいている国際学会 参加のイロハ(https://res81.exblog.jp/24239976/)をご参照頂ければ詳しくわかりますが、PosterSession、Poster DiscussionSessionが組み合わされたセッションになります。英語が全くできない自分としてはかなり地獄でした…。

本当にATSの英語は速くて今までCHESTとAPSRに参加してきましたが一番難しい感じがしました。自分の発表としては何とか無事に終了したって感じでした。いい経験ができました。ちなみに写真はKJN先生が撮り忘れてしまった影響で発表後に撮ったものになります。笑
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学会の勉強内容としてはYear inReviewなど様々な内容を拝見しましたが、そのブログサイトにすごくしっかり内容まで上がっているので最新の内容ではないですが、自分の勉強になった内容を上げさせていただきます。

『BronchoscopicManagement of Hemoptysis』
題名の通り喀血のマネージメントの話です。今後当科でもCryobiopsyが導入に当たって出血などがリスクになる可能性があると思い参加しました。ちなみに違うセッションのスライドですが、Cryobiopsyの出血のリスクです。

やっぱり大事なこととしては“Don’t loose wedge”“Visualize airway”ですね、さらには“Don’t suction”ですね。自分の意識的に上記を頑張ってやってますが、慣れないと焦ってwedge外して視野が保てなくなり、焦ってwedgeしに行くけど全くわからなくて延々吸引のみを続けているということがあったし、その光景をよく見る気がするので頑張って指導&実践できるようにしていきたいですね。

また、喀血主訴の患者の気管支鏡のタイミングなどもすごく難しく悩んでいましたが、色々勉強になるセッションでした。内容で出てきたアルゴリズムを紹介させて頂きます。当直帯や休日帯で来た時にどういう風なアルゴリズムに応用するかが悩ましいですね。その点は同じセッションにおられた先生ともDisscussinさせていただき本当にいい経験になりました。

しかも、今回はいつもお世話になっている聖路加国際病院の先生とも一緒にご飯させて頂いたり(今考えると写真を撮り忘れてしまいました…)、たまたまセッションで一緒になった神奈川循環器呼吸器病センターの先生に色々ご指導いただいたり繋がりって大事だなと考えさせられる学会でした。
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移動もあったのでKJN先生の発表見られず本当に残念です。彼の事なので健闘したことと想像します。

明日は内視鏡学会の発表になるのでこの辺にしたいと思います。
やはり日本語の学会の方がものすごく理解できて勉強になったので再度あげさせていただきます。

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by res81 | 2018-05-24 22:59 | 学会・研修会 | Comments(0)

呼吸器学会 総会 2018のご報告

こんばんは、スタッフYです。国内学会ラッシュを終えて、一息ついているところです。

今日は国際学会(ATS)へ向かう仲間を送り出しました。ディスカッションセッションに挑むようで、一同、報告と無事の帰国を楽しみに待っています。

先日の呼吸器学会総会では当科から、なんと12演題もの発表をさせていただきました!

部長以外のほぼ全員が発表し、不在中は部長が当直をしてくださるという、なんともトンデモナイありがたい状況なのでした。

(部長の指導効率がぶっ飛んでいるという以外に)どうしてこんなに発表ができるんでしょう。当科には三人の社会人大学院生と、今年度からは医学統計コースを受講している仲間もいますが、それでも私たちは決して研究を主軸にしているわけではありません。むしろ昼夜ベッドサイドにいる「臨床バカ」たちの集まりだと思っているのですが。臨床にとことん没頭できるからこそ日常診療のなかで感じるちょっとした「疑問」を、「研究」という形に導いてくれる部長や先生方にただひたすら感謝する日々です。

部長を初め、当直をしてくれたり、連日の予演会を体を張って支えてくれたり、ポスターや配布資料をきめ細やかに準備してくださったり、当日応援に駆け付けってくださったり。当科のメンバーみんなの頑張りに感謝を込めて、そして新年度の気合も新たに。呼吸器学会総会(と予演会、内科学会総会や院内勉強会)でのみんなの雄姿を最後にお送りします。

今年度は、当科Facebookで毎度お伝えしているMeet the Expert 企画や、当科オリジナル〇〇〇〇〇作成、今まで以上の働き方改革、まだ秘密にしておきたい新しい取り組みなど、わくわくする企画が盛りだくさんです。今年度も飯塚病院呼吸器内家をよろしくお願いいたします。

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by res81 | 2018-05-17 22:53 | 学会・研修会 | Comments(0)

第7回 IKB81会

皆さま、こんにちは。Ajです。お久しぶりです。

本日は2018年3月3日 ひな祭りです!!
そんな中、第7回 IKB81の会を開催しました。

何度もブログに登場しているのでご存知の方も多いと思いますが…

この会は、2014年より始めた
北九州総合病院と飯塚病院呼吸器内科のcase conferenceです。
Iizuka Kitakyuushusougo Byouin 肺(はい:81)の略です!!

研修医や後期研修医を中心とした会で、症例に関してdiscussionを行います。
症例は、珍しい病気からよくある病気まで様々です。

今回も、2例の症例報告とランチョンセミナーを行いました。

☆1例目 (当院より621号先生が睡眠を削って頑張ってスライドを作って下さいました!お疲れ様でした!)
皮疹(水泡)を伴うびまん性小結節影の1例
→診断:水痘・帯状疱疹ウイルス肺炎

帯状疱疹は小児期に感染した水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus; VZV)が後根神経節に潜伏感染し、高齢者や免疫力の低下時などに再活性化して神経走行に沿って発症する水疱疹。
VZVが皮膚に広範に播種しウイルス血症を生じると、肺炎、肝炎、脳炎などを続発し重篤化することがある。
本ウイルスによる肺炎は本来水痘に合併するものであり、帯状疱疹では稀。
健康成人において水痘発症後に経過中15%程度の頻度で水痘・帯状疱疹肺炎を合併するとの報告がある。

・VZV肺炎の画像所見
胸部Xpの特徴としては気管支周囲を中心に全肺野に大小不同の径2〜20mmのびまん性結節影が認められる
(Medicine, 46: 409, 1967.)
多発結節、多発結節とその周囲のすりガラス陰影、斑状のすりガラス陰影、癒合傾向を示す結節が特徴的
(Am J Roentgenol 1999; 172: 113-6.)

☆2例目 (北九州総合病院 O先生よりご発表頂きました)
2年間変化のない肺の浸潤影を伴う右胸水の1例
→診断:MALTリンパ腫(肺原発の悪性リンパ腫の胸膜播種)
〇今回の症例は、局麻下胸腔鏡で胸膜生検を行い診断。
 胸水の細胞診ではなかなか診断できない場合多いですよね…
〇今回の症例での胸水ADA 37。有意とは言えないが、鑑別をあげる時には少しひっかかる値。
・胸水ADA基準:40-45U/Lをカットオフとする。ADAによる結核性胸膜炎の診断の感度92% 特異度は90%
※ただし、その他にもADAが上昇する疾患あり。➔結核、膿胸、リウマチ、悪性リンパ腫や肺癌などの悪性腫瘍

☆ランチョンセミナー
最後は、嚥下を専門に勉強して下さっているY先生よりランチョンセミナー(嚥下講義)を行って頂きました!!
何度聞いても勉強になります。今回は、ひなまつりから学ぶ誤嚥!!
・サラサラパラパラパサパサネバネバするものは、気をつける。
・ひな祭りで考えると→ちらし寿司は酢飯はパラパラであり食べるとき注意を。ハマグリのお吸い物は、水分と具という形態の違うものなので誤嚥しやすい。可能であれば別々に食べる&汁物は少しトロミを。お酒は、覚醒を下げるため嚥下反射や咳反射を下げちゃうので注意。甘酒はアルコールではないので、甘酒などにしましょう。でも、飲みたい方もいると思うので、食後に少しのとろみをつけて飲むならいかも!
などなど、ひな祭りに関与する食事から誤嚥を学びました~☆

以上、IKB81の会のご報告でした。
お昼は、陽山の麻婆丼と中華丼の宅配を頼んで、皆で美味しく頂きました!
次回は、北九州総合病院で来年度に行う予定です。よろしくお願い致します!!
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by res81 | 2018-03-03 14:49 | 学会・研修会 | Comments(0)

日本肺癌学会Preceptorship Programに参加して

こんばんは。国内留学中でご迷惑をおかけしておりますYです。
国内留学については、書きたいことが多すぎてまとまりませんので、またの機会に書かせてください。

先週末、肺癌学会が初めて企画されたPreceptorship Programに参加してまいりましたので、今回はその報告をさせてください。

この企画では、次世代を担う全国およびアジア各国の若手医師のためにと、肺癌診療の最前線で活躍されている先生方が集まってくださいました。2日間みっちりと、全て英語で行われます。香港のTony Mok先生、韓国のMyung-Ju Ahn先生を初め、学会の壇上で拝むことはあっても、ともにディスカッションをでする日がくるとは思いもしませんでした。総会の演者全員を2日間、一部屋に詰め込んだような贅沢な状況でした。

講演では病理、放射線診断・治療、内科・外科治療について最新情報のほか、まだ研究途中のデータや、今後の方向性も交えた講義や意見交換が行われました。またPro-Conディベートでは①EGFR遺伝子変異症例への一次治療にオシメルチニブを使うかどうか、②N2例の手術適応、②EGFR遺伝子変異例への免疫療法の適応 についてグループ対抗で議論が行われました。ディベートのためにグループの先生方と深夜までとことん話し合った時間が、何よりも豊かでした。肺癌診療の切り札が増えるなかで、どう選択していくのか、考えさせられる時間でした。

肺癌もさることながら、個人的には、Tony Mok先生による、リーダーとしてのキャリア形成のお話に感銘を受けました。「TKIの講演をするより何倍も準備が大変だった」と言われていましたが、確かにMok先生からキャリアに関するお話を伺うのは新鮮でした。呼吸器腫瘍のリーダーになるには、という話ではありましたが、どの分野にも共通することと思いますので、少し共有させてください。

リーダーシップとは「人を動かす力を持つこと」だと言われていました。そのためには①どう考えるか、②どう仕事をするか、③どう発信するか が大切です。①考え方については、まず前向きに考えること(Forward thinking)。それも楽観的ということではなく、将来を見据えて考えるというような意味に感じました。現在何が標準であるかにとらわれず、今後何が大切になってくるかを見据えて行動すること。そのためには勇気、感情的知性と落着き、論理的な計画性、そして献身的な姿勢を怠らないことです。もう一つは批判的に考えること(Critical thinking)。与えられたことを漫然と引き受けてただ指示に従うのではなく、そのやり方が本当に正しいのか?本当に向かうべき方向なのか?常に問い続けることです。

②どういう仕事をするか。とくに研究や論文執筆の際、いかに新しいことを発信していくか、そのために先ほどの考え方をもとに、意見を論理的に述べること人と違うことを気にしないこと人間関係を大切にし(例えば学会などで知り合った先生とも)こまめに連絡を続けることが大切です。

そして③どう発信するかですが、せっかく取り組んだ仕事も発信しなければそこまでです。発表や講演などで相手に伝えるとき、ただ事実を連ねるのではなく、「物語を相手に届ける」ことを意識します。印象的でメッセージ性のあるタイトルをつけようという点から始まり、発表の構成、アイコンタクトやジェスチャーなどの非言語的コミュニケーションや参加者の惹きつけ方など、すぐに取り入れたい知恵が詰まっていました。

Mok先生は著名な先生ではありますが、目線が常にベッドサイドにあるところに、何よりも共感しました。会場内で議論が白熱しだすと「それをして臨床がどう変わるのか」「患者さんのためになるのか」と幾度となく指摘してくださいました。肺癌についても(根治や根絶のみを目指すのではなく)「医師としての仕事は、患者さんがより長く、よりよく生きられるよう最善をつくすこと」というスタンスも、大変納得できるものでした。

充実の2日間の最後には、恐縮ながら敢闘賞をいただきました。参加前後の試験成績から計算した「伸び率」で表彰してくださったのですが、つまりお恥ずかしいことに、事前試験の出来の悪さの象徴です。おそらく最も経験年数も浅く、趣旨にそぐわない参加者だったかもしません。好奇心から参加してしまいましたが、講師陣かと思うような参加者の方々に交じらせていただき、刺激を受けたことは間違いありません。

この企画は肺癌学会の会員宛にメールで何度か募集があったのですが、これを知ることができたのも、飯塚病院呼吸器内科に入ったときに学会に入会させてもらったおかげでした。あらためて、いろいろなことに触れる機会を与えてくれる(=学会費も出してもらえる)当科に感謝しております。

当科は、得意分野を伸ばす好きなことをとことん頑張らせてもらえる)ことが素晴らしいということを以前、このブログでも語ったかと思うのですが、まだ得意・好きとは言えない分野にも、広く触れる機会を持たせてもらえることも、我々若手にとっては貴重なことだと思いました。飯塚の皆様、いつも本当にありがとうございます!
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by res81 | 2017-11-27 23:09 | 学会・研修会 | Comments(0)

APSR2017@sydney③

こんにちは。
呼吸器内科スタッフ M&Mです。

シドニーに着いてから5日目になりますが、皆体調を崩すこともなく過ごしております。こんなに天気が良いと朝5時半から走りたくなりますね!ということで、シドニーでのジョギングもしっかり楽しんでおります。

さて、本日はいよいよAPSR最終日を迎えました。
最終日の発表というのは嫌なものですね。無事に発表を終え緊張から解き放たれている2人を横目に会場に向かいました。
私は昨年に引き続きの参加ですが、やはり英語での発表は苦手なまま。1年経っても成長してないなあと感じてしまいます。学会が終わった時は英語も頑張ろうと意気込むのですが。
学会会場ではお世話になった先生方との再会も果たし、そして発表にも聞きに来てくださいました。本当にありがとうございます。
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APSRは個人的に特に興味ある分野のセッションが多くとても勉強になります。主に気管支喘息や結核に関するレクチャー・発表を聞いてきました。
初日は朝から喘息のワークショップを受けました。
ワークショップでのメインテーマは「重症喘息におけるフェノタイピング」です。
ここ最近、喘息診療における治療法は多様化してきています。そんな中で今までひとまとめにしていた「喘息」をフェノタイプごとに分け治療法を選択することの重要性が高まってきています。
様々な解析により臨床特性、喘息関連因子や誘発因子および病態生物学的特性が複合的に調査された結果、以前に考えられていたよりも多くのフェノタイプが存在することがわかってきており、特に重症喘息におけるフェノタイピングが重要です。
具体的には、発症年齢やBMI、喀痰細胞診、呼気NO、特異的IgE抗体、肺機能検査などを総合的に評価し、より的確にフェノタイピングを行い、適切な治療法を選択しましょう、というものでした。参考の一つに下記UBIOPREDなどがあります。
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他に、アドヒアランスやデバイスの選択方法に関して、実際に吸入器を用いた演習が行われました。どの内容も大変勉強になり、今後の喘息診療に役立てようと思います。

また、結核の発表にも参加しました。
こちらは日本と比較にならないほど症例数が多いため普段聞くことができない内容ばかりでした。いかに早く結核を拾い上げるか、またその中でも耐性菌を検出するかが鍵となります。どの迅速検査が有用か白熱した議論がなされておりました。

以上でAPSR2017終了となります。

最後になりますが、今回も学会参加の機会をくださいました飯塚病院呼吸器内科の皆様、本当にありがとうございました。
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by res81 | 2017-11-26 12:03 | 学会・研修会 | Comments(0)

APSR 2017@Sydney②

こんばんは。後期研修医2年目のGyです。
昨年のCHESTに引き続き、今年はAPSRに参加させていただいています。大好きなSydneyでの学会発表であり楽しみにしていたものの、初のoral sessionということで、やはり不安と緊張でいっぱいでした。

自身の経験した症例より“A familial case of Birt-Hogg-Dube syndrome(BHDS) complicated with bladder cancer and lung cancer.”というタイトルで、BHD症候群と癌の関連性について発表させていただきました。一つ前の発表が中国人家系の先天性嚢胞性疾患でBHD症候群に関するものであったこともあり、スムーズに発表を終えることができました。
そして、ありがたいことに若手奨励賞としてAPSR Travel Awardをいただきました。このような機会をいただき、本当に貴重な経験となりました。
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発表後は胸腔・胸膜疾患に関するセッションへ参加しました。胸腔内への細菌感染や炎症が惹起されるメカニズム、臨床的な介入法に関しての講演でした。感染後に胸腔内に隔壁形成を来し治療に難渋する症例を度々目にしたことはありましたが、その機序について考えたことはなく理解が深まりました。また胸膜感染患者に対する t-PA+DNase 胸腔内投与によるドレナージが効果的であり、手術の頻度が低下したことや入院期間が短縮したこと、その投与量はt-PA 5mg+DNase 5mgを2回/日が有効かつ安全であることが示されていました。
[Ann Am Thorac Soc. 2017Jun;14(6):929-936.]
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その後は学会会場でお会いした当院OBの先生と共にお話を楽しみながらディナーをいただきました。夜景も綺麗で素敵な夜でした。
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とても充実した一日となりました。日本に居ながら発表前夜までご指導下さったTB先生、病棟を守って下さっている先生やスタッフの方々、ご多忙のなか快く送り出して下さり誠にありがとうございました。

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by res81 | 2017-11-25 23:00 | 学会・研修会 | Comments(0)