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飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ11名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医2名(H31年4月現在)+特任副院長1名で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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カテゴリ:肺炎( 3 )

誤嚥性肺炎の原因になりやすい、意外なあの疾患

こんばんは、スタッフYです。
福岡では「山笠が終わると夏が来る」と昔から言われているそうですが、まさに!海の日に、山笠のお祭りが賑やかに終わりを迎えたと思ったら翌朝から強い日差しと蝉の鳴き声で目が覚めました。盆地の夏、到来です。

さて、先月再開した誤嚥性肺炎の連載の、続編が本日公開となりました。

誤嚥性肺炎の原因として時々出会うのに、意外と知名度の低いDISH気道閉塞も起こし得る恐ろしい疾患なので、内科医としても、覚えておきたいです。

文章だけでは伝わりにくいこの病態を知ってもらえるように、親友に忠実なイラストを描いてもらいました!

院内および院外からもスタッフが総出で奮闘した経緯とともに、ぜひご覧ください。


by res81 | 2019-07-17 18:55 | 肺炎 | Comments(0)

日経メディカルの連載、再開しました

スタッフYです、こんばんは。
今週は面白い勉強会も多く、みんなでたくさん学ばせてもらっています。

当科発信の日経メディカルの連載が、本日より再開となりました!

誤嚥性肺炎の診療に関して、症例をベースに、より生き生きとご紹介いたします。

初回はとある印象深い症例を通じて、去年の連載でご紹介した誤嚥の基本を振り返りながら、さらなる学びを深めていきたいと思います。この症例は、関わった院内外のスタッフにとって何年経っても忘れられない、非常にたくさんのことを教わった方です。皆の学びになるならばと、症例報告を快く承諾くださったご本人、ご家族に深く感謝いたします。

これから月1回の連載となります。
当科の日常診療を感じていただければ幸いです。






by res81 | 2019-06-20 21:02 | 肺炎 | Comments(0)

肺炎とPaCO2

呼吸器内科スタッフのTBです。

肺炎の患者さんが増える季節になって参りました。
肺炎で入院される患者さんに対して、動脈血液ガス分析をルーチンでされている施設は多くはないと思いますが、その重要性に関するスタディです。

Hypocapnia and Hypercapnia Are Predictors for ICU Admission and Mortality in Hospitalized Patients With Community-Acquired Pneumonia
CHEST 2012; 142(5):1193-1199


<Objective>
・入院を要する市中肺炎(CAP)において、PaCO2値とICU入室、30日死亡率の関係を検討

<Methods>
・retrospective cohort study
・2つのtertiary teaching hospitalsにおいて
・対象:CAPの診断で入院した症例
・検討項目:入院時の動脈血液ガス分析PaCO2
        ICU入室率
        30日死亡率
・Pneumonia severity indexを含め、多変量解析を施行

<Results>
・453例が対象
・PaCO2の結果;
 正常(35-45 mmHg):189例(41%)
 低値(<35 mmHg):194例(42%)
 高値(>45 mmHg):70例(15%)
・多変量解析:疾患の重症度を調整後、PaCO2正常群と比較して、
 PaCO2低値群…30日死亡率高い(OR=2.84; 95%CI, 1.28-6.30)
        ICU入室率高い(OR=2.88; 95%CI, 1.68-4.95)
 PaCO2高値群…30日死亡率高い(OR=3.38; 95%CI, 1.38-8.30)
        ICU入室率高い(OR=5.35; 95%CI, 2.80-10.23)
・COPD患者を除いて再検討(PaCO2の値が変化しやすいため)
 ⇒最初の解析と同じ傾向が維持された

<Conclusion>
・CAPで入院した症例において、PaCO2低値・高値いずれも高いICU入室率と30日死亡率に関連していた。
・COPD症例を除いても、この関連性は認められた。
・PaCO2値は、肺炎の重症度判定の重要な因子と考えられる。

Pneumonia severity indexで調整されているうえに、
PaCO2の交絡因子と考えられる呼吸回数やpHとの関連も検討されておりました。
その結果、
「PaCO2低値は死亡の独立因子だが、頻呼吸やアルカローシスとは関係ない」
「PaCO2高値は死亡の独立因子だが、頻呼吸やアシドーシスとは関係ない」
「アシドーシスも死亡の独立因子だが、頻呼吸とは関係ない」
との事でした。

頻呼吸は大切だと思っていましたが…PaCO2はもっと大切かもしれないのですね。
今後のプラクティスにおいて、一度再検討してみようと思います。
by res81 | 2012-11-09 18:13 | 肺炎 | Comments(0)