飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ10名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医3名(H30年4月現在)+特任副院長1名で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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ヨーロッパ嚥下学会(ESSD) ダブリンよりこんにちは

皆さま、お疲れ様です。スタッフYです。
228号先生の記事、「ウサギか!」という突っ込みに癒されながら、あとに続かせていただきます。

少し冷え込むようになりましたが、皆さまお元気にされていますでしょうか。病棟や外来でもインフルエンザや喘息発作の方が増え始めており、季節感を感じております。そういえば呼吸器内科はひときわ四季のある科なのではないかと、季節の変わり目にはいつも感じています。

実はいま、ヨーロッパ嚥下学会に参加するため、アイルランドのダブリンに来ております。到着時の気温は5℃と、慣れない寒さでしたが、ふと立ち寄ったレストランの暖炉の火に 身も心も温まりました。

滑走路の横でくつろぐ牛や馬、髪の毛の何倍ものボリュームのある髭を生やしているおじさま方、国のカラーである緑の帽子やジャケットを着こなす老夫婦、食事に添えられる芋のダイナミックさに、アイルランドらしさを早速感じております。

今回、飯塚病院からは残念ながら一人での参加ですが、道中から東京慈恵医大の谷口先生や、浜松市リハビリテーション病院の重松先生、國枝先生と合流させていただき、安心そのものです。そして食事中に繰り広げられる、嚥下にまつわるマニアックなお話の数々に、ただただ聞き入っております。すでに、嚥下障害の鑑別がぐっと広がった気がしております。

今回ここへ来るまでが(物理的にも、そして演題の採択や発表準備に至る経緯においても)遠い遠い道のりだったので、無事に来れた感謝に浸っております。快く送り出してくださった皆さまに感謝を込めて、明日から頑張りたいと思います。

(ちなみに、そもそもなぜ嚥下にそこまで興味を持つのか、とは自分でも時々突っ込みたくなるのですが、それは最近ご縁をいただいて始まった日経メディカルオンラインの連載の第一回を見ていただければと思います)



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# by res81 | 2018-09-26 13:43 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート④:おわりに、徒然なるままに…

こんにちは、スタッフ228号です。
新米スタッフ621号先生と、主婦代表219先生の発表の様子、いかがだったでしょうか?


お二人の頑張りに、ぼく自身とても刺激を受けました。後期研修医の頃は、まさか飯塚にいながら国際学会に行くなんて考えもしなかったですが、初めてTB先生にATSに連れて行っていただいたときのこと、それから国際学会でいろいろとやらかしてしまった失敗談(涙) 等も含め、初心をまた思い出した感じです。


今回の学会では、先日、特発性肺線維症(Idiopathic pulmonary fibrosis: IPF) の新しいガイドラインが発表されたこともあり、その関連のシンポジウムに出たりしていました。ブログに少しまとめたいなとも思いましたが、それは、もう少し自分のなかで噛み砕いてから、そしてガイドラインを踏まえたうえで、どうのように診療していくべきなのか、もう少し煮詰めてからにしたいと思います。


そういえば、ポスター発表にしても、e-poster がだいぶ浸透してきているようで、みながアップしているわけではないですが、ネット上でabstractやposterが見れるのはいいですね。事前にabstractやposterに目を通しておいて、内容を吟味し質問を考えておく。そして、実際に現場に出向いて質問したり、ディスカッションに混じる。そこからまた新しい研究のアイデアが降りてくるかもしれない。スタッフ621号先生がおっしゃてましたが、たしかにそういう参加の仕方、学び方もあるなぁと教えられました。


他にもワークショップに出てみたり、教育セミナーを受けてみたり、クイズ大会に行ってみたり、自分次第で参加の仕方はどうにでもなるのが、こういった学会ですね。


ちなみに、お金さえ払えば(数万円はかかりますが...)、実際に参加していなくとも、大きな講演はネット上で拝聴することができます。スライド自体は、現場よりも、自分のパソコンの画面で観るほうがよく見えたりもします(^_^;)


また、今回日本人の参加は比較的少ないように感じましたが、それでも大分大学や産業医科大学、杏林大学や順天堂大学の先生方と、ほんの少しでしたが、お話できたのは嬉しかったです。なんでしょうね、異国の地で日本人に会うと、なんかこう仲間意識というか、お互い頑張りましょうね! みたいな気持ちがフツフツと沸くのでした。そういえば、お土産を買いに行ったスーパーで、偶然日本人の方と出会い(おそらくパリに住んでいる方)、こちらは何も聞いていないのに、オススメのお土産をわざわざ教えてくれた方がいらっしゃいました。もちろん日本人らしく、そのお土産を買ったわけですが(笑)、名前も知らないおじさま、どうもありがとうございました。


パリで過ごすなかで、タバコの煙で少し喉を痛めたり、地下鉄の扉に二度はさまれたり(後輩たちはあたたかく見守ってくれてましたね...泣)、食物繊維の摂取が足りないせいか便がコロコロ硬い日も続きました(←ウサギか!!笑)。そんななかでも、パリの街並みやそこに住む人々、ダンディーな顎ひげ、キックボード(今どきは電動もありますね!) や地下鉄の乗り方、扉の開け方、さらには信号無視にも(笑) ある程度慣れてきたなか、いつかまたパリに来ることはあるのかなぁと名残惜しさを感じながら、ひとまず朝食で毎日お世話になったパン屋さんにお礼を言って(本当はもっと感謝の気持ちを伝えたかったのですが英語力が足りず…)、パリを発ったのでした。


さて、われわれ飯塚三銃士(??笑) のERS 2018奮闘記は、これで終わりますが、医師人生は今後も続くわけで… 今回の経験を活かせるようまた日々精進していきたいなと思っています。サポートしてくださったみなさま、ERSに関わったすべての方に感謝の思いでいっぱいです(少し大袈裟な気もしますが...笑)。引き続きよろしくお願いいたします。

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# by res81 | 2018-09-26 03:27 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート③:poster発表&skills workshop -bronchoscopy-

新米スタッフの621号です。

ERS2019@Pariに参加しております。

院内で我々の不在をカバー頂いている科のみなさまには本当に感謝しております。


今年は当院の肺炎患者さんにおけるCTの有用性について後方視的に検討した内容について発表して参りました。

無事にポスター発表も終わり、ほっとしております。

やはり海外の先生方からは我が国における肺炎患者へのCT施行率の高さがとても気になるようでした。

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👉e-posterはコチラ


さて、ERSではいろいろな催しがありますが、今回はskills workshopについてご報告致します。

当院もKJN先生の国内留学に引き続き、最近クライオバイオプシーを導入しましたので、気管支鏡のworkshopに参加して参りました。

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contentsは、EBUS-TBNACryobiopsy、小児気管支鏡、Endobronchial Valve Placement4つを1セッション30分でレクチャー+hands-onという流れでした。各セッション毎に大学教授レベルの先生にご指導いただける贅沢な時間でした。


<Cryobiopsy>

レクチャーにおけるCryobiopsyの方法を当院とものと比較してみます。

当院では現在activate6秒間、1つの気管分枝からは1回のTBCBで統一していますが、既報ではactivate4-8秒、3-5TBCBを繰り返すとのことでした。講師の先生のご施設では出血のリスクを抑えるために4秒間のactivationを行い、腫瘤、ILDいずれの場合でも出血が許容できる程度であれば同じ枝からでも複数回の検体採取を試みるとのことでした。

4秒間のactivationにしている理由としては、合併症として出血を最も恐れているからとのことでした。

当院ではまだTBCBの経験は少ないですが、6秒のactivationで問題となるような出血の合併症はないものの、比較的mildmoderateの出血は散見されることから、今後の参考にしてみてもいいのかもしれません。

[Hetzel J et al. Respiration 2018.]


<Endobronchial Valve Placement>

Endobronchial valveは以前に抄読会で取り上げて勉強したこともあり、興味がありました。

これまでは一方向弁のついたWESという認識で、用途は違えど同じような手技を想像しておりました。

そのため、EWSのほうが単純であるがゆえに、コスト的にもいろいろな枝に試行錯誤しながら複数でも入れることができる点でEWSのほうが勝るのではないかと思っていました。しかし、鉗子でEWSをつかんで一つ一つ末梢気管支を詰めていくEWSに対してEndobronchial valveの特筆すべき点はその操作性が非常に簡便である点でした。HRCTで挿入部位のあたりをつけて、気管支内に挿入するしてvalveを拡張させることで、EWSを気管支鏡や鉗子で気管支内に詰めるという操作が省略されてとても簡単でした。

以下に、EWSEndobronchial valveの比較を簡単にまとめてみました。

ただし、あくまでそれぞれの主な適応症例は異なる点にご注意ください。

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Endobronchial valvesで気胸のできる機序としては、volume reductionによって他の肺葉が引き伸ばされるためと考えられているようです。30日以内の気胸発生率が20.0%との報告もあることから、適応症例をしっかりと選ぶことが重要なのでしょう。

[Kemp et al Am J Respir Crit Care Med 201; 196: 1535–1543.]



参考までにBLVRの各studyを時系列にリンクを載せておきます。

1. Fishman A et al. N Engl J Med 2003; 348: 2059-73.


2. Sciurba FC et al. N Eng J Med 2010; 363:1233-1244.


3. Klooster K et al. N Engl J Med 2015; 373(24): 2325-2335.


4. Valipour A et al. AJRCCM 2016;194(9):1073-1082
.

5. Kemp SV et al, AJRCCM 2017;196(12):1535-1543
.

6. Am J Respir Crit Care Med. 2018 May 22. doi: 10.1164/rccm.201803-0590OC.


EBUS-TBNAは当院ではおなじみの手技ではありますが、アジア諸国の中ではまだまだ物珍しい印象があるようです。

小児内視鏡は気管支鏡径3mm、気管支5mmということもあるため、通常の気管支鏡手技のように気管支鏡を回すのみならず、下記写真のようにCカーブを作って右手の指(2 fingers)を用いて気管支鏡をねじることがポイントなのだそうでした。

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だいぶ英語脳になってまいりましたが、あっという間にいよいよ学会も終盤にさしかかってきました。

最後まで気を抜かずに勉強して参ります。


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# by res81 | 2018-09-20 18:23 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート②

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みなさま、こんばんは!

日本と7時間の時差があるのでおはようございますでしょうか?


ERS2018paris より、219号がお送りします。


卒後7年目になりますが、子供が小さいこともあり国際学会に参加したことはありませんでした。毎年、同僚のみんなが国際学会で発表しているのをみて、2018年こそはと意気込んでおりました。


20172月にアブストラクトを提出。

TB部長はじめみなさんのご協力をいただき、アクセプトされ、本日、発表となりました。当科には私のような家庭を持つ女性医師が何人か所属していますが、私達にもこのような貴重な経験をさせていただける環境に感謝しております。


今年が初めての国際学会となります。

私の演題はポスターディスカッションに選ばれまして、ショートプレゼンテーションとポスター発表をさせていただくこととなりました。


私のセッションでは15人の方が発表されました。
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発表前の風景です。会場はとても広かったです。
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壇上で一人ずつ発表していきます。


Risk factors for antibiotic re-administration in patients with pneumonia during hospitalization

というテーマで発表させていただきました。


ショートプレゼンテーションは2分間、時間厳守でした。



私のセッションは15名の発表でしたが、プレゼンテーション後にポスタの前でのディスカッションの時間となりました。

各人のポスターの前にみんなで集合し、内容について座長の方から質問されたり、他の演者の方がディスカッションしたりと盛り上がっておりました。

私は13番目のポスターでした。


ポスターについては質問を少しされたあと、座長や他の演者の方がディスカッションされておりました。

私も質問に少し答えたりして自分としてはがんばったと思いましたが、621号先生が周りの方と積極的にディスカッションされており、すごいなと思うとともに来年こそは私ももっともっとディスカッションに参加できるように英語を鍛えねばと思いました><


緊張していないつもりでしたが、あとあと考えるとやはり緊張していたようです(苦笑)

人前で話すのは苦手ですが何度か国内学会で発表させて頂いたこともあり、また、会場の座長の先生や発表者の方々も温かい目でみてくださり、たどたどしい英語でしたがなんとかプレゼンテーションは2分ちょうどで終了できました。練習に付き合ってくださった、228号先生、621号先生ありがとうございます。いつもなごやかに見守ってくださるお二人と一緒だったのですごくありがたかったです。お二人には甘えっぱなしでした。


ERS2018で発表することを目標に1年間いろいろと研究や統計について学ばせていただきました。

英会話も1年間がんばりましたが、まだまだですね 苦笑。


今回パリで発表できたのは、みなさまの支えがあったからです。


忙しい中指導をしてくださったTB先生、病棟を守ってくださっている呼吸器内科のメンバー、家事や子供のお世話をこころよく引く受けてくれた夫や母、いつもお迎えが遅くなるママを待っていてくれる子供のおかげです。


貴重な経験でした。本当にありがとうございました!感謝、感謝です!


発表はおわりましたが、まだまだ至らないところだらけで来年こそはもっとうまく発表するぞという気持ちになっています。

気持ちを新たに頑張って行きます。


まだまだ、ERS2018は続きます。



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# by res81 | 2018-09-19 09:57 | 学会・研修会 | Comments(0)

ERS 2018 レポート①:飯塚三銃士(笑)、元気してます(^_^)/

こんにちは、スタッフ228号です。久しぶりの登場になります。
ただいま、フランスはパリで行われておりますERS(欧州呼吸器学会)2018に参加しております!!


さて、今回は、スタッフなりたて621号先生と、主婦代表219先生と共に来ております。
621号先生は、スタッフなりたてとは言っても、なんとすでに何度か国際学会は経験済みで、持ち前の語学力と好奇心で、今回の学会をいかに充実させようか考えながら参加しています。さすがの一言!!


219先生は、内に秘めたるアツい気持ちで、今回約1年ほどかけて作り上げた研究テーマを、初の国際学会、このフランスの地で、ポスターディスカッションで発表するのです。意外と当日の朝もケロっとしていましたが、さすがに直前は緊張していましたね。でも、他大学の先生にも「よく話せていた」と言っていただけるほど、とても初めてとは思えない堂々とした英語プレゼンでした!! この様子はまた後ほどブログにて…


ぼくはと言いますと、頼もしい二人をあたたかく見守りながら(笑)、講演など拝聴しながら勉強させていただいています。資料や学んだことは、追ってシェアさせていただきたいと思っています。


こちら、夜は少し肌寒いですが、天候に恵まれ、日中はポカポカと陽気な青空の下、心地よく過ごさせていただいています。
フランスの空は、飛行機雲が多く流れていて(たまたまかもしれませんが)、青空によく映えます。
ザ・欧州といった感じのお洒落な歴史ある建物や町並みはもちろん、日中も、いろいろな肌の色の人々が、カフェで家族や友人とゆったり時間を過ごしたり、広場で子供も大人も関係なく遊んでいる姿を見たりすると、異国の地に来たなぁとしみじみ実感します。
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このような機会を与えていただいて、本当にありがたい気持ちです。
病棟を守っていただいているスタッフの方々への感謝の気持ちを忘れず、充実した国際学会とすべく、われわれ三銃士(フランスのお話でした)、力を合わせて頑張りたいと思います!!
ではでは、引き続きERS 2018レポート、ご期待ください〜☆☆☆


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# by res81 | 2018-09-18 02:09 | 学会・研修会 | Comments(0)