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飯塚病院呼吸器内科のブログ
by res81
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福岡県の飯塚病院呼吸器内科のブログです。

呼吸器内科スタッフ11名+呼吸器腫瘍内科スタッフ1名+後期研修医2名(H31年4月現在)+特任副院長1名で、日々楽しく頑張っています。
大学の医局に関係なく、様々なバックグラウンドのドクターが集まっています。

飯塚病院呼吸器内科では、後期研修医やスタッフを募集しています。ご興味のある方は
iizukakokyu@gmail.com までご連絡ください。

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嚥下障害の研修③(ヨーロッパ嚥下障害学会主催、マタロ病院にて)

こんばんは、3週間滞在したマタロと別れを惜しむスタッフYです。
空港に到着してから日本語がちらほら聞こえてくることに違和感を覚えています。そういえば日本語をこんなに長期間 話さなかったのは初めてなので、帰国後どうなるのでしょう。

濃密でまとめ難いのですが、この研修を受講した目的別に振り返ってみました。

1. 嚥下の基本を学ぶこと
これまで国内外の学会や浜松での研修に行かせて頂いて、新発見溢れる一方で、基本のないところに応用編が乗っかったような、なんとも言えない落ち着かなさがありました。今回の「嚥下障害総ざらい+α」コースは、知っていることも多いものの、基本をきちんと身につけるには最高でした。

2. 嚥下の世界で通用する英語を習得すること
嚥下を語るのは日本語でも難しく、まして英語論文を読んだり国際学会で講演を聞くのには難渋していました。英語漬けの日々のおかげで嚥下について議論もできるようになりました。

3. 世界を知り日本の現状を見る視点を得ること
最先端を知ることも重要ですが、優劣に関わらず別世界を知ることは大切だと思うのです。これは誤嚥性肺炎に限ったことではありません。スペインもインドもスロベニアも、日本と似たような課題を抱えながら色々と模索しているようでした。

4. 院内の誤嚥性肺炎の診療をより良くすること
5. 誤嚥性肺炎について発信すること
実習や仲間との会話を通じて色々な案が浮かび、その都度相談できるという、なんとも恵まれた環境でした。しつこいぐらい議論する日々のおかげで、多職種連携の意義をようやく理解したような気もしました(今更ですが)。

6. 嚥下に取り組む仲間を得る
多国籍、多職種、経験年数や現場も様々なクラスメイトや先生方と出会いました。何よりも得難い宝で、既に再会が待ち遠しいです!

と、終わったような書き方になってしまいましたが、まだ実習を終えただけでした。帰国後にはまたオンライン授業と試験や課題が続々と予定されています。

それにしても仕事をこんなに長期間しなかったのは初めてです。自分の暮らし方、生き方を見つめる機会にもなっちゃいました。このコースをお勧めするかどうかはさておき、日常や仕事を離れて何かに専念する時間が本当に貴重でした。この機会を与えてくださった部長と、全面的に支えてくださった呼吸器内科の方々に心から感謝しております。帰国後、頑張りますのでよろしくお願い致します!


<嚥下食の調理実習>
美味しく健康的な嚥下食をシェフに教わりました
特別な機器は使わないのに鶏肉がスプーンで潰せる感動
飯塚で研修医の先生たちと苦戦したコーラのとろみ付けも、色々実験してようやくうまくいきました
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〈実習とマタロ〉
色々な条件下でとろみの程度を測定しました
嚥下訓練の道具も色々あるようです
ちなみにマタロには、あのガウディの初めての建築があります(写真左)
最終日、通学前に海辺で日の出を見ました☺︎

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# by res81 | 2019-02-23 17:09 | 学会・研修会 | Comments(0)

嚥下障害の研修②(ヨーロッパ嚥下障害学会主催、マタロ病院にて)

マタロよりこんばんは(こちらは早朝です)。
嚥下障害の研修も最終週が始まろうとしています。
早朝の登山のような通勤から、日々の授業や実習、病院に残ってみんなで勉強、そして帰りにアツアツのフランスパンを買って帰る生活が「日常」になってきました。

大変だった試験の数々もようやく一区切りして、この週末はここへきて初めての外食をしました。病院食堂や自炊も楽しいけど、みんなで食べるパエリアは格別でした!

この2週間、講義や実習のため多くの先生方がヨーロッパ各国から来てくださいました。職種や専門分野、国籍や診療の環境も異なるのに、嚥下障害の診療への熱意はものすごいものがあり、楽しく受講できました。学会の中心になっている先生方なので、「今世界はこう動いているけど、どこどこは状況が違う」といった意見を聞けるのも貴重です。

講義と言ってもこちらでは質問や意見があれば誰でもすぐに発言するので、一方的に聞いていて置いて行かれることや眠くなることもありません。ハラハラするぐらい意見がぶつかり合うことも日常ですが、あくまでも嚥下障害に関する議論であり、個人に対する攻撃ではないので、終わった後にまたいつも通り仲良く話せる清々しさがあります。

今週は倫理多職種連携のワークショップなどがあり、またこの2週間でお会いした先生たちにいろいろと相談したところ、個別にディスカッションの時間を設けてくださるとのことで、楽しみなことが続きます。

飯塚の方々にはまた負担をおかけしてしまうのですが、残り1週間、よろしくお願いいたします。


<異文化な実習>
嚥下内視鏡をお互い練習しました
・画質の良さと初めて見る自分の声帯に感動して、画面を自撮り
栄養指導の資料に書かれた食材は未知
・利き酒ならぬ、利きとろみ水
 やはり第三世代は格別
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<マタロでの生活>
通勤路から見える海がきれいすぎて毎日撮ってしまう
・路面の模様もかわいい
・スーパーの規模がすごい(ハム売り場、トマト売り場)
・食堂の昼食、3人前ぐらいあるけど毎日完食

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# by res81 | 2019-02-18 14:50 | 学会・研修会 | Comments(0)

嚥下障害の研修(ヨーロッパ嚥下障害学会主催、マタロ病院にて)

地球の反対側からこんにちは、スタッフYです。

実は今、スペインのマタロというところへ来ています。

嚥下障害の評価と治療に関する大学院のコースのようなものを昨年からオンラインで受講しているのですが、実習や試験のため現地に2回出向くことになっており、今回その1回目ということになります。

このコースはヨーロッパ嚥下障害学会が主催しており、学会長が所属するバルセロナ自治大学やマタロ病院が拠点にはなりますが、ヨーロッパ各地の専門家がビデオ講義をしてくださるほか、現地実習に合わせて各国からマタロへ集まってくださるそうで、ありがたいことこの上ないプログラムです。

とはいえ、出願や入学の段階から煩雑な手続きに追われ、さらにはオンラインの授業や小テストの想像以上の大変さには、正直めげそうでした。週30時間以上費やすように、と聞いてはいたものの、まさかそんなことはないだろうとなめていました(与えられた課題の一部分しかこなせていませんでした)。

今回ようやく実際に仲間たちと会うことができて、これまで画面越しに各々がもがいていたところがみんな同じだったことが分かって、笑いが絶えません。

受講言語により二手に分かれるのですが、スペイン語クラスはスペイン各地および南米各国から25人ほどが集まっている一方で、英語クラスはなんと7人だけでした。たった7人のために英語の動画や教材を作っていただき、現地実習では通訳を用意してもらっていると思うと、その贅沢さにさらに気が引き締まります。ちなみに英語クラスのメンバーはサウジアラビア/インド耳鼻科医エジプト理学療法士スロベニア/ギリシャ/イタリア言語聴覚士と、日本呼吸器内科医(私)です。少人数なので質問や意見交換も活発で、各国の嚥下障害診療の違いも垣間見えて面白いです。

初日の今日は、SEP/MEP(TMS)など電気刺激による嚥下機能の分析法の原理を学んだ後、お互いに機械を装着して体験しました。マノメトリーの講習では原理を学んだ後、実際に嚥下障害を訴えて来院した患者さんの検査場面を見学させていただきながら、症状とマノメトリーの所見から病態を考える練習をしました。

解剖学、神経生理など日本語でも難しいテーマを英語で扱うので頭の中は大混乱ですが、解放感あふれる海の風景と、人々のやさしさに救われます。

呼吸器内科医にとっては最も忙しいこの時期に、3週間も不在にするというとんでもないスタッフを、快く送り出してくれた飯塚病院呼吸器内家の一人一人に、感謝してもしきれません。一つでも多くのことを持ち帰れるように、精一杯頑張りたいと思います。



<写真1:海辺の街 マタロ
・海岸すれすれを走る電車で到着(飯塚から30時間以上経過)
・赤い駅舎は青空によく映えます

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<写真2:山の上のマタロ病院
・通学は徒歩40分の上り坂
・振り返ると、ともに登る朝日が刻一刻と表情を変えます
・駐車場にはヤシの木(上を向いてるとまるで海辺)
・TMS経験しました。目や鼻に走る刺激感が何とも言えません

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# by res81 | 2019-02-05 14:48 | 学会・研修会 | Comments(0)

日経メディカル連載「誤嚥性肺炎、診療の知恵袋」

こんばんは。
新年もすでに3週間が経とうとしています。

先日、呼吸器病センターの新年会で「えんげ姫」の称号をいただき、大喜びのスタッフです。

誤嚥性肺炎について、当科発信の連載を紹介させてください。
さいきん始まったかと思えば、今回でとうとう最終回です。

正解を示すには、まだまだ私たちも道半ば。
日々のもやもやとどう向き合っているかを、恥ずかしながらも大公開しています。

皆様はどうされていますか? ツッコミを入れながらでも、考えたり話し合うきっかけになればなによりです。


# by res81 | 2019-01-22 19:36 | 科の紹介 | Comments(0)

生物統計復習①

明けましておめでとうございます。

スタッフのTBです。

年末にふとICR臨床研究入門(https://www.icrweb.jp/icr_index.php)を見直したところ、やはりすごく勉強になりました!
生物統計の復習を少しずつしてみようと思います。
このシリーズでは、エッセンスのみ書き記して行きます。

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生物統計復習①
「データのまとめ方と統計手法」

A.連続データ
 要約法:ヒストグラム,散布図
 群間比較法:t検定,Wilcoxon検定
 モデリング法:重回帰分析

B.2値データ
 要約法:分割表
 群間比較法:χ二乗検定,Fisherの直接確率検定
 モデリング法:ロジスティック回帰分析

C.生存期間
 要約法:Kaplan-Meier曲線
 群間比較法:Log-rank検定
 モデリング法:Cox回帰分析
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当たり前ですが、まとめてみるとこれだけですね。

今後少しずつですが、各々について解説していきたいと思います。



# by res81 | 2019-01-06 17:08 | 統計 | Comments(0)